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2019-04

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歌は芝居@ゴールデンソングス

梅芸プレゼンツのゴールデンソングス。
ほとんどの作品が分かることに驚愕しつつの観劇。
本来はとうこちゃん目当てだったはずなのだけど、豪華すぎて目が2つじゃ足りない。


まず、モーツァルト!が素晴らしかった。
ゲストに一路さんが出ている回は「星から降る金」まであるから特に完璧。
モーツァルト!ってただの天才一代記じゃないのよ。
才能を巡って歪んでしまった家族の物語なの。
みんな少しずつ歪みを持っていて、だから傷つけあうとわかっていても離れられない家族の物語。
最近アナ雪なんか流行っているけど、それよりはるかずっと前から「人と違う才能を持った子供」「普通の子供」「子供を受け止めきれない親」の物語は存在していて、「ありのままの僕を愛してほしい」なんて歌詞まであったのよ。
私がこの作品をミュージカルとして見たのは随分と前で、まだティーンエイジャーだった頃。
思春期ど真ん中の頃には見えなかったもの、感じなかった痛みを今は感じている。
星から降る金、は特にね。
「王様は息子を愛していた」、この1行の重みが違って聞こえた。
上手く愛せない、ってあるんだよ。
愛してるんだけど上手く言えない、じゃないの。
「上手く愛せない」のよ、そしてこの状態は愛せない本人が愛されない子供と同じかそれ以上に苦しんでいるの。
本当に重い、けれど真実味のある歌だと思う。




そして名作中の名作、エリザベート。
何回見ても違う物語が立ち上がってくる、奥の深い物語。
エリザベート(シシィ)の孤独。
フランツの自分の気持ちと立場と育ちの狭間での苦しみ。
ルドルフの渇望。
シシィの親としての決定的な未熟さ。
ゾフィーの責任感と強さ。
シシィの両親の持つ歪み。
この話もある意味家族の物語なのよ。
ルキーニは狂言回し、トート閣下だって人の感情にまでは手を出せない。
家族の物語って、男女の恋愛よりずっと深くて、ずっと痛い。




本当はファントムだって親子愛の歪みが根底にはあるんだな、と。
エリックの渇望が痛い。
今回はズンコさんがベラドーヴァで我が息子よ~と歌っちゃうものだから、余計に。
エリックが渇望したけれど受け取ることのできなかった母の愛が表現されているから、余計に痛い。




ロミオとジュリエット。
これは城田優ゲストバージョンが最強すぎた。
ティボルトの歌がしっかり入ると、作品が立ち上がって来るのね。
ティボルトって多少年嵩ではあっても「少年」なんだってことを城田ティボルト見て思い出した。
私が見た雪組版ではとおま君の大人ティボルトだったからね。
本来ならロミオ、ベンボーリオ、マーキューシオとティボルト4人組で仲良しカルテットだったかもしれないんだ、と。
そう思うとより悲劇的になる気がした。
世界の王は名曲。
若者のエネルギーっていいよね。





絹の靴下ってさ、今の女性にすごくリアルなテーマ。
キャリアを積むこと、その為に戦うこと、女性であること。
その葛藤って誰しもあるものだから。
潔く女である樹里ちゃん演じる女優、女になる事を躊躇するわたるさんのヒロイン。
割り切って女として輝く樹里ちゃんの役の歌は聞いていて気持ちがいい。






出演者語りを。
マテ・カマラス最高!!!
前回来日した時よりふくよかになっているのだけど。
逆にリアルな体の厚みがなんともエロい。
大きな手、厚みのある体、オールバックにして後ろで結んだ髪。
色気爆発。
目が離せなくなったわ。
ハインリッヒ(MITSUKO)の時には穏やかで爽やかなのに。
トートの時のエロさ、肉食ぶりがもう。





とうこちゃん、一路さんと仲良しぶりが可愛い。
アイーダの歌も安定してるし。
チェスは今度ミュージカル版やるのよね。
楽しみ!






わたるさんのチャイナドールのダンスが絶品だった。
出番前に筋トレでパンプアップしてから踊るらしいよw






彼方くんやアッキーが大人になってて感激。
アッキーいい男になったなあ。




ミュージカルの歌を連続で聞いて、つくづく思うのは歌は芝居だという事。
誰がどんな気持ちで歌ってるのか、それって本当に大切。
ミュージカル的な手法を使うなら、アナ雪の「ありのままに」はエルサだけでなくアナかオラフにも同じメロディ違う歌詞で歌わせるべきだったのよ。
そういう対比が作品を深くするの。
エリザベートでプロポーズ受けて幸せ絶頂の時の歌と、夫婦のすれ違いが取り戻せなくなる時の歌が同じメロディであるように。


コンサート形式で、基本的には本人の持ち歌だけを歌うことになっていたから仕方ないのだけれど、「作品」を感じるためにはある一定の曲数は必要だな、と思った。
ティボルトのいないロミオとジュリエット、エリックのいないファントム、星から降る金のないモーツァルト!はどうしても薄くなってしまう。
それは役者の力量ではどうしようもない部分でね。
そういった意味で、城田優&一路真輝バージョンが最強だった。
必要な曲が全部入っている感じでね。
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