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2018-06

可愛いは正義@お智だちライブ

「おじさんライブ」とMCが言っちゃうこのライブ。
私は一応おじさんじゃないわよ?
おばさんだけど。

さて、さっさとネタの感想へ。


しらすのこうげき!さん。
女装娘さんとうるさい人のコンビ。
女装姿は普通以上に可愛い。
声聞かなきゃ本物の女子以上の女子。
一方、ボケの男の子は終始ウルサイ。
暴れっぱなしで会話も成立してないような…
そして今日はやたらとゾンビ化するし。
もう何が何やらわからないワチャワチャに笑いが止まらない。





レオンさん。
カフェオレ理論。
世の中のいろいろな物をマイルドにしよう!と。
背景を勝手に妄想すると、ムカつかなくなったり、羨ましくなくなったりすることあるよね。
そういう事。
カフェオレはネタの本題に関係ないのだけど、説明する時のドヤ顔が面白すぎて。
なんでたかカフェオレであんな顔できるんだ!
あの自信はどこから来るんだ!
いや、面白かったけど。



キズもんさん。
ジェネレーションギャップ!
あ~年齢差一けたでも昭和と平成なのか、彼ら。
これでジェネレーションギャップ言われるの、あるあるだしムカつくヤツだ。
というかヒカル君さんが厨二病キャラ開拓してるけど、アレはなんなんだ?
早口な感じと相まって、めちゃくちゃリアル。
ヒカル君さんはボケだからいいとして、さかもとさんの「けんけんぱ」が全然できてない件。
あの調子じゃゴム段とかも悲惨であろう(いや、そこまでの年じゃないか?



オフさん。
この人の妄想の源はどこからくるんだろう…
異世界の住人、という言葉がこれ以上ふさわしい人はいない。
小嶋さんがポンコツに見えて、実に常識人の反応なのよね。
観客の心の声をしっかり代弁してくれるから安心してみていられるの。
今日の自転車撤去の漫才、初見の頃より世界観の闇が深くなっていて素晴らしい。
もしかしてちょっと社会派に興味持ったかな?
この路線いいわ。



HENHEN事変さん。
アイドルの「とりちゃん」さんと、ボーイッシュ美少女のまりあさん。
それだけでもいろいろ美味しいコンビなのに。
とりちゃんさん、ちゃんと面白いのよね…
アイドルなのに。
自己紹介を「笑うところじゃない」のに長々やって、まりあさんに何言われてもビクともしない。
なのに自己紹介で笑いが起きると暴れる。
いいわ、こういう面白ナルシスト。



ハナイチゴさん。
この人たちは…ネタか?喧嘩か?
毎回毎回どこまでがアドリブかわからない丁々発止。
テーマは「電車でお年寄りに席を譲れる?」なのに。
席の話ほとんどしてない。
「男芸人なんかダメだ~」って関谷さんの魂の叫び。
それに怒鳴りつける小松崎さん。
険悪に見えないのはきっと関谷さんが終始ニヤニヤしてるから。
深刻にならないから面白い、ギリギリの綱渡りを毎回わたりきってるってすごいね。




企画は「TikTok」風に踊る対決。
あのアプリ、今はやってるもんねえ。
MCはキズもんさん。
そうよねえ、けんけんぱも怪しい坂本さんにダンスはちょっと…なんて果てしなく失礼なことを考えるが、ヒカル君さんはドルヲタよね?
オタ芸的に踊れるんじゃないの?
さて、審査員はHENHEN事変さん。
なるほど、とりちゃんさんならダンスにも一家言あるだろうし。
まりあさんも冷静なコメンタータイプよね。
そして始まるダンス対決。
ダンスよね?
オフさん何やってるの?!
最終的にHENHEN事変さんとヒカル君さんも巻き込まれて大乱闘。
優勝はHENHEN事変のとりちゃんさん!
審査員が大逆転!マジか。

受付にワンコがいて、ワンコのブロマイド配ってるというかなり独特な主催者さんのこのライブ。
まぁブロマイドもらったけどね!
だって可愛いし!可愛いは正義!
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この季節の醍醐味@賞レースにむけてネタをやる日

要するに2分ネタオンリーライブ。
M-1もKOCも一回戦は2分だからね。
1組2本なので、気に入った方のネタをレビューしていこう。
さて、ネタの感想へ。


ペロペローズさん。
「オレの方がモテる!」という争い。
ここで名言を一つ。
「争いは同じレベルの者同士にしか発生しない」
うん、まさに。
どんぐりの背比べ。
一応なかよしらしいよ。
一応。
丸くて福々しい二人の丁々発止、というギャップがイイ。



クラシック・ショコラさん。
彼らはどっちも面白かったけど、あえて「彼ららしい」のはどっちかと言えば1本目かな。
絶妙なホラーテイストと、気持ち悪さを笑いにのせてくるところが。
顔を隠した謎の女に監禁され、クイズに答えさせられる男。
クイズはマニアックで難しい問題ばかりだけど、男の好みにドンピシャだからなぜか答えられちゃうの。
その不思議さを認識しつつ、なぜか女に惹かれてしまう男。
この状況でよくそんなこと考えられるな!という有り得なさが面白い。



おしんこきゅうさん。
水戸黄門。
安定の湯浅さんの893っぷり。
しかも江戸時代じゃなくて発想が現代。
二重三重のミスマッチ。
藤原さんのツッコミも追いつかない勢い。
強面乙女じゃなく純893に絞ったのは、2分ネタだとわかりやすいなあ。
ネタ時間長いときはまた強面乙女な一面も楽しみたいわ。



ザ・バーディーズさん。
闇の何でも屋が本当に面白い!
だけど、もっと大根役者でイイのよ!
あなたたちは上手くなくていいの。
あの癖になる大根っぷりよ、もう一度。




ボクらしっくさん。
アイフォンの故障を直してもらおうと店に来たらたらいまわしをされて…
あれ、この店員おかしくない?
絶妙なクオリティの管理。
これ以上ちゃんとやっても、これ以上いい加減でもダメ。
いいわ~。


魔族さん。
久々のショートネタスタイル!
素敵。
ドストレートな性的表現。
なのに見ていて恥ずかしくなるようなエロさはないの。
何でかしらね。
鞭のビシバシで笑っちゃうってなんか悔しいけど、笑っちゃう。
全方位に怒られそうなネタだけど、面白いから賞レースでやるのかな?



クルスパッチさん。
かつぜつネタに今は注力しているみたいね。
夜回り先生は2人は初対面という設定でのネタだから、耳が慣れていく過程の表現が面白い。
西島さんのあのかつぜつはどこまで演技なのかしら?
ギリギリ聞き取れるあのゾーンを自然にできるもんなの?
2分としてすごくわかりやすくてよかったわ。



こぐれさん。
「話題になった」ドラマの漫才。
表現が二重三重になってすごくややこしい。
聞いてる方は大混乱。
それを涼しい顔して演じ切っちゃう彼ら。
あのわけのわからなさは面白いわ。
りんださんのドヤ顔が程よくムカつくのも良し。



ニコさん。
漫才の「パパの最期を教えてよ」。
殉職した刑事の後輩、榊原さん。
刑事の息子、加納さん。
加納さんの「パパの最期を教えてよ」に対する答えがとんでもなくエッジが効いている。
上手い事言おうとするし。
全力で残虐だし。
榊原さんの「壊れた感じ」を最大限活用できるネタ。
私も笑いっぱなしだったけど、会場全体が湧いてたな。



カンフーガールさん。
飼育員を見に行こう!という漫才。
ボケとツッコミのかみ合わなさが斬新。
伊藤さんの大芝居。
見附さんの「暇」という台詞がイイ。
大芝居に対するツッコミとして、一番攻撃力がある返しなんじゃないだろうか。
この新しい形式に期待大。



ひよしなかよしさん。
歌が変形する、彼らの王道漫才。
ももたろう(の歌)があ~なってこうなって。
アイドル兼任のツッコミが、突っ込みながら笑っちゃう。
普通はツッコミが笑っちゃだめなんだけどね。
さすがアイドル、許されちゃう。
イケメンはお得。
ねんねんさんの懸垂トークはネタ並みに面白いのにも注目。



メカイノウエさん。
今回唯一のピン参加。
「僕にできる事」という歌が秀逸。
ネタは自慢できることはないけど、僕、これだけはできるよ!
なんて哀愁。
そこまで自虐しなくても…
ハの字眉毛の哀愁が止まらない。


サクっとネタが連続で出てきて、さくっと終わる。
こういうライブもいいなあ。
みんなの自信のあるネタが見れるって、熱が伝わってきてすごく楽しい。
賞レースシーズンの醍醐味。

一番大事なものを守るということ@天は赤い河のほとり

まかぜくん見たさにリピート観劇!
久しぶりにどっぷり。
少女漫画と宝塚の相性の良さを再確認したわ。

この作品、原作はベルばら世代も親しんだぐらいの昭和レトロな少女漫画。
あの時代の少女漫画って基本「ラブコメ」な上、要求される知識水準が今どきの少女漫画と比べ物にならないぐらい高く、さらにヒロイン像が独特。

まず知識レベル。
現代で「ベルばらはまって世界史がフランス革命だけ成績爆上がり」なんて話が起きるのはよく聞く話。
この「赤い河~」だってそうよ。
古代ヒッタイト。
私はこの時点で相当危うい。
ツタンカーメンの時代の話、鉄がまだ普及したかしてないかぐらいの時期で、エジプトとヒッタイトがドンパチやってた時代。
まぁ運よく半年ほど前にテレビのエジプト女帝特集みたいなの見てたおかげでネフェルティティの事はそこそこ分かって、なんとかついていけたけど…



ラブコメ。
この時代の漫画家は作画力が高いため、デフォルメ絵でも誰が誰だか一目瞭然。
ちょこちょこ挟まるコメディタッチのシーンではデフォルメキャラに変わるのが当たり前。
当然、この作品も。
…「今絵がデフォルメになったぞ」ってすっごくよくわかるんですが。
芝居の色が変わる、流れてる空気が変わる。
それがすっごくわかりやすいの。


ヒロイン像。
ヒロインのユーリが逆ハーレム状態。
この「逆ハーレム」も、この時代の漫画は独特だ。
男性向けジャンルでのハーレム状態は基本「やれやれ系」などと揶揄される「何もしないけど、特に何か抜きんでるものもないけど愛される主人公」。
現代の少女漫画に多いのは「顔が一番かわいい女の子を差し置いてパーフェクト王子に愛される普通かそれ以下の頑張り屋のドジっ子ヒロイン」。
ユーリは違う。
戦場に立つ。
兵士に指示を出す。
命を懸けて戦う。
王に「王と同じ器の女」と認められる、戦いの女神。



宝塚では男役がメインだと思われがちだし、確かにファンは男役に多い。
だけど、ヒロインが「王と同じ器の女」であることってそれは女性向けのエンターテイメントにとって大事な事だと改めて思った。
そしてそういう作品はすごく少ない。
社会派を気取るのは私の性に合わないが、「専業主婦になりたい女子」が再び増加に転じて以降の作品には、ユーリのようなヒロインは出てこない。
けれど、「女子」でなくなった私たちにはユーリが必要だ。
いわゆる「女子」ではなく大人になった女性にとって、今の少女漫画の「実力じゃない『かわいさ』を持ち愛されるヒロイン」は憧れの対象にも感情移入の対象にもならない。
同時に男性向けジャンルの「何も抜きんでるもののない男に群がるワンオブゼムの女」もダメだ。
この時代の少女漫画は宝塚にとって、本当に貴重な財産となるだろう。
ちなみにヅカのオリジナル作品でこういうヒロインを一番上手く書けるのは大野先生!
私は昔から大野先生推しです。



さて、ここからは純粋に芝居の感想。
主人公の王子様、カイル・ムルシリはまかぜくん。
圧倒的な王子様力。
不敵な笑み、繊細な口説き方、ひざまずいた瞬間の美しさ、全てが王子様。
指先の形、手の平の角度、つま先の位置のわずかな違い。
そういうものがどれほど大事か。

皇太后が儀式のためにユーリを現代日本から召喚しちゃったので、現代では神隠し案件。
という説明をユーリの日本での彼氏と妹が説明してくれるシーンが冒頭にある。
ここでタブレットに掘られた文字を読みだすと一気にタイムトリップ。
このタブレットがキーアイテムなのよ。
で、シーンが古代に移ってタブレットを読みだすのは王子の幼馴染キックリ。
馬の世話と記録が担当、どういう分担?

ユーリは召喚されて早々に皇太后に追い回され、それを見つけた王子がユーリを助けるために一芝居うつ。
壁ドン!
…原作でも壁ドンしてるの?
王子はユーリが儀式のいけにえ用だとわかると、自分の屋敷に連れていく。
皇太后に渡したらユーリの喪が危ないうえ、儀式の目的は自分を呪うことだろうから。
この場面だけで王子サイド(軍隊としての部下、王子の個人的な腹心)がほぼ全員出てくるうえ、皇太后側の人間関係もだいたい説明されちゃう。
次は戦闘シーン。
ここでミタンニの黒太子の話にエジプト勢の紹介、ユーリ覚醒とまあ詰められるだけ要素が詰め込まれている。
とにかくここでユーリは黒太子に立ち向かい、国民の支持を受け、以降は「ユーリ・イシュタル」と戦いの女神の名を名乗るようになる。
この2シーンを理解しきれれば、後は萌えるだけなんだけどね。
お祭りの場面とか最高よ。
剣を持つユーリの勇ましさ、王子とエジプトのラムセス将軍の殺陣にもワクワク。
この二人、「お前は俺だ!」のランスロットと同じ組み合わせでねえ…
星組で大きくなった二人が宙組でまたちゃんばらしてるのよ。
もう親心発動するしかないでしょ。
(後半でもう一回闘うけど、そこもまたドラマティックで最高)

この「お祭り」がまたイイ。
屋台で売られてる蛇の丸焼きを見せられて慌てるユーリ、平気な顔して食べちゃう王子と弟。
この弟ザナンザがまた王子になつきまくってていい子なのよ。
桜木みなとくんが可愛い。
お祭りの前のシーンでも少女漫画らしく跳ねっ返りで剣の稽古に明け暮れるユーリとか、王の使用人の少年ティトとその姉妹とかわちゃわちゃ楽しい。
「日本での愛のしるしはハートマーク」なんてエピソードが出てきたり、わちゃわちゃシーンや単なるラブコメシーンに大事な萌え伏線があるので要注意。


一旦戦いは落ち着くのかと思いきや、王子の父である王が暗殺されてしまう。
もちろん皇太后の悪だくみなんだけど、嫌疑はカイル王子に。
王子は逃亡生活に入るわけだが、その時に必死にユーリを逃がす。
ここでザナンザ死亡、ラムセスが倒れてるユーリを拾ってエジプトへ。
これにもちゃんと意味があって、実はエジプトの皇太后ネフェルティティとヒッタイトの皇太后ナキアは通じていた。
ラムセスの婚約報告のふりしてネフェルティティの城に忍び込んで証拠ゲット!
ユーリここでも大暴れ。
証拠をもって王子のもとへ。
(ラムセスあっさりふられる)


この間にカイル王子の裁判でティトが身を挺してカイルを守るという燃えシーンが挟まる。
そこで明かされる、ティトも実は征服された民族の部族長の息子。
その民族はまだ普及していなかった製鉄の技術を持っている、「赤い河」=砂鉄の川を統べていた民族。
族長は監獄の中でまだ心は折れていない。
ティトはカイルに腕輪を託し、監獄に送られた王子の腕にティトの腕輪を発見した族長はカイルを問いただす。
そしてカイルへの協力を誓う。
そこからカイルの逆転劇!
じわじわと軍勢を集めていった。
その中にはかつてヒッタイトが征服したものも混ざっていた。


そして決戦前。
ずっと愛の告白をしては流されてきた王子がついに動く。
ハートを彫ったタブレット!
王子はユーリの背景にちゃんと敬意を示してるんだよね。
ちゃんと人として、パートナーとして、ユーリを尊重している。
きちんと向き合って、異世界を生きてきた少女の人生を受け入れたうえで愛している。
それを見てユーリは心を決める。
日本に帰れなくなるとしても王子と共に生きていく、と。

このシーンの萌えは本当に深い。
もうね、このハートの彫られたタブレットは商品化しちゃえばよかったのよ。
クッキーにして土産物ににしたらさそ稼げただろうにもったいない。

そして最終決戦。
ネフェルティティもナキアも敗れ、国は若い三人の王子(ヒッタイトのカイル、エジプトのラムセス、ミタンニの黒太子)が動かしていく。
ラストシーンでやっと王子はユーリにプロポーズ!
ひざまずいたポーズの美しさよ。
真正面から愛を叫ぶプロポーズ。
大団円。
ああ美しい。



この作品のすばらしさは悪役サイドにもちゃんと物語があるところ。
まずヒッタイトの皇太后ナキア。
若いころから宮殿の神官と心を通わせていたものの、彼は宦官。
滅亡した国の王族であった彼は子孫を残せぬようにされて神官になっていた。
ナキアは駆け落ちをあきらめ、この宮殿で修羅の道を生きることを決める。
生まれた王子は神官の血を引いたかのような金髪。
実際には宦官の子は有り得ないので、王の子なんだけれど…ナキアの執念だ。
そして王の暗殺、ナキアの子を王位につける計画を実行するも失敗。
ここでカイル王子が出した結論は、ナキアを追放するものの、同じエリアにナキアの息子と神官を送り込むこと。


ネフェルティティは弟の黒太子「マッティワザ」を心から愛していた。
この時代の結婚の形を考えた時、この「愛」はたぶん家族愛じゃない。
男女としての想いもきっと含まれていたんじゃないだろうか。
けれど、ミタンニは小国。
国のため、彼女は嫁いでいく。
黒太子にイヤリングを残して。
そのイヤリングはユーリの手によってネフェルティティのもとに戻る。
その時彼女は何を思ったのだろう。
すごく複雑な表情で、一言で言えるものじゃない。
きっと正解もない。
ただ言えることは、生きるために自分の一番大事な気持ちを失う、という普遍的な哀しみ。
今の私たちにもつながる、哀しみ。
そのイヤリングの中のガラス玉はネフェルティティの像の目に使われる。
その像を作るのは、失脚したネフェルティティにまだ付き従う彫刻家トトメス。
露悪的にトトメスを追い出そうとするネフェルティティにもひるまないトトメス。
これは恋愛関係じゃないけど、きっとこれからの彼女の「一番大事な感情」になるものだと思う。
このトトメスを演じた松風輝君って子、今まで注目したことなかったけど、この子の芝居が素晴らしい。
複雑な感情を、正解のない想いを、ここまで演じてくれるとはね。
イケメン設定の役じゃない、ハッキリ言えば脇役で、こういう輝き方してくれる子がいると本当に心強い。


カイルやユーリのような、真っすぐに愛して結ばれるカップルも美しい。
萌える。
だけど、ネフェルティティとトトメスの失敗することでしか、失うことでしか見つけられなかった関係も、心に響いた。
ネフェルティティのさやと君も素晴らしかったからこその熱演。

この作品の中で、カイルもユーリも「一番大事な物」を必死に選んで守った。
それを「守れなかった」はずの黒太子もネフェルティティもナキアも、失敗したからこそずっとそばにあったものを見ることができた。
幸せの形が全員違って、でもそれぞれがラストできちんと幸せをつかんでいて、それを宙組全員で魅せてくれることが本当に素晴らしかった。
作中で死んでしまったキャラが見守るようなラストシーンでも、ちゃんと目線の使い方や表情で想いの違いが判る。
大人数での芝居が多かった宙組だからこそ、こういう台詞外での魅せ方を学んでいるのかもしれない。


器の大きな王子様と、王子と対等にやり合う跳ねっ返りお姫様と、魅力的なライバルと血の通った悪役。
全部そろった作品は本当何度見ても毎回新しい輝きがあって素晴らしい。
終わっちゃうのが本当に残念。

親心の要らない王子様@シトラスの風

初演から見ている最高のショー、シトラスの風!
なんて言っても最大の魅力は「明日へのエナジー」。
完コピで歌えるぐらい見まくってるもん。


だけど魅力はこれだけじゃない。
今回なんと他のショー(ネオダン)からチャイナ服のパラディソを輸入!
何その萌えしかない追加。
歌うのはキキちゃん。
なんというか、完全悪じゃない感じがまたイイ。
ミキさんやわたるさんとは違う魅力があるね。
ミキさんは本人も既にガッツリマフィアな感じ。
キキちゃんは「マフィアの家に生まれ、夜はマフィアの幹部候補として修業を積んでいるけど昼は普通の高校生」って感じ。
自分の昼の顔しか知らない高校のクラスメートに告白されて、心で泣いてる、みたいな。

キキちゃん、「芝居的に深い設定のある悪い人怖い人」はいいんだけど、こういう設定のないシーンだとまだ青い感じなのよね。
で、素晴らしいのはシチリアよ。
妻だか婚約者をまかぜ君にとられて決闘を申し込むキキちゃん。
その手袋を投げる一瞬の表情が素晴らしいの。
あの黒い表情ができるんなら、パラディソももっと黒くしちゃえばいいと思うんだけどな~。
これが今のキキちゃんなんだな。
ええ、大好きです。



前述のシチリア、軍服祭り。
長身の宙組で軍服祭り。
最高。

オープニングからのパステルカラーの連続も夢夢しくて好きよ。
宝塚来たぞ!ってなるよね。

すっしーさんがメインと言いたくなるような、Mr.ボージャンゴス。
言葉無しで、踊りというか体の動きだけで、踊る喜びと、体が衰えていく哀しみを表現する。
その横で、今まさに輝いているまかぜくんが歌って踊る。
明と暗。
対比なんだけど、単純な二項対立じゃない。
まかぜ君はMr.ボージャンゴスを敬愛している。
哀しみに同調しながらも、最期まで彼に踊ってほしいと願っている。
ファンというのは残酷で、そう願わずにはいられないもの。
ボージャンゴスも最後まで踊る。
よろけて、跳べなくて、それでも踊る。
酒に逃げながらも踊る。
最後、動きを止めてボージャンゴスは息を引き取る。
そこまでまかぜ君は見守っている。
ショーなんだけど芝居のような、演技として素晴らしいシーン。



そしていよいよ、明日へのエナジー。
希望、生命力、そういう人の持つ明るいもの良いものがぎっしりつまったシーン。
理屈抜きでカッコイイ振付。
歌う悦び、踊る悦び。
もう出ている全員がカッコイイ。
途中で黒い学ラン風衣装の前を開けて裾をバッサバッサして踊るシーンのカタルシス。
鮮やかな蛍光色の裏地が黒に映える。
白い衣装のゴスペル軍団。
ステージの後ろの方にいても、しっかり存在を主張している。
曇りのない声、迷いのない声。
1人ハイトーンで歌う娘役の声のみずみずしさ。
本当に、生きるエネルギーをもらえる名シーンだ。
しかも今回はトップ娘も参戦だ!
(これは初演以来初)
見終わるともういろいろ満たされちゃうけれど、次のシーンもいいから気が抜けない。


次はマギーが銀橋で1人しっとりと歌う。
麗しい。
美しいよりも麗しいって言葉がこの人には似合う。
本当なんでもできちゃう人なんだもの。
この人がいなくなるのは大きな損失だなあ。


フィナーレ。
まかぜ君の大きな羽、ナイアガラ。
ここにきてようやく親心発動!
そう、ここまで親心発動しないぐらい、一分の隙もないスターになってたんだね。
あらためて、おめでとう、まかぜ君。
君は最高の王子様だ。

せちがらい世でも駄々っ子は@ライブNSP

実はほぼ毎月参戦のLIVE NSP。
結構メンツ入れ替わるのよね。
今月MCはクルスパッチさん。


さて、さっさとネタの感想へ。

ケビンさん。
ダンスというか体の動きだけでここまでなんでも表現できるものなのか、と。
ドラクエの効果音や短い台詞に合わせて、発見-戦闘-仲間になる、という流れを演じている。
スライムのノリで「ダンサーと遭遇した」ってやるわけよ。
独特の攻撃、紙防御、いろいろな要素が面白い。
最後、ダンサーは仲間にしてもらえないわけだが…
パーティーに入れたら楽しそうなのに。


おしんこきゅうさん。
時代劇の漫才。
人相悪い男、ヤクザ者は江戸時代にもいたはずだけど、湯浅さんはあくまで「現代の」設定。
車回せ~、とか言っちゃう。
ちなみに湯浅さんが角さん、藤原さんが水戸黄門。
…藤原さんがおじいちゃんになったら、それはそれは可愛かろう。
そりゃあ角さんも過保護になって暴走しちゃうわ。
(彼らは同級生コンビ




ザ・バーディーズさん。
私的最近の注目株。
タイムトラベルだの殺し屋だの、漫画チックな世界を演じるのが上手い。
基本設定が浮世離れしているから、変に社会派にならないし、もし時事問題を取り入れたくなっても軟着陸できるだろう。
仮名手本忠臣蔵は時代設定を変えて大ヒットしたわけで、それは現代でも変わるまい。
今回のタイムトラベル、パラドックスを一切扱ってないのが効いている。
過去の父親に会い来た息子の得体のしれない胡散臭さを、パラドックス無視の荒唐無稽さが引き立てる。
オチからして、未来はしっちゃかめっちゃかになりそうなんだけども。



おざおざさん。
相変わらず客席との距離が近い!
話しかけられても、掛け声かかっても、動じない。
全てを取り込んで笑いを増幅させていく。
リズムに合わせてギャグというかショートコントというか、モノマネその他いろいろ詰め込んでいく。
あのピンク髪に仕込まれた衝撃のギミック!




太田トラベルさん。
視力検査鉄オタバージョン!
スマホの位置ゲーにハマったせいで私も鉄に片足突っ込みかけてるが、それにしてもすごいなこの人の熱量。
フリップネタとしても充分面白いのだけど、オタクあるあるとしても秀逸。
何でもそのジャンルに結び付けてファン同士知識の見せ合いで楽しくなっちゃうあたり。
スカし方、ネタの重ね方、本当にオタクの気持ちがよく分かった構成。
うん、どのジャンルもオタはオタ。



魔族さん。
最近割と漫才っぽいネタが多かった?
しかし今日は久々のショートネタスタイル。
いいわ~…大人にはたまらないわ~。
ド直球なエロなのに、見ていて恥ずかしくないのよね。
鞭をふるいながらネタをするなんて、オンリーワンだし。
大好きよ、こういうネタ。



アマレス兄弟さん。
子供番組という設定で大暴れ!
この人たちの大暴れは物理的というかフィジカル。
舞台が小さく見える、って褒め言葉があるけども。
彼らの場合は実際彼らにとっては狭いし。
最後の絶対要らないプチ情報まで含めて、再現性高い。
これからの時期、物理的に熱いネタだと思うけど、頑張れ~




小石田純一さん。
りこのとりこ。
好きな食べ物はじゃがりこ。
トレンディなのにダジャレ。
どこかノーブルな雰囲気はばっちり似ているところがなんとも言えない。
普通オッサンがスネてる演技してもムカつくだけなのに、この人だと可愛いのよね。
駄々っ子ができるアラフォー恐るべし。
クルスパッチさんも今日は西島さんが駄々っ子なネタ。
何このトレンド。
トレンディ!


このライブは企画がないのでさくっと終了。
エンディングで盛り上がるリアルなお金の話。
せちがらい。

白衣でも十人十色@クチバズチェスDoctors

白衣萌え!
これだけでコンセプト決めてのクチバズチェス。
芸人様各位、よくぞこんな私の個人的萌えに付き合ってくださいました。
ネタはどれも素晴らしいのよ、新ネタからド定番まで。
ちなみに企画も完全私の萌え先行。

今回も出番順の紹介。
おしんこきゅうさん。
湯浅さんの珍しい病気の話からスタート。
芸人さんとしてはおいしいんだろうけど…シャレになる範囲で済ませてね??
後半は時代劇の漫才。
湯浅さんの外見フル活用。
強面乙女、今回は乙女要素無し。


ゆうきたけしさん。
彼らのネタの中で私の好きなトップ3の1つがコレ。
正直、このネタを見たくてお呼びした。
バイトに特化した改造人間を作り上げたマッドサイエンティスト(たけしさん)!
悪の組織と戦いたかったのに、バイトしかできない体になって嘆く青年(ゆうきさん)!
随所に盛り込まれる要らない機能。
完璧だわ。


テキサスクローバーさん。
病院にやってきたゴツい青年(栃木さん)。
熊と戦う予定のある青年らしい。
金太郎?
いろいろツッコミ所しかない青年に、そのツッコミ所の半分ぐらいに突っ込んでいく医者(長友さん)。
ケガの程度とか、なぜこの病院に?とか。
栃木さんの潔いメイクにも注目。


モロヘイヤ太郎さん。
太朗さんの極秘日記を大公開!
この日記は2冊目である可能性が高いので、今後1冊目の日記の発見が待たれる。
太朗さんの恋愛模様とバイト事情がよくわかる漫才。
…男っていくつになっても若い女の子がイイのねえ。



トミージョンさん。
元電撃ブリッツのいしみねさん、元マーチの小松原さん。
面白さは折り紙付き。
記憶力のやたらイイ患者、その患者の日常にツッコミまくる医者。
ネタも面白いのだが、いしみねさんの医者はメタルフレームのメガネ装備!
With LOVEの時はBLで来たいしみねさん。
私の萌えを本当よく分かってるわあ…
さすがクチバズチェス第一期生。



おざおざさん。
この人のネタは、フリップでいいのか?!
ショートコントとも一発ギャグともつかないネタを、フリップをインデックスにして披露していくネタ。
客席との一体感がすごい。
どんな反応がきてもそれをネタに織り込んでしまう。
あれはすごいわ、酔っ払い相手のライブとか向いてるだろうなあ。
そして音響トラブルでCD再生できない!となってもそのままネタ続行。
年齢不詳だけど、さすがベテランの貫禄。



元ハイスクールさん。
「やりたいことがあるんだ」という漫才の定石のつかみがある。
彼らのネタはそこでストップ。
そんなことやりたいなんて~というディスりあい。
こういう仲の悪い漫才をユニットでできちゃうってすごいなあ。
長年一緒にいての阿吽の呼吸を、いろいろすっ飛ばして作り上げちゃうんだね。



あかなすさん。
ネタ本編おいといて、ひで麿さんの滑舌!
「手術中」が何度チャレンジしても言えてない。
いや、言えるわけないの分かってたけどさ。
手術室の「メス!」から着想した漫才なんだけどね。
舞台は手術室なんだろうと予想されるコント部分もあるんだけどね。
残る印象、全て滑舌。



ここで中MC。
おざおざさんを呼んでトーク。
「女芸人大好き!」
これをまっすぐな瞳で言うんだよ、この人は…
こういう事言うなら、もうちょっと卑しい表情で言いなさい!
いや、これも違うか。




さて後半戦、ブランドンさんから。
電車内で音漏れしている人がいたら注意できる?という漫才。
そのはずなんだが…
なぜか白衣で登場、フタツカさん。
これがネタのオチにちゃんとつながってるのよ!
すごいわ。
イヤホンのメーカーに言及したり等々、しっかりキャラを守った上での白衣。
これぞ萌えと笑いの両立!



ガール座さん。
笑わない少女(小野さん)を担当することになったカウンセラー百瀬さん。
百瀬さん、オタオタ慌てる。
そりゃそうよ、だって少女笑ってるもん。
微笑とかじゃなくゲラゲラと。
なんでなんで?とパニクりながら原因追及。
原因判明。
かわいそうに…



パルシエンさん。
漫才なのに白衣!ブランドンさんに続き2組目。
芸人さんのサービス精神、頭が下がります。
ネタは「おれ、本当はブラックジャックなんだ」
ぱる太さん?!
うちにピノコいるし!
ホラー?!
もうツッコミが追いつかない。
圧倒的ハイテンポなボケ。



ホタテーズさん。
クチバズチェスの嵐だな、彼らは…
前のライブからダッシュで登場。
で、ネタはひたすらぶーちゃんさんが暴れる漫才。
ネタ最後で息切れ(物理、もしくは生理)
徹頭徹尾彼ららしい。
同窓会のヒガミ漫才も大好きよ。
金持ち滝沢にはどんな女がついてるのかしらね!



べっこちゃんさん。
不条理にとっ散らかった世界観。
ガンジーさんはひたすら熱血大芝居。
もじゃさんは絶対零度ポーカーフェイス。
一瞬もかみ合わない二人。
それが面白い。
街で転んでけがをした医者と、謎のナイフ女。
なんでこの人生が絡み合うの?!な所がイイ。



メルヘン須長さん。
事件だわっ
いや、このライブにテレビ出演多数の芸人さんが出てくれてることがまず事件なんだけど。
捜査本部に持ち込まれるあまたの事件。
確実に110番の不正使用よね、これら。
それはそうと、やっぱり面白いわ。
画力もすごいのよね。
くわっと目を見開いたときの表情がまた最高。



企画。
白衣イケメン選手権!
医者という設定のまま、「もっと好きになっちゃうじゃん」という告白の断り方を競う。
おざおざさん、パルシエンのぱる太さんのハッスルぶりもさることながら…
ブランドンのフタツカさん。
あれ、この人こんな正統派イケメンだっけ?
サラリーマン経験者だからか、身のこなしがそれっぽいのよね。
台詞はロック寄りのレディコミだったけども。

次回は八月。
賞レース真っ盛り。
さてどうなることやら。

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このページの管理者、朽葉。
とにかく生のステージが好き。
お笑いメインに、芝居、宝塚と西へ東へ。

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