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2019-04

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オネーギン

けいこちゃんはどうも原作にする作品を選ぶセンスがないようだ。
今回もイシちゃんの役がどうしようもなさすぎる。
イシちゃんだから結構どうにかなってるけど、主役が最後に女に連続して振られるとか、かなりあり得ない展開。
ここは宝塚だってのにw
リサリサちゃんの女優ニーナもみみちゃんのタチアーナもかなり良い女なだけにオネーギンがイタイ…
「昔冷たくした女がいい女になってたから、今も俺に惚れてるはずだと思って声をかけたらふられちゃった」ってどうよ?
駄目男過ぎでしょ。
しかもそれを2連続でやらかすってさぁ…

結局のところ、この作品のあらすじは
女優をメインに多くの女にモテモテの享楽的な生活を送るオネーギンは田舎に呼び戻される。
田舎で退屈したオネーギンは幼馴染の婚約者の姉といい感じになるけど、「あの子は自分には純粋過ぎて釣り合わない」と好きなのにふっちゃう。
姉に諦めさせるため婚約者の方とイチャコラしてみたら、婚約者の方がマジになっちゃったから、幼馴染と決闘したら幼馴染死んじゃう。
親友の縮れっ毛君は政治活動に首を突っ込んで田舎に行かざるをえなくなり、そこで亡命貴族のサロンに出入りしつつ若い貴族と革命談義。
そこでオネーギンの恩師の息子をオネーギンに紹介するも、オネーギンはあっさり協力を拒否。
恩師が逮捕されて、女に連続して振られて、恩師の言った「好機」が訪れたら革命に参加。
最後はみんなに見送られて幕。

けいこちゃんはロシア文学特有のデカダンな感じが好きなのかねえ?
ロシア文学って宝塚的じゃないんだよね、悪い意味で。
アンナカレーニナも結構あちゃちゃなことになってたし。
わかりやすい悪役もいないし、愛は綺麗なものじゃないし、誰もがもがきながら無様に誰かを愛していて、それでもいろいろうまくいかなくて、自棄になるけど自棄になりきれない。
そういうリアルな良さはオネーギンのストーリーの中にある。
だけど宝塚はファンタジー。
愛は綺麗なものであってほしい。
たとえ不倫でもw
けいこちゃんは文学的なものが好きな割には記号的な萌えにも案外反応している。
「幼いころ鮮烈な出会いをした貧しい少年少女が、成功者となって再び出会う、でもその時はもう遅く結ばれない」byマイディアニューオ-リンズ
「ツンデレの落ちぶれた女優と全てを包み込むマネージャー」「女優を目指すも夢破れる女の子とそれをずっと見守る男の子」byシニョールドンファン
「堕天使と盲目の清らかな美少女、堕天使が男を誘惑」by堕天使の涙
別に普通の少女漫画センスが理解できないわけじゃないんだ、単に文学を気取りたいだけ。
サイトー君とかイシダみたいに己の欲望に忠実な方が私は好きだw
だってその方が見ていてハッピーだもん。

人が作る物語にはその人が現れる。
弟の学園祭の素人芝居ですらそうだった。
「愛は癒し、だから愛を常に求めるのは甘え」って主旨のセリフがあったんだよね。
これは愛を与えられて育って、愛はなにかを与えてくれるものだと信じているある意味で無垢な子どものセリフ。
私にとっては愛は選択。
愛の代償として私は何を捨てられる?、そういう苦い選択。
ましてや弟の芝居でそのセリフを言うのは主君に命がけで仕える執事のセリフだった、愛によってなにかを与えられるなんて思っているとは思えない。
「愛」の描き方って言うのはおそらく全ての作品で存在する命題。
その愛が男女の恋愛とは限らないけれども、何らかの愛の介在しない物語なんて人を引き付ける力は持たないと思う。
だからこそ、愛の描き方は重要なわけで。
けいこちゃんは記号的な萌えと「文学」の皮で覆った抽象的な愛しか描けない。
これは作家として致命的だと思う。

それはさておき。
ヒロさんの歌が素晴らしすぎる。
つか、ヒロさんの歌が感動的すぎて泣いた。
オネーギンとワシーリーおじさん(ヒロさん)とセルゲイ(執事@にわにわさん)の3人の関係性が、この作品の中で一番人間味があって温かい。
正直恋愛要素要らないぐらいw

ただ女役さんはみんないい女だ。
リサリサちゃんの女優ニーナ、みみちゃんのタチアーナ、圭子姐さんの母上、サロンの運営者たる亡命貴族。
オネーギンみたいな駄目男にひっかかった過去を糧にしてしっかり生きてるタチアーナもニーナもステキすぎる。
二人とも今の自分の幸せ、周囲の幸せを冷静に考えて、よりを戻そうとするオネーギンを毅然と拒絶するの。
その冷静さ、賢さ、強さは本当いい女なんだけど、それだけにオネーギンはイタイ。

つかこのタチアーナ。
けいこちゃんの願望が歪んで反映されてそうで嫌だw
「若いころはお顔の可愛くてダンスの上手い妹がちやほやされるけど、賢く気品あふれる姉は最終的に大貴族の奥方におさまり社交界の花形に」なんてさw
けいこちゃんの恋愛観の歪みっぷりと上っ面しか見てなさ加減から察するに、けいこちゃんってまともに恋愛してないと思う。
「学園のアイドルをストーキングしてたら彼が美女と歩いてるの見て裏切られたと怒り狂う」ってなパターンしか経験なさそうだw

ひろみちゃんの役が二番手のはずなんだが、脚本があまりにひどすぎて、とおま君が二番手にしか見えない。
ろくに人物書き込まれないまま、いきなりブチ切れて決闘申し込んで死んじゃうんだもんなぁ…
そのブチ切れた理由は「婚約者が最後のダンスの相手にオネーギンを選んだから」
舞踏会における最後のダンスがどんだけ重要かなんて感覚的にわかんないよ、私ら日本人だもん。
今までみたいろんな作品から、それが重要なんだってのは知ってるけどさあ。
決闘申し込むほどの重大事だってのはどうもわからん。
しかもその決闘、酒あおって勢いで申し込んでるし、その酒煽ってるシーンもよく見ないとわかんないし。
この手の「感覚的にわからん」が多発すると話に入れなくなるから、少しそこらへんは気にしてほしいなあ。
とおま君の役が実はある実在の人物だってのがオチとして重要っぽいのでネタばらしはやめておくw
この役もろくに書きこまれてないんだけど、とりあえず理解不能な行動はとらない分だけひろみちゃんの役よりだいぶマシ。
真面目で使命感に燃える若者、って感じは良く出てたし、そこから「お前は生きろ」と言われてからの変化もちゃんと出せていた。
さすがとおま君、安心感がある。
革命目指す青年貴族ズはキラキラ感たっぷりで、いい感じ。
特に蓮城まこと君がいい。
オネーギンの恩師役のにわにわ氏、ド金髪のちょい崩したリーゼント。
こんな髪型めったにしないけど、金髪で下品にならないのはいいね。
私の好きなあの人やこの人ときたら…w

けいこちゃん節には閉口するけど、作品としては嫌いじゃない。
オネーギン家の人々にはなかなか妄想力も掻き立てられたしw
妄想できる芝居はいい芝居だw
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とにかく生のステージが好き。
お笑いメインに、芝居、宝塚と西へ東へ。

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