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2019-04

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るろ剣の歴史ヲタ的分析w (るろ剣と識字率)

るろ剣に出てくるキャラにはどういうわけか文字の読み書きができないのが一人もいない。
当時の識字率考えるとアリエナスw
まあ武士(氏族)中心だからってのはあるとしても。
和月はきっと幕末の「人物」のファンではあっても歴史マニアではないんだろうw
さて、まずはキャラの解説@オタク部分。

・士族の娘で剣道道場の師範代の薫。まぁ読み書きもできて当たり前。
・同じく医者の恵なども教育レベルは高いはず。
・大きな料亭で育てられた操も文字の読み書きは余裕でクリアしているだろう。
・8歳頃まで没落士族の家でそだった弥彦。読み書きできるかは微妙かな。武家では5歳頃から素読はさせていたから簡単な読み書きぐらいはできても何の不思議も無いが。
ここまでは納得、まぁOK。

でも
・「8歳で親をなくし(親が死んで人買いに売られてしまうのだから少なくとも士族ではない、)、9歳までの一年は人買いの下で奴隷ぐらし、9~14まで剣術修行、14~19まで維新志士として活動、その後流浪の旅へ」という人生を歩んだ剣心
・「8歳まで(数えでは10)貧しい山奥の養蚕の村で育ち、その後赤報隊入隊、実年齢の10歳から喧嘩屋暮らし」の佐之介

下の二人が新聞読んでたりあまつさえ警察に匿名で投書したりできるというのは違和感。
剣心なんて人買いに売られるぐらいだから本百姓じゃなく水呑みっぽいし。


ここからはオタク話ではなく歴史の話。

本題、識字率について。
よく言われる「日本の江戸時代の識字率は世界1、日本はすごい!」という説はどうなんだ?と。

まず識字率そのものの問題。
確かに江戸時代の日本の識字率は同時代のイギリスより高い。
つ~てもイギリス20%、日本50%、というレベル。
日本も誰でも読み書きできたわけではない。
おまけに男女差もあるから女に限れば読み書きのできるのは半分以下。

次に、「識字」のレベルの問題。
識字率が高い、読み書きができる、と言うとついつい貧しい庶民までも今の中卒レベルくらいの教育を受けられている状況をイメージしがち。
でもそれはちょっと違う。
かなの読み書き、簡単な手紙の書き方や固有名詞に使われる漢字、そろばん、儒学思想の基礎ぐらいを数年(それも農閑期のみ)で学ぶ、それぐらいが庶民の教育。
農家の次男三男ならば10~12歳で丁稚奉公に出されてたわけで。

ちょっと日本の分が悪くなってきたので反撃してみるw、
実は日本と欧米の庶民教育の起源はまるで違う。
イギリスの最初の庶民への教育は浮浪児対策、なんと治安政策。
印刷機が発明された当時には「庶民にまで知識が行き渡る」ことへの富裕層の反発もあった。
でも日本でも儒教思想、中でも朱子学、さらには家制度バリバリの「女大学」がテキストだったりして幕府にとって都合のいい思想を吹き込む手段として教育が使われていたフシもあるからなあ。
つ~ても「寺」子屋であることも幕府の政策の「歪み」だと私は思ってる。
家光のキリシタン弾圧のため江戸時代の人民は皆寺または神社の元に登録され、その宗旨人別帳が戸籍の役割を果たしていた時代。
寺中心のコミュニティ、お寺のお坊さんが勉強を教えることがナチュラルな空気はそれと無縁ではないと思う。
そう考えるとやっぱり「江戸時代の日本の教育も幕府の思惑と無関係」とはいえないな、と。
そもそも何か思うところが別になかったら、農民が読み書きを覚えるなんて幕府が許すか?、とかね。
史料としては眉唾とはいえ慶長の触書とか見るとそこまで憶測してしまいたくなるw


さて、朱子学について。
朱子学は綱吉に取り立てられ、「力のある流派」としてある時期までは来ていました。もちろん陽明学なんかも並行して存在してたわけだけども。
ところが、「寛政異学の禁」(昌平坂学問所での朱子学以外の 講義禁止、当然今で言う自主規制をおこなう塾多し)や朱子学を学んでいないものは役人として出世させないなどの政策がおこなわれる中で他の流派は衰退していく。
とどめが陽明学をやっていた大塩平八郎の乱。
陽明学は「行動する」ことを重視するから超アブナイw

江戸時代の学問は「実学」。
だから学んでも役に立たない他の儒学を教える寺子屋はあったとしても栄えないだろうw
それでも幕末の雄藩ならばそういう塾や寺子屋もあったかもしれないけども。
そういうわけで寺子屋の儒学≒朱子学基礎、と思っておkかと。
まあ実際の生活にどこまで浸透していたかは別問題だけどね。


コレを見て「庶民まで読み書きできた日本はすごい」と思うのも「日本も欧米も教育に本質的な差はない」と感じるのもアリ。
どっちにも取れるところが面白いわけだからw
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