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2019-09

絹の靴下

見終わった後ハッピーなミュージカル。
本人の努力のたまものとはいえ、最近の樹里ちゃんに回ってくるお仕事はうらやましい限り。
今回も歌よし、キャラよし、ストーリーよしの三拍子。
ヒロインのわたるさんも反則のかわいさ。
真面目に考えたら厳格な共産党員のソビエト人ニノチカとアメリカ人スティーブの結婚なんて上手くいくわけがないけれど、エンディングだってリアリティにはかなり乏しいけれど、ハッピーなオーラに包まれるとそんなものは吹っ飛んでしまう。
ねずみさんは初めて見たけど、かなり実力のある人なんだと思う。
彼方君はラダメスだからまぁ顔なじみw

ニノチカ@わたるさんのかわいいシーンランキング
3位ブティックで何もわからず右往左往するシーン
  朝の6時に待ち合わせをするとハイテンションで決めるシーン
(同率3位。決められなかったんだもん)
2位スティーブ(ねずみさん)に初めて着たドレスを褒められるシーン
1位ボロフに「女性がレースやサテンを着ることに意味があるの?」と聞くシーン

お堅いソビエト女性でも、女はみんな綺麗になりたくてオシャレが好きなもの。
オシャレを嫌うのは何らかのトラウマでもない限りあり得ないことだったりする。
(オシャレの優先順位が低い人はそりゃ少なくないが)
1位のセリフは自分自身の心の声と、ソビエトの規範の間で揺れる表情がなんとも言えず。
その上「女性性」の芽生える瞬間にしかない魅力がきらめく。
女性は、女としての意識の覚醒する瞬間、その瞬間だけの揺らぎが何とも言えない魅力になる。
それが表現できる大人の女性ってなかなかいないんだけどね。
だいたいはそれは10代になる前に終わってしまう瞬間だから、その魅力にすら気付けないものだから。
三十路まで男役だった人だからこそ、自らの女性性の覚醒を客観視できたんだろうと思う。
とうこちゃんにもこの「女性性の覚醒の瞬間」を表現できる女性になってほしいんだけどねえ。
この前のコンサート見てると若干不安が…
わたるさん、あんなにデカいのに(つか相手役よりハッキリ大きい)可愛い。

ただ初めて選ぶドレスはあんな品のいいステキなやつじゃなくって、安っぽくてショッキングピンクでリボンでフリフリでもよかった。
でもってやっぱりドレスは似合わないと落ち込むニノチカ(わたるさん)にスティーブのねずみさんがあのドレスを渡す。でもって
「似合わないなんてことないさ。ほら、僕の選んだドレスを着てみてよ」
でもって見違えた自分にぽーっとなるわたるさん…
あ~~~~萌えだ、絶対萌えだ。
我ながら恥ずかしい発想だけど、これ絶対萌えじゃん。
初めてのメイクはたいていお化け化するようにw女に目覚めて初めて選ぶもんはひどいほうがリアリティあるんだよね。
そこから洗練されていく、または男にいいもん選んでもらって変身するっていうのは萌え。

さて、樹里ちゃんの役。
頭の弱いお色気女優の役、ジャニス。
なので髪色はかなり明るめ。
英語で「ブロンドの」は頭の弱い、って意味もあるからね。
そしてまあそのお色気でソビエトの作曲家なんかメロメロにしちゃうわけで。
頭の悪さも許容できてしまうコケティッシュな女性。
まぁその、バストはアレなんでセクシーさというのは本当「ムード」なんだなあと。
最後までどんでん返しもなく、おバカでエロい女優なんだけど、だけどこの作品には絶対必要かな。
ニノチカの対比としても必要だし、それ以上にボロフが魅力的になる。
発想はとんでもないし、最終的にニノチカとスティーブがモメた原因の映画の改変言いだしたのはジャニスなんだけど、なぜか憎めない女性。

彼方君筆頭のソビエトトリオは非常に人間くさくてよろしい。
綺麗な女に弱くておいしい食べ物とゴージャスなホテルにあっと言う間に染まってしまう、というかパリに来られてルンルン、な駄目党員。
社会主義が失敗したのは、結局のところ相手がロボットや神じゃなく人間だったから、という話なわけで。
人間だからムダでも綺麗なものがほしいし、サボれるならサボりたいし…と。
情けない駄目男だからこそ、共感を誘うし。

私は偶然ラッキーなチケットが降ってきたんだけど、それ抜きにしても今回はいい公演だった。
この前のサイドショウみたいに考えさせられる公演もいいけど、何も考えずにハッピーにしてくれる公演もいい。

それにしてもボロフは最後にカッコよく変身してもよかったのに…w
それやったら完全少女漫画だがw
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