FC2ブログ

2019-09

人は皆誰かのストーリーを生きている@壮一帆ファーストコンサート

えりたんのファーストコンサート。
ダンサーの若い男の子2人従えて、歌手付きバンドの生演奏が後ろに控えてて、ゲストも来て、村井 國夫さんもパパ役で出演。
宝塚の歌も、ミュージカルの歌も、ポップスも、小芝居もある公演。


久しぶりに見るえりたんはちゃんと女優になっていて、安心したような寂しいような。
歌は有名な曲が多かったし、えりたんらしいマリンテイストの衣装もあって大満足。


だけど、今回書きたいのは小芝居の事。




村井パパとえりたんは田舎で父娘2人暮らしという設定。
えりたんは「歌ったり踊ったり芝居をして生きていきたい」と望むけど、それを認められない父親。
ある日えりたんは置手紙一枚残して都会へ旅立つ。

時は流れ、えりたんは実家には戻らないものの年賀状や手紙は出すようになっている。
でもその返信ができない父。
意を決して手紙を書き始めるところから芝居スタート。

「拝啓、娘へ」
書き出しだけでひとしきり迷う父。

手紙を朗読してるとえりたんが出てきて、歌い踊るシーンがいくつかあって、芝居は佳境に入る。
ここが私には痛くて、泣きそうなのに泣けない、感動よりリアルな何かを感じた。

「父」は娘に応援してる、頑張れよ、と何度も書く。
一方で「自分の人生をまっとうしてほしい」、「お前に必要なのは九時五時の仕事をこなす体験」、といい挙句「地元に帰ってきて俺が紹介する教員の仕事をして、場b尺に付き合ってほしい」と言い出す。
そしてそれに従った娘には「結婚を~」。

反対してない、応援してる、その気持ちにも嘘はないんだろう。
でもこの「父」は自分のストーリーの中にいる娘しか受け入れられない。

娘もその事に気付いてしまう。
「私はお父さんの理想の娘になれている?」
その一言を言う瞬間のえりたんの顔が何とも言えず切ない。


気付いてしまったらもう、戻れない。
気付く前の自分、頑張ればいつか父と分かり合えると思っていた自分には二度と戻れない。




親が自分を見ていないことに気付いてしまうのは、さみしい。
私の父親もそうだ。
父親の中で作り上げられたストーリーが既にあって、私の行動はそこに必ず当てはめられてしまう。
そのストーリーから外れることを父親は反対はしない。
口では応援するよ、頑張れよという。
しかし。
本当はあれがむいてると思うよ、母親もあれを望んでるはずだよ、と折に触れて言われるのだ。

真綿で首を締める、というのはまさにこういう事なのだろう。
反対してくれれば、喧嘩もできるのに。
ぶつかることができないまま時は過ぎ、おそらくはもう修復できないところまで来てしまった。

そんな自分とえりたん演じる「娘」がかぶってしまって、もう何も言えなくなってしまった。
感動、そんな気持ちいいものじゃない。



感動というのは他人事であると同義だと、今更ながら思い知らされた。
感情移入しきった先にはもう感動じゃない、リアルな痛みがそこにあった。



ラストシーン、えりたんは白シャツにジーンズ、屈託のない笑顔で舞台に飛び出してくる。
きっと、「父と分かりあえない」事をきちんと消化して納得して前に進んだんだ。

私にはまだその日は来ないだろう。
まだこの先もずっと、自分の描くストーリーと父親の描くストーリーの狭間でもがくんだろう。

いつか、ラストシーンのえりたんのような晴れやかな顔をできるようになりたい。




ただこれはあくまでコンサート!
芝居だけやっていたわけじゃない。
合間にゲスト出てきたりするしね。

石井和孝さんのグイグイいく感じがなんとも言えない。
えりたん頑張れw

ゲストのシーンはえりたんがスナックのママに扮する仕様。
カラオケでデュエットしてみたりと自由だなあ。

デュエットと言えば、ミーアンドマイガールつながりで村井さんともデュエットしてたね。
シャルウィーダンス、笹船の歌と宝塚時代の歌も多くて満足。
そしてあのセーラー仕様のショーパンスタイル!
いいなあ…
脚長いっていなあ…





私も本当はペンライトふって参加したかったよ!
よ~く考えよ~お金は大事だよ~(古
関連記事
スポンサーサイト



トラックバック

http://kutibakareha.blog117.fc2.com/tb.php/676-8be0e4a7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

キングオブコント特集! «  | BLOG TOP |  » お子様OKなネタは誰だ@あさがやプロットライブ~七夕祭り特別編~

プロフィール

朽葉

Author:朽葉
このページの管理者、朽葉。
とにかく生のステージが好き。
お笑いメインに、芝居、宝塚と西へ東へ。

朽葉姐さんとコンタクトを取りたい方はツイッターID「renrenren12」へ。
http://kutibakareha.blog117.fc2.com/blog-entry-479.htmlのみ、BBS目的にコメント欄公開中。

最近の記事

カテゴリー

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

最近のトラックバック