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2019-09

信じるために必要なこと@仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER

この映画は「仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER」というタイトルでわかる通り、平成の仮面ライダー大集合。
完全にファンアイテム。
私みたいな、にわかオブにわかの出る幕はない。
でもブログ書いちゃう。
だって面白かったから。


とはいえさすがに「今年しか見ていない」状態では全部は理解できてないし、ネタバレもしたくない。
だからあらすじはあんまり追わずに好き勝手書く。


この映画に貫かれてるテーマ。

「世界がどうあるかは、世界を見ている自分が決める」

そして、その過程で「自我の確立」がキーになってくる。
毎週テレビに出てるメインキャストでもライダーでもない人物としては、シンゴ、アタル、タイムジャッカーのティード。
とりあえずティードは倒さないと話が終わらないキャラ、とだけ説明して流す。
シンゴは説明するとネタバレを避けられないので、いったん飛ばす。


アタルについて語ろう。
彼はとある事情から親の愛情を受けられず、愛に飢え現実逃避を望んで生きてきた。
そんなアタルがある日「望みを具現化する力」を手にする。
その力を行使し、アタルは仮面ライダーに会いたいと願う。

そして並行世界だった筈の「仮面ライダーがフィクションの世界」と「ソウゴたちの世界」がつながった。
並行世界、タイムパラドックス(特異点)、ゴリッゴリのSFだ。
未就学児も映画館にいたんだが、あの子ら理解できるのか?
いやでもあの年齢でこのクオリティのSFに触れられるとか、将来楽しみしかないな、うらやましい。

最初は仮面ライダーが見られてただただ喜ぶアタル。
ところが、仮面ライダーって基本「悪者から市民を守るヒーロー」なんだよね。
悪者もどんどんわいてきちゃうのよ、仮面ライダーだけじゃなくて。
当然いろいろ被害も出始める。
事態はアタルにも、仮面ライダーを具現化した存在にもコントロール不能になった。
そこに現れるのがソウゴ達ジオウ世代と、戦兎達ビルド世代。
ジオウ世代とビルド世代が共闘しながらシンゴを守っていくうちに、物語の真相が見えてくる。

アタルの悲壮な叫び。
「仮面ライダーなんかいない、辛いとき仮面ライダーに助けを求めたけど、助けは来なかった」
戦兎は答える。
「ここにいる」
天才物理学者が、理屈じゃなく心で答える。
カラッポの自我を満たすため依存するのではなく。
自立した個人として信じて愛した時、仮面ライダーは確かにそこにいる。
向き合うには、自分で立って一歩距離を取らなければならない。
抱き着いたら見えない。

この戦いを通して、アタルは初めてアタルとして愛される。
自分が親に愛情を向けてもらえなかった原因、その人が自分に向けた愛情。
さらに。
自分の身勝手な望みで呼び出した仮面ライダーまでも、自分のために本気で闘ってくれる。
無償の愛、無条件の愛。
それがアタルを救う。

「愛する」とか「信じる」とか、そういうものを初めて肌で感じて。
依存するだけの自分を卒業して。
それができた時、仮面ライダーは存在する。
記憶の中に。
心の中に。
このシーン、本来のライダーファンはファンアイテムとしての粋な演出で大興奮してるんだけども、何も知らない私はそうはいかない。
でも、知らないからこそ、「記憶の中に生きている」って台詞が自分自身の経験にリンクして泣きそうになった。

シンゴも作中でどんどん強くなる。
逃げていたシンゴが敵に立ち向かった瞬間、鳥肌が立った。
作中で唯一成長しなかったティードは破滅する。

ティードは全てを仮面ライダーのせいにして、仮面ライダーのいない並行世界を作った。
けれどその箱庭は仮面ライダーを信じる気持ちによって風穴を開けられ、そしてティードは破滅した。

ラスボスに変身したティードを倒すバトルシーン。
過去作を一本も見てない私でも分かるよ。
全仮面ライダー大集合のカタルシス。
バイクの戦列。
ラスボスを倒して、砂ぼこりの中ズラっと並ぶライダーたち。
惜しげもなく出される決め台詞。
これはもう、何も知らなくても興奮する。

そしてラストシーン。
何気ない日常、おじさんとゲイツとツクヨミとソウゴのクリスマスパーティー。
仮面ライダーはどこにでもいる。
信じることが、愛することができれば。
信じて愛するために、自分の脚で立つことができれば。



アタルのせいで並行世界とつながった、と判明する前のわちゃわちゃしたコメディパートが愛おしいのも最後に書き添えておこう。
ツクヨミの異変にオロオロするゲイツが可愛すぎる。
可愛いけど…やっぱりまだ精神年齢中学生に届くかどうかって感じ。
ソウゴの弟感ある今が最高に可愛いんだけど、その未発達なメンタルってそれだけ未来の世界の過酷さを示してるからなあ。
ゲイツが成長してソウゴと対等にわちゃわちゃする姿に萌えたいと切望。



映画が終わった後出てきた「全ライダーの足型が円形に並べられたロゴ」がカッコ良すぎて、グッズを買いそうになったことを最後に報告して筆をおこう。
「買いそう」で終わった理由?グッズよりいつか出るであろうDVD買って、一年見終わった後復習するためだよ!
…ハマったな、コレ。
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