2018-07

チョコケーキと月@カンパニー

今回の私はとしくんビューである。
先に宣言しておく。
理由など言わずもがな。


さてカンパニーの方は原作あり(今回は原作は読んでいない)
製薬会社がスポンサーとなり行われるバレエ公演。
演目は白鳥の湖、かなりオリジナルアレンジ。

メインキャストは
・左遷組(たまきち@青柳、うみ@由衣)
・バレエ団(みやるり@悠、ちゃぴ@南、ありくん@蒼太、わかばちゃん@紗良、すーちゃん@乃亜先生、京みささん@敷島先生) 
・バーバリアン(としくん@阿久津、かなとくん@那由多)
これらに製薬会社のお偉いさんと、走るアイドルマイマイが絡んでくる。


この作品、演出は石田。
私は一切予習なしで見に行ってるが、観劇中に気付くレベルの石田節。
・カップルのわちゃわちゃの仕方
・ショーシーンの突っ込み方
・現代的アイテム大好き
ここら辺がもうザ・石田。
でも私は嫌いじゃない。

走るアイドル、マイマイの不祥事(できちゃった結婚)で左遷された二人はバレエ団へ。
バーバリアンは製薬会社のイメージソングを歌うことになり、ついでに那由多君のバレエレッスンのためバレエ団へ。
これで登場人物全員繋がる。
ここまで至ってシンプル。




問題は「白鳥の湖」だ。
これ、ストーリーはイマイチ知名度がない。
ヒロインはオデット、白鳥に姿を変えられた姫。
元々ヨーロッパでは「人を動物に変えちゃう悪い魔法使い」話は山ほどあるので、これもその一部。

さて、このオデット、白鳥になるのは夜の間だけ。
昼間は姫の姿に戻るので、ここで王子と恋に落ちる。
王子の名はジークフリート。

しかし結婚するには「夜は白鳥」という呪いが問題だ。
ここで出てくる悪役ロッドバルト。
ロッドバルトはオデットソックリのエロエロ美魔女(オディール)に姿を変え王子を誘惑。
この誘惑の踊りが最高難易度、黒鳥のパ・ド・ドゥ。
なんと32回も高速回転する振りがある。
オデットとオディールはソックリさん設定なので、オディールを踊るのはオデットの演者が普通。

誘惑に負ける王子、そしていろいろあって攻撃され瀕死のオデット。
このシーンが最も有名なシーン、瀕死の白鳥である。

そしてなんとこのバレエ、マルチエンディング。
バッドエンド(心中エンド)とハッピーエンド(真実の愛で呪いが解けた)がある。


以上、これを知らないとこの「カンパニー」という作品は意味不明になる白鳥の湖のストーリー。
なので登場人物(悠と乃亜と紗良)を使ってストーリー再現。
ここら辺、庶民派石田だからここまで丁寧にできるんだよな…
私みたいな生粋オタには無理な芸当。


このバレエ団のプリンシパルは悠で紗良の幼馴染。
なかなか気難しい人物で普段はウィーン住まい。
今回の公演のため帰国はしたものの、部屋から出てこないしトレーナーの由衣を拒絶するしスキャンダル起こすしギックリ腰になるし…
青柳八面六臂。

やっと心を開きかけた悠。
昔の故障の事を打ち明け、王子ではなくロッドバルトを演じると言い出す。
そのためにはストーリー改変が必要だが、その本はもう敷島先生が持っている。
この「本」…BLバレエ?!
オディールではなく、ロッドバルトがその姿のまま王子を誘惑する。
ロッドバルトの背景と動機を描く場面を加える。
ロッドバルトの役の比重を上げ、プリンシパルが演じてもおかしくないよう格上げしつつ、王子より出番は少なくできる。
ただ問題は、オディールが消える事。
オディールのないオデットは技巧的にはかなり落ちる。
オデットを演じる紗良は製薬会社の社長令嬢。
「金で役を買った」と言われ続けて彼女の、今回は引退公演だ。
そこでオディールなしのオデット。
こうなればもう当然「実力不足でオディール踊れないお嬢が無理矢理本を改変してまでプリマでいようとした」と見えるだろう。

でも。
この話を聞いた紗良はこう言うんだ。
「私の王子さまは?!」
それどころじゃない状況なのに。
あくまでブレない、逃げない。
この紗良、ただのお嬢ではない。
本当は芯が強くて全てわかったうえで、お嬢というキャラを演じることを選んでいるんだろう。
社長令嬢ならではなのか、この肝っ玉は。


そしてここで見えてくる悠と紗良の信頼関係。
恋愛関係とかそういう物とは別な、相棒というか背中を任せる相手としての信頼。
「紗良ならオディールなしのオデットでもちゃんと魅せられる」
「悠なら王子探し含めて最高の公演にしてくれる」


王子探しは難航する。
悠が探してくるとは言ったものの…
そこで目をつけられたのは那由多。
もともとバレエ経験は数年ほどだった那由多、でも敷島バレエ団での再レッスンで才能を紗良と敷島先生に見出された。
反発する悠はウィーンに出奔。
追いかける由衣と青柳。

悠がいたのは行きつけのカフェ、チョコケーキ(ザッハトルテ)が最高だというお気に入りの場所。
息まく由衣に「とりあえず座れ、ケーキでも食え」というがもう興奮状態の由衣は止まらない。
ここで悠が椅子を引いて由衣をエスコートして座らせる。
何あの俺様王子。
全女子大爆発する萌えシーン。
そして炸裂する石田節、このチョコケーキは当然キーアイテムになる。


悠はようやく由衣を認め、「行くぞ由衣」と。
由衣は大喜び、そしてやっとトレーナーのお仕事をさせてもらえる、と。
帰国してから那由多王子で稽古稽古。

本番の千秋楽前の飲み会にて…
紗良を挑発する阿久津と那由多。
急遽リフトを振付に突っ込むことに。
当然、本番で事故。
紗良は瀕死の白鳥まで踊りきるが、最後の三幕はもう無理。

メンタル豆腐な那由多、引きこもって大泣き。
ここでバーバリアンがミニライブやって時間つないだり、紗良と悠が説得したりして那由多復活。
南が紗良の代役を務めることになる。

ラストシーンは登場人物みんなの「旅立ち」と恋愛関係のエピローグ的なパーティーシーン。
マイマイには赤ん坊が無事生まれ、カップル2組(青柳&南、悠&由衣)も無事成立。
会社の中の悪い奴は左遷されたし、南はバレエ留学の話が来たし。
このパーティーでの告白シーンがまた石田節全開。
悠の告白「ウィーンについてきてくれ、ヨーロッパは嫌か?」に対して由衣「あの時食べそびれたチョコケーキ、まだ食べられる?」と。
萌えるけど萌えたけど!
石田、好きよね…こういう「告白へのズレたOKと、それを呆れながら笑って包み込む男」。
もうねカフェのシーンでわかってたよ、この二人くっつくときはチョコケーキ云々やるだろうってのはさ。
こういうベタは大好きです。

さて、ここまで青柳と南はあまりストーリーに登場していない。
なぜならば彼らはある意味「狂言回し」、これまた石田節。
歴史ものの中の現代人、という形で石田がさんざんやってきたアレだ。
ストーリーを動かすというよりは、触媒として全シーンにいる感じ。
特に青柳の天然ボケぶりはちょいちょい笑いになっている。
そしてちゃぴは可愛い。
とにかく可愛い。
バイトのコンビニ制服が反則レベルで可愛い。
バレエ用語の説明は二人の可愛いいちゃいちゃシーンだし、唐突にお祭りデートもしてたし、萌えは随所にある。

このバレエ公演の宣伝は基本青柳メイン。
フラッシュモブと称して盆踊りで白鳥の湖の曲で踊っちゃうし。
(電飾着きのチュチュとかセンスはヤバイが…)
このシーン、ニッカボッカ風の衣装のバーバリアン(特にとしくん)最高だし、ちゃぴ超美脚だし、クールビューティーのくせにガツガツ踊るみやるりがもうね…
で、青柳、まさかの空手演武で参加。
最初のシーンが「柔道でひったくり撃退」だったりと、実は青柳は武闘派。
ヅカ的にはかなり体格のいいたまきちだからなんとかなった設定だな…
萌えるけども。


そして唐突なお祭りデートも実は布石だ。
「夏目漱石はアイラブユーを『月が綺麗ですね』と訳したんですよ」と言い出す意外とロマンチスト青柳。
そしてパーティーシーンでそわそわして意を決して「月が綺麗ですね」。
「え?月なんてない」という南。
ああもう、石田節。
萌えるけど!
だってちゃぴとたまきちだから。
もうズルいわ。

この手の「前半部分のラブ度低いうちの会話が後半で全く別の意味合いで再現される」って石田大好きなのよ。
私も大好きだけど。


で、個人的萌えよ。
バーバリアンよ。
那由多は「アイドル」と言われて嫌がるシーンがある。
阿久津の自称は「パフォーマー」。
阿久津と那由多が同一グループって事からしても、ダンスの雰囲気からしてジャニーズ的存在ではなく、エグザイル路線。
ワイルドな衣装の阿久津がたまらん。
那由多の保護者やってる大人な阿久津が萌えすぎる。
那由多の振付のグレードアップのため、紗良を挑発する悪い阿久津。
瀕死の白鳥のシーンの事故の時、深々と頭を下げる阿久津。
場をつなぐための時間稼ぎでやった「ミニライブ」は銀橋を通過。
ヤバイ。
ついに語彙力を失う。

というわけで流石に長すぎるんでショーは記事を分ける。
こっちももちろん、としくんビュー。
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