FC2ブログ

2019-07

ラスティングノートはしみじみと@ラバボーズ単独ライブ「味のオノジマ、香りのヨコタ」

ラバボーズさんの単独ライブ、去年の年末のゲラゲラチャンピオンシップのご褒美ライブ。
味の小野島、香りの横田は前回の単独ライブで決めたキャッチコピー。

香り=薄っぺらいというイメージ、と横田さんは事前インタビューで答えているけれど。
実は香りというのはトップノート、ミドルノート、ラスティングノートと変化していく重層的なもの。
横田さんの「香り」は常に変化していき、見る人の心に合わせて形を変える。

一方で実は味というものは見た目と匂いに左右されているもの。
目隠しをしたり、鼻栓をすれば、同じように味わうことはできない
小野島さんの「味」も、最もよく味わってもらえるよう整えて提供されているからこその味。


そんな彼らは実は大学の同級生、大学のお笑いサークルで結成されたコンビ。
十代を共有した仲って、特別だよね。



単独なのでネタだけではなく、映像も当然入ってくる。
オープニングは一世代前のゲームテイストな画面。
シューティングゲームの機体に乗る二人とかね。
その背景に流れるゲーム音楽。
それの編集をしたのは、スコッチさんだ。
エンドクレジットにちゃんと名前出してくれてるのね。
そんな小さな「ほっこり」がうれしい。





さて、そろそろネタの感想に入ろう。
コント3本?(1本はほぼ歌ネタ)、漫才6本(うち1本はオープニング漫才)。

先に漫才の方から。

オープニング漫才は「テンションの高い接客が苦手」という小野島さんの言葉が起点となる。
居酒屋、服屋、ディズニーランドのジャングルクルーズ。
漫才としての構成の妙はもちろんある。
だけどまずはテンションの高い接客をする横田さんが面白い。
いそうでいない感じが。
小野島さんは「こういう接客を楽しむには自分もそれ以上のテンションで行けばいいんだ」と発見したらしい。
テンションの高い小野島さん。
本人的にはテンションは「高い」。
はた目には…w



公式タイトルは「そこで…」という漫才。
小野島さんの記憶法に突っ込むネタ。
Jpopの歌の殆どはAメロBメロサビを繰り返すのだが、曲によってはCメロもあるわけだ。
そして聞きかじっただけの歌は基本サビで記憶されている。
しかし小野島さんはそんな普通の記憶法なんかしない。
Cメロで曲を覚える。
このネタの面白いところはここから反転するところ。
「じゃあ小野島さんが覚えてるポイントがCメロなのか?」と。
A、B、CとくるとどうもCは格落ち感が否めないため、「いやコレがCメロって失礼だろ」なんてなったりして。




ボランティアを始めた小野島さんのビフォーアフターの漫才。
横田さんはツッコミのはずだ。
ツッコミというのはボケの言動を斬っていいはずだ。
なのに怒涛のフォロー。
しょぼんとした小野島さんに焦る横田さんがなんとも可愛い。
横田さんの小野島さんへのある種の「片思い」が彼らの良さ。
大型わんこ横田さんの魅力がバシバシ伝わってきて、ネタに笑うだけじゃなく萌えてニヤける一本。
最高のファンアイテム、ご馳走様です。




次の漫才は小野島さんは衣装じゃなく私服で登場。
サブカル男子感全開。
下北感と言い換えてもいい。
お笑いをやるとしたら、理解不能系シュールボケだろう、と誰もが予想する風体。
漫才としてのシチュエーションは不動産屋。
それで繰り出されるボケはというと…
万人の予想を裏切るクオリティ。
横田さん調子狂いまくり。
このネタでの横田さんのキレを「キレた」と捉えるか「逆ギレ」と捉えるかw




次の漫才は「クイズをしよう」と横田さんが言いだし、小野島さんが当てたがる。
クイズは「一番売れてる漫画は?」的な。
応えは順当にワンピース。
でもね、この前の漫才が「サブカル感全開の小野島さん」だからね。
小野島さんがワンピース読んでたら嘘でしょうw
全然答えを出せずにいろいろブレていくのが逆にしっくりくる。
小野島さんが苦し紛れに出す答えの1つにエロ漫画が入っているのだが、それに対する横田さんの密かな食いつきが笑える。



最後の漫才は「リコーダーを舐める小野島さん」。
…最後の最後にとんでもないモノ放り込んできたな。
しかもだ。
コレ、ボケとツッコミ反転してる?!
小野島さんは小野島さんだし、横田さんは横田さんのままなのに。
グイグイ来る横田さんに小野島さんが引いている、というパワーバランス。
そもそも「リコーダー舐めに関する心残りをタイムスリップで解消しよう」という前提だけでも「何を言ってるのかわかりません」だからね。
ただ「小野島さん大好きな横田さん」が大好きな私としてはこれはもう…
幸せ。
変態だとか犯罪だとかそんな事はうっちゃって、涙が出るほど笑った。





そしてコント。
最初のコントは土方スタイルの横田さんにまず萌える。
小野島さんはスニーカーショップの店主。
趣味性の高い品ぞろえのこだわりのお店のようだ。
そこのディスプレイ品、店主は売る気のない一点ものに目を付けた横田さん。
店主は「ふさわしい人が来たら売る」というので、横田さんは欲しい理由を語りだす。
ケガをしてリハビリに耐えた弟にプレゼントしたいのだと。
それじゃ納得しない店主。
しばらくは二人の売って売らないの攻防。
しかし横田さんが懐事情を明かすと風向きは一転する。
小野島さんがゴマをするとこうなるのか。





次のコントは半分歌ネタな感じ。
アニメの主題歌、という設定で歌う二人。
博士役で爺さんに扮装した横田さん、アコギ持って弾き語り。
アニメの主役を演じる小野島さん。
その「主役」は「ホルモンちゃんくん」。
ヒゲとおっぱいが特徴。
「ちゃんくん」でわかる通り、彼は両性具有。
いくら昭和のカオス期でもさすがにこれは…w




3本目のコントは引きこもりの横田少年と小野島母。
アフロな小野島さんに、ナチュラルな白Tの横田さん。
横田少年はヘッドフォンをつけ、オリジナルソングを歌いだす。
そこにだんだん母がドアをノックしていく音がシンクロしていく。
オフ・ブロードウェイのSTOMPのような雰囲気。
アフロな母からは想像もつかないスタイリッシュな時間。
この路線でもう何本か見たいなあ。
横田さんオリジナルソングがロックというよりフォークだったことには言及しない方がいいんだろうかw




最後は映像編。
基本的に今回のコンセプトは「横田さんの邪魔をする小野島さん」。
履歴書を書く、カレーを作る、漫画を描く。
履歴書では横田さんは50代のオッサンにされ、写真に落書きされ。
カレーは生姜を丸ごと1個放り込まれ。
漫画は水ぶっかけられてビシャビシャに。

あ、漫画は「ホルモンちゃんくん」ね。
とんでもない画伯っぷりだったけどw

横田さんが小野島さんに「あっち行ってろよ」と心底ウザそうに言うわけだが。
普段の片思い横田さんとのギャップがすごい事になっている。

ちなみにこの映像、小野島家(新婚)で撮ったらしい。
新居でグラスの水をこぼすとか…
単独は文句なしの晴れ舞台。
当然奥様もいらっしゃってるわけだ。
さて、あの後どうなったこのやらw



エンディングでは「しみじみ横ちゃん」なんて言い出して小野島さんに甘える横田さん。
映像とは打って変わって横田さんに厳しい小野島さん。
チケット販売の裏話も聞けたりして。
そして終演後、フライヤーのデザインを使ったブロマイドをお見送りで配ってくれるという。
幕が下りた瞬間、ダッシュでロビーに向かう二人の背中が誇らしげでね。
そのお見送りの時の写真がこちら。
rababo.jpg

本当にお疲れさま。
関連記事
スポンサーサイト

トラックバック

http://kutibakareha.blog117.fc2.com/tb.php/799-beb548d8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

小林がいっぱい@関東ゲラゲラBLONZE «  | BLOG TOP |  » リリリニューアルオープン@ピンのピン

プロフィール

朽葉

Author:朽葉
このページの管理者、朽葉。
とにかく生のステージが好き。
お笑いメインに、芝居、宝塚と西へ東へ。

朽葉姐さんとコンタクトを取りたい方はツイッターID「renrenren12」へ。
http://kutibakareha.blog117.fc2.com/blog-entry-479.htmlのみ、BBS目的にコメント欄公開中。

最近の記事

カテゴリー

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

最近のトラックバック