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2019-04

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オラオラデビュー@『Shakespeare 〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』『HOT EYES!!』

天才の苦悩、というテーマはいつの時代も魅力的だと思う。
モーツァルト!というミュージカルを大昔に見た時の事を思い出したりもして。


シェイクスピア@まぁ君は夢見る野心家。
凡人だとこの2つはなかなか両立しない。
だけどシェイクスピアは天才だから。
抱く野心が桁違いのスケールだから。
夢があるように見えるんだね。


だけど、私は天才シェイクスピアの物語としてよりも、家族が壊れていく物語としていろいろと感じた。


いがみ合う父と息子。
息子の夢を否定して、跡取りとして自分の夢に巻き込もうとする父。
自分の夢を守るため、父を拒絶する息子。

いつしか息子は育ち、今度は息子が父になった。
息子は息子なりに我が子を愛したけれど、仕事だけの日々の中で妻とすれ違い…
最後は我が子を失うことになる。

それだけじゃない。
息子は父を拒絶しながらも、成功した時、父の夢をかなえる。
それは復讐でもあり、感謝でもあり。

金を無心しにきた父親に、「父さんの嫌いな演劇で稼いだ金だ」と言いつつお金を渡す姿。
矛盾してるよね。
拒絶するならすればいいのにね。
でもできない。

親に対する思いっていうのは、好き嫌いだけじゃない。
親を選ぶことはできないから。
好き嫌いを超えた、理屈を超えた、特別に熱くて重くて面倒くさい感情がそこにある。


天才でも人間。
天才でも、御す事のできない面倒くさいものを抱えて生きている。
その普遍的な痛みには、きっと誰もが共感していたはず。

父親役の松風 輝くん、いい芝居する子だなあ。
今後に期待。
(風莉じんがいなくなった後、私は歌える父親役者に飢えている





それはそうと。
息子くん(ハムレット)、死んじゃうのがあんまりにもあんまりだわ。
もうちょっとどうにかならないものか。
史実との兼ね合いもいろいろあると思うけどさ~。

美穂姉さまは相変わらずの美貌と歌声と、そして貫禄。
伶美 うららちゃん、まかぜ君との並びが素敵。
美人さんだなあ…
「気が強いんだけど内助の功」タイプの芝居がこんなに似合うとは。

そしてそして、まかぜ君よ!
今回すごいよかったわ。
まかぜ君、さすが星組育ち。
大袈裟な貴族のコスチュームが映える。
新公主演前後のまかぜ君のヘタレっぷりを見てきただけに、今回のオジサマ系まかぜ君にはもう親心で感動。
父上に「私が責任を取ります」って言った瞬間のカッコよかったこと!





最後にストーリー全般の話。

田舎で夢を否定されくすぶっていたシェイクスピアは、貴族の若様に見出されてロンドンへ。
仕事にかまけて家族が上手くいかなくなり息子を失い、自身も処刑されかける。
恩赦のための御前芝居で妻が協力してくれて大団円。

実はストーリーは3行にまとまってしまうw

萌えはあるのよ。
コマちゃんとまぁ君の一瞬の友情シーンなどなど、細かい美味しいシーンは結構ある。
田舎のシーンでの友達とワイワイやってる少年シェイクスピアも良し。
ただ…ストーリーは平板だなあ。
久しぶりの宙組で、まかぜ君やら若手の子やらを眺めてるだけでも飽きないような状態だったから楽しんだけど。

そしてまたまた「夏の夜の夢」が劇中劇で登場。
ファントムで見て、「夢-シェイクスピア」で見て、アンダーステディにも出てきて。
PUCKは夏の夜の夢そのものだし。
…いやコレ全部見てる私がどうよ、って事でもあるんだけども。
一度すべてのオーベロンを並べてみてほしいと思ってしまった。
スカステの企画でどうよw






そしてショー。
今まで宙組ってオラオラ系の印象は皆無。
爽やかだけど色の薄い組だった。
それが今回は。
ラッパ袖の衣装でオラオラしてるのよ!
花組育ちのまぁ君がいい影響を与えてるのね。
まぁ君は花組育ち、まかぜ君は星組育ち。
どちらも比較的濃い組、ちょいワルを得意とする組。
さわやか宙組との差は大きい。

その二人がこんなに馴染んで宙組の子になるなんて。
そしてそれがこんな化学反応を起こすなんて。

トップが変わって組カラーが少しずつ変わっていく。
それがいい方向への変化だと本当にうれしいわ。
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このページの管理者、朽葉。
とにかく生のステージが好き。
お笑いメインに、芝居、宝塚と西へ東へ。

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