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2019-04

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お笑い賞レース連動企画「見るべき芸人10選」

夏から始まったキングオブコントに続き、今はM-1グランプリが熱い!
でも、賞レースがテレビ放送されるのは決勝だけ。
それだけじゃもったいない。
もっとお笑いを楽しむために、今年注目すべき芸人をコント、漫才それぞれ10組選出した。



コント



マッハスピード豪速球
mahha.jpg
毒のあるコントが持ち味だが、それだけではないのが彼らの強み。
コントの中に「毒」は必ず含むけれど、その「毒」は必ずしも誰かの悪意ではない。
日常の中に少しだけ狂った人が紛れ込んでいて、善意が善意として機能しなくなっていく。
そんなどうしようもない現実をコントに作り込めるガン太の人間観察力と、常識人だからこそ狂人を演じさせると光る坂巻。
まさにコンビだからできる芸だ。



ばんどーら
banndora.jpg
ネタ1つ1つで全く色が違う、多彩さが強みのコンビ。
解散&再結成を経て、やっと円熟味が出てきたアラサーの二人。
教師と生徒、医者と患者、場面設定は決して突飛なものではない。
その日常的な風景からコントへの自然な飛躍に注目してほしい。
ネタを作るのは森、ツイッターで告知や集客をするのは安原。
小道具制作の話など、舞台裏ももう少し見てみたいコンビである。




キャットストリート
catst.jpg
貫禄ある見た目の小寺、童顔の野々部。
ネタ内でも兄と弟、会社の先輩後輩、教師と生徒など、常に年上役を小寺、子役や年下役を野々部が演じている。
野々部は発声も独特で、子役は毎回見事にはまっている。
しかし二人は同い年のコンビである。
ここまできっちりと年齢差を演じ分けるのは、しっかりとした演技の支えがあっての事。
野々部は歌唱力も豊かであり、今後のコントの幅の広がりに期待したい。


バスターキートン
ユニットから始まったまだまだ若いコンビ。
学校、同窓会、裏社会。
ネタ1つ1つにまだ共通性はあまり見当たらない。
模索している途中なのだろうが、そのどれもが高い水準で作られているという驚き。
藤野の女装も必見である。



ニコ
nico2.jpg
人が死ぬコントを作らせたら右に出る者はいないだろう。
「テレビでできる」ネタは少ないが、テレビでできないネタならなんでもござれの彼ら。
高校時代の同級生コンビゆえに息もよく合っている。
ネタは完全に榊原主導。
しかし榊原の演じる「異常な人物」は加納がいて初めて輝く。
トークライブなどにも意欲的で、同期のまとめ役ともいえるコンビだ。


くりーまてんぽ
cream.jpg
おそらく今回の掲載者の中の最年少である。
とにかく成長が早い。
数か月ごとに別人になったかのような進化を見せてくれる。
生のライブの醍醐味はこういう若者の伸びてゆく姿を間近に見られることだと改めて感じた。
ネタはまだ色が定まらず、台詞の作りこみ方もベテランに比べたらまだまだだ。
しかし、それを補って余りある将来性を彼らには感じている。




や団
今回掲載者の中で唯一のトリオ。
1人多い分、世界を広げることができる。
その広い世界を縦横無尽に使いこなしたコントが印象的だ。
ボケやツッコミという概念では区分できないようなフォーメーションのネタが多い彼ら。
奥行きの深いコントは観客の妄想力をも刺激する。
是非彼らの世界にどっぷり浸ってみてほしい。



コーヒールンバ
言葉選びのセンスにかけては天才的である。
女装の「さちこ」の見た目は衝撃的だが、決してそれが笑いのメインではない。
見た目に惑わされずしっかりネタを味わうと、一つ一つの単語が本当にぴったりである事に驚かされる。
男女の色恋を描いたネタは特に秀逸。
奥深いコントは何度見ても飽きない。
唯一残念なのは、彼らのコントは男女の機微を見事に映しているのに、観客の恋愛に良い影響を与えることは一切なさそうな事である。




ノオト
note.jpg
風刺を意図しないネタに、ほんの一滴たらされた風刺のエッセンスが印象的な彼ら。
2人ともかなりの長身で、それゆえ子役のネタはあまり作っていないようだが、それ以外はなんでもありである。
お爺さんから妖精まで、リアルに演じきってしまう。
存在していない大道具が目の前に見えてくるような演技をするのだ。
漫才もやらないわけではないが、彼らの「本業」はコントと言って差し支えないだろう。
押しつけの一切ない風刺の品の良さを堪能してほしい。




電撃ブリッツ
ネタの構成の基本は「異常者と常識人」の対比だ。
ある種漫才の「ボケとツッコミ」に近い役割分担である。
彼らのコントは異常者は決して主役ではなく、常識人は決して異常者の引き立て役ではない。
2人が対等で、どちらも揺るがず立っているからできるコントである。
異常者を演じられるのは真の常識人だけだ。
あれだけの異常者を作り上げるクレバーな彼らの今後に期待したい。




漫才


ピーマンズスタンダード
piimam.jpg
大阪弁でありながら、おっとりとしたテンポ感、紳士的な口調。
一人称の「僕」はそれなりに見かけるが、二人称が「君」というのは相当珍
しいのではないだろうか。
システマという特技でテレビに出たりと、ネタ以外で注目を浴びることが最近増えてきた彼らだが、もちろん本業はネタである。
コントも面白いが、漫才の時の発想の独自性が素晴らしいので漫才部門で取り上げた。
妄想もしくは超理論が起きる漫才も多いが、ネタの作りが丁寧なので観客を置き去りにする事がない。
様々な意味での「丁寧さ」が強みの円熟味のあるコンビである。





ドドん
dodon.jpg
元バンドマンのツッコミと、現役お坊さんのボケという異色のコンビ。
全てが「柔らかい」のが魅力だ。
「僧侶」や「坊主」ではなく、「お坊さん」という表現もそれが反映していると言えよう。
決して人を傷つけない笑い。
穏やかで、決して「お坊さん」の品位を損なうような言動はしない。
ツッコミで殴るなどもってのほかである。
何せ「お坊さん」である石田の一人称は常に「私」だ。
対する元バンドマンで長身の安田も石田の事は常に「あなた」または「石田さん」と呼ぶ。
テレビに出しても、彼らなら家族全員で見られる番組を作ってくれるだろう、そんな安心感が強みのコンビだ。





ホタテーズ
hotate.jpg
「クズ」を前面に押し出したボケの後藤(通称ぶーちゃん)、ツッコミでありながら一切相方を制御できない川口。
ボケを一切制御できないツッコミ、もしくはボケのワンマンに見える彼らだが、そんな単純ではないところが強みだ。
後藤は川口曰く「クズ」ながら、タカる対象は家族のみ、呼び方も「お母さん」や「おばあちゃん」、決してババア呼ばわりなどしない。
さらに相方の川口に対して以外は常に一人称は「僕」であり、端的に言うと「無邪気」だ、
小学生の男の子が体だけ大きくなったかのような雰囲気を持つ。
川口も相方をクズと呼びながらも、憎めない。
後藤は見事なまでの天然人たらしである。
その人たらしぶりを引き立てる川口にも注目してみてほしいコンビだ。



ペンギンズ
2人とも別のコンビで長く活動し、実績も残してきたベテラン。
お互いのコンビを解散後、組んでから事務所の再所属までも早かった。
ボソッと呟くようなツッコミ、まくしたてるボケ。
やっていることは決して特殊な事ではない。
前のコンビでの役割ともほとんど変わっていない。
しかし、10年前から組んでいるかのような安定感があり、組んだ当初から観客がハラハラするような出来のネタは1つもない。





セバスチャン
ネタの構造が「巧い」以上に「綺麗」というべきコンビ。
複雑な伏線を貼ってみたり、劇中劇ならぬ漫才中漫才をしてみたり。
斬新なアイデアを次々打ち出す、多彩なネタが瓜のコンビだ。
その分、どうしてもネタの構造が複雑になるのだが、一切危なげなくそれをこなしている。
幼馴染だからこそできる阿吽の呼吸が複雑な構造の漫才をガッチリと支えているようだ。




三日月マンハッタン
沖縄出身のコンビで、ここにだけ「沖縄時間」が流れている。
ゆったりとしたテンポ、首をかしげながらのツッコミ。
身構えずにみられる、穏やかな漫才だ。
しかし意外にもネタは緻密。
笑えるだけでなく、「お~」と感心できるネタを堪能できる。




おしんこきゅう
osinko.jpg
彼らにキャッチコピーをつけるなら、「見た目はヤクザ、心は乙女」だろうか。
身長差のかなりあるコンビで、大柄な湯浅は「ヤクザみたいなの」と相方の藤原にいつも紹介されている強面。
しかし好きなものは少女漫画と西野カナという乙女だ。
見た目と中身のギャップをネタにするコンビは多い。
しかしこんなに「可愛い強面」はほかにはいない。
「ヤクザ風」に作った表情が一瞬にして崩れて、大好きな可愛いものについて語りだす瞬間は必見だ。




パンダユナイテッド
小柄な男性2人のコンビで、見た目はまるでマスコットである。
ネタの冒頭、いわゆるつかみの部分で普通はまず自己紹介をする。
しかし彼らが最初にすることはマイクを一番下に下げる事である。
小さいのだ。
前が女性コンビの時ですら、彼らはマイクを下げている。
そんな小さい彼らのパワフルな漫才に注目だ。




ちょむ&マッキー
彼らはとにかくわかりやすい。
いや、こちらがわかろうとしなくてもわかる。
派手な衣装、ギャグがちりばめられた漫才、大袈裟な動き。
人生初のお笑いライブだ、という人を連れていく時、彼らがいると安心する。
初心者にこそ、普段ライブに行かない人にこそ、彼らはウケる。
彼らのネタを「わからない」という人を見たことがない。
お笑いライブの裾野を広げるため、彼らには今後も頑張ってもらいたい。





錦鯉
昔ながらの漫才のような風格を持ちながらも、どこか新しい。
揃いのスーツ、わかりやすく面白そうな見た目、立ち居振る舞い。
ネタも非常にシンプルな構成だ。
多くはボケの「~~やってみたい」が全くできていない、というよく見かけるアレだ。
いわゆる「焼き鳥の塩」のようなもので、素材の味と職人の技術だけが頼りの形式。
そのごまかしの利かないジャンルで、「これが技術でござい」と一切観客に押し付けることなく勝負している彼ら。
間違いなく彼らは一流である。







ここからは決勝進出経験者、いわゆるファイナリスト達。
殿堂入りという扱いで10組とは別枠で紹介しよう。


メイプル超合金
喧嘩すれすれの空気になるようなかけあいの後、「ぶぱぱぶぱぱぶぱぱ~」で通常進行にもどる。
「本当は仲悪くないからね」と観客を安心させる様は非常に現代的と言えよう。
ウケること、視聴者に楽しんでもらうことに真摯かつ貪欲に取り組んだ結果の今のスタイル。
1人ずつのキャラクターも、コンビになった時の世界観も愛されるテレビスターにあっという間に駆け上がった。



馬鹿よ貴方は
自由なようで緻密な漫才、こういう「矛盾」を押し出したレトリックにはもう手垢のついた感がある。
しかし彼らはまさにこの「矛盾」を内包したまま完成度の高いネタを作り上げてきた。
「地下芸人」を自称する芸人たちの希望の星となりながら、決して「地下芸人」を見下すでもなく手を差し伸べるでもなく、飄々と芸能界を泳いでいる。




だーりんず
彼らのコントでは「ソファー」がよく登場する、と彼らの後輩があるライブで語っていた。
あのハリウッドザコシショウも立ったびーちぶのステージでの話である。
彼らはソファーに並んで座るような、近い関係、深い仲の二人を演じるコントが上手いのだ。
赤の他人のすれ違いの面白さももちろんあるが、彼らのような深い関係性の役を演じてこそ輝くコンビも魅力的である。




テレビに出てくる完成したスターも面白い。
しかしライブには、未熟ながら大きな可能性を秘めた芸人がたくさんいることを忘れないでほしい。
数十人キャパのライブハウスで、小さなスタジオで、公民館の会議室で、時には路上で、彼らは日々切磋琢磨している。
ネタだけでなく人間ドラマも楽しめる一石二鳥の空間にぜひ足を踏み入れてほしい。





今回はネットコラム形式のため芸人さんは全員敬称略。
ほら、ナ〇リー的なの真似してみたかったのよw
次回から普段通りにもどります。
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プロフィール

朽葉

Author:朽葉
このページの管理者、朽葉。
とにかく生のステージが好き。
お笑いメインに、芝居、宝塚と西へ東へ。

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