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2018-01

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お兄さんは仲がイイ@金のたまご

ソニーのお兄さんチーム、最上位の事務所ライブ。
当然そりゃあもう全員面白い。
けど、今月組数多めだそうなので、抜粋ね。

さて、ネタの感想へ。

電撃ブリッツさん。
舞台の上手と下手に離れて座る二人。
前にいる手間本さんは運転しようとしてる?
じゃあこれは車か。
いや、それにしては伊志嶺さん後ろ過ぎない??
いろいろな考えが頭を巡る数秒後、答えが明かされる。
リムジン。
リムジン?!
しかもレンタカーだと???



ダンシングヒーローさん。
コント見るのはちょっと久しぶりかな?
今日のネタはミヤタさんが可哀想な事になるコント。
病室で寝ている宮田さん。
いつもの革ジャン姿のカワナカさん。
これが繰り返される。
だけど、カワナカさんは1人何役?
途中で加須られなくなってしまった。
あえて演じ分けてないカワナカさんがすごい。




松下ひものさん。
今日は何おじさん?
除夜の鐘おじさん!
いや、季節感は?
というかこのおじさん、煩悩の塊でしょ。
108とかじゃ効かないでしょ。
今日は「事実は小説より奇なり」がなくてちょっと寂しい。
ていうか段ボール凄いな、なんでもできる。




すっきりソングさん。
本田さんのふわふわ感には最近磨きがかかってるなあ。
この人、一応アラフォーなんだけど、絶対そうは見えない。
童顔とかの問題じゃないよね、コレは。
でもって植田さん。
容赦ない、本当に容赦ない。
だけど本田さんはダメージないどころかむしろ喜んでる???
他にない関係性の超絶芸歴差コンビ。





マカロンさん。
青春っていいよね!
で始まる妄想漫才。
ロン毛なら女子役出来るとかそういう問題ではないよ…
今日のシチュエーションは「調理実習で作ったお菓子を押し付けられる」。
教育実習でハンバーグとか作ってた私はきっと旧世代。
女の子がほのかにホラーモードなのは毎度のこととして。
何、彼らはヤンデレ萌えなの?
いいぞ、ツンデレブームに一石を投じるんだ!



べっこちゃんさん。
中野の五差路の真ん中で!
繰り返されるこのフレーズ。
過剰にドラマチックなガンジーさん。
淡々と壊れた芝居を続けるもじゃさん。
もじゃさんがまともなんじゃないかと一瞬思ってしまうほどの、威圧感。
それに圧倒されながら、オチまでずっと1人ドラマチックなガンジーさん。
温度差がたまらない。




ちぇく田さん。
話があちこちに飛び散っているタイプの漫談で、これだけの吸引力があるのは珍しい。
割と客席に共感求める回数は多めかな?
内容は卑近な、身近な、そんな強烈なエピソードじゃないはずなのに。
ブカブカな上着、ちょっと薄くなり始めた頭と童顔な丸顔。
だからなんというか、距離感が近い。
人が警戒心を持つことが難しいタイプの外見とでもいうのかな。
最近見始めた人でまだあまり知らない芸人さんで、詳しい事が何もわからないのだけど。
とりあえずすごい吸引力だ。




ロビンフットさん。
おぐさんR-1シーズンにつき、今月ほとんどコンビでライブ出てないらしい、ある意味レア。
ネタは「アイドル」。
大昔のローラースケートにデニムのホットパンツのアイドル。
彼らがその後もアイドル活動していたら、今のロビンフットさんぐらいになるのかな?
歌の歌詞がアイドルやる気ゼロな一方で。結構本気でローラースケートで動き回る。
ズレてる部分と本気の部分が混在していて、重層的に迫ってくる。
移動手段とかライブの場所とか、全てに漂う場末感がまたイイ。



さすが最上位ライブだけのことはある見ごたえ。
若者チームからの登場2組も面白かったわ。
事務所ライブの良さは「ファミリー」感だと思っているのだけど、それも充分。
本当仲良しだなあ、ソニーのお兄さんたち。
…いや、腐な事考えてないからね??
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定義の揺らぐライブ@赤羽ネタカーニバル

新ライブ開拓!
公共施設系ライブだけど、まず赤羽っていうのが珍しいよね。
まぁぶっこみライブの一駅となりだから、あんまり初上陸な感じしないんだけど。
(ちなみにこのライブの裏はぶっこみライブだった)



さて、このライブ一組ネタ2本。
なので私的一位の方を載せていこうかな。




スカーレットさん。
プロポーズ。
この手のよくあるシチュエーションのコント漫才はなんというか、「焼き鳥の塩」感がすごいな。
本人の素材がそのまんま出てしまう。
私にはお笑いの技術とかそういうものを見る能力はないんだけどさ。
それとは別の部分で、この手の「ど直球」なネタが好き。
正面勝負だからかな。
初めて見る芸人さんでこういう「正面勝負」を見られてよかった。



アンケート「主催者」。
待って待って、Who are you???
とりあえずネタだ。
「いいんかい委員会」。
いやだから。
Who are you?
思わず英語になっちゃうわ。
アクシデントでアドリブ見れたお得感。




ハナイチゴさん。
もうね、彼らの本当に本当に仲の悪そうな感じがたまらない。
実際はどうか知らないけども。
常に怒ってる小松崎さん。
余裕で手の平で転がしてるように見えて…な関谷さん。
あんなに仲が悪そうなのに、あんなに細かい相手の活動まで知ってる。
毎回毎回ネタは悪口なのだけど、その妙なリアリティが癖になる。
私は割と仲の良いコンビが好きなのだけど、彼らだけは例外だわ。



えずれひろゆきさん。
前のコンビ(キズもんさん)がまさかのコンビニネタという。
しっかりそれをいじってからネタ本編。
ただ私が今回書きたいのは、もう一本の中学校解体の方。
漁師コスプレで中学校にナイフを入れて学校あるあるを言っていく1人コントなのだけど。
背景にガヤが入ってる。
それが明らかにソニーのお兄さんたち(いくつかの台詞は言ってるのが誰かまでわかる)
ああもう、ソニーいいなあ、本当このチーム感。
あるあるはすごいちゃんと面白いのに、漁師コスプレが似合ってるとは言い難い上ガヤの褒め言葉にニヤっとするえずれさんがたまらない。




前述のキズもんさん。
今回1本目(コンビニでトイレ借りるには?)と2本目(お化け屋敷)があまりにも色が違うので驚いた。
まさに試行錯誤って感じなのかね。
ネタ見る限り、「振り回され属性×2でコンビ組んで、芸歴長い坂本さんが一歩リードして主導権握ってる」感じか。
このパターン、どっちがネタ書いてるか妄想がはかどるな。
同じ属性で持ってるカラーが違うってコンビはなかなかいないからコレはコレで。
何だろうね、ショーシーンでマイク争いしながら歌う演出がよくあるけど、漫才でボケポジション取り合ってるイメージ。




シンボルタワーさん。
なんだなんだ、BLコントだ!
公式設定がBLだ。
すごいな。
包丁の砥ぎ師と客。
客は一流ホテルのシェフだけど、秘密があるらしい。
それを次々暴いていく砥ぎ師。
占い師的素養もすごいけど、カウンセラー的にもすごいぞ?
でもBLだけど!




いとまんさん。
本日の説明不能系。
なんだ、ショートコントか?
いや、なんか違うな。
一本目の「尻」といい、なんというか…
何、こういうジャンルが今の流行?
周りの芸人さんが実に楽しそうにイジっていたけども。



ミリオンズさん。
ギャグにツッコミを入れよう!という漫才。
ギャグのクオリティはツッコミしやすいように調整されております。
なのになのに。
なぜ褒める。
何度やっても思うようなツッコミにならないらしい。
今日の漫才、なんか全般的に「ツッコミの定義とは?」と言いたくなる仕様だな。
どこもいろいろ試してるって事なのかね。



オフさん。
自転車撤去のバイトをしてみよう!
うん、撤去二件目から自転車じゃないけど。
人間だけど。
まず「人間の撤去」っていう発想がすごいんだけど、その後も徹頭徹尾とんだディストピアな世界観。
撤去の手段も恐ろしんだけど、こうたろうさんの言う「引き取りは来るんですか」って質問が恐ろしい。
こうたろうさんもあっち側か、順応もしくは洗脳が早い!
藤本さんの頭の中は一体どうなってるの…
オチが綺麗に決まってるように見えて、実は裏にもう一つ何かがありそう。



オヒネリ制のライブなのだけど、一定額のオヒネリを入れるとオリキャラの缶バッジがもらえるらしい。
次回は私もチャレンジしてみようかな。

新しき年に@クチバズチェスNEO

アキバだよ!
オタクの聖地だよ!
アキバで開催のクチバズチェス。
今回は「NEO」、つまり新しい。
でも新ネタライブじゃなくて、ネタはもともと持っているネタを。
トークでそのネタの「新しさ」をプレゼン。

さて、ネタの感想へ。

信じる太郎さん。
普段はコンビなのだけど、今回はR-1期間につきピン参戦。
いつもはギャグで縦横無尽な太郎さん。
だけど今日は漫談?新しい!
いや、動きの多さは変わらないけど。
2分ネタなのだけど、カロリー消費は今日の誰よりも多いんじゃないかな?
「有酸素漫談」って新ジャンル、どうよ?




Kutty。
いやもう勘弁してくださいw
うん、毎回ここでだけネタやってるのよ。
コレはKuttyになってすぐ思いついたけど、お蔵入りしてたネタでね。
「演技経験ゼロからの1人コントは無理だろう」ってド正論。
それで始めたフリップも楽しかったんだけどさ。
でも私の本来のフィールドは「人の怖さ」なの。
だからどうしてもコレをやりたかった。
恋人商法の被害者の女の子をネタにして、闇が深いとかイジられて。
なんか今回初めて「芸人してるなあ」とシミジミ。
(今回MCの電撃ブリッツさん、特に伊志嶺さんはイイ感じにKuttyの扱いがぞんざい





えずれひろゆきさん。
もうね、この人の「コンビニ事件簿」はすごいよ。
コンビニって社会なんだなあ。
名言とか言いたい訳じゃなくって、本当こう思う。
ありとあらゆる人間がそこにいて、それに突っ込むえずれさんがいて。
「掛け持ちバイトの苦労」なんていうけれど、むしろネタになるからやってるんじゃないの?ってぐらい事件の連続。
事件そのものも面白いんだけど、それを引き起こすえずれさんの行動…鋼のハートをお持ちのようで。
R-1シーズンにつき2分しかないんだけど、この10倍ぐらいやってていいのに…
後半のトークタイムでは「初めてのコンビニネタ」と言い出して、ソニーのお兄様たちに盛大に突っ込まれる。
愛されてるなあ。



中MCはおしんこきゅうさん。
第一回から皆勤の、クチバズチェスのお兄さん(意味深


後半は初登場、のれんさんから。
松竹の一年目、クチバズチェスには少ない若手枠。
「美容師との合コン」というワクワクする設定…
だけど、アレ?
いろいろとサイズ感のオカシイ展開に。
そしてトークで明かされる衝撃の真実。
「普段とボケとツッコミ入れ替えて、ネタもリライトしてきました!」
マジか。
なんたるチャレンジャー。
最若手の彼らのあまりのしっかり者ぶりに、ソニーのお兄様ズもたじたじ。




電撃ブリッツさん。
今回は私服で登場、妙な小道具も持ってないぞ?
うん、上京する親友を引き留める、青春ドラマ的な奴ね。
うわ、手間本さんのパンチ強いな!と途中までストーリーがしっかりと。
ところが。
「パンチ強すぎだろ」
伊志嶺さんの一言でそれまでの青春ドラマが全部崩壊、異次元のドラマにシフトしていく。
手間本さんの「え?」はもうコレは手間本さんにしかできない芸当で。
なんだろうね、異次元の現象なのに当たり前のこととして受け止めてる手間本さんの異質さを象徴してるのに、その異次元の減少をリアルに張り付ける効果もある不思議な一言なの。




べっこちゃんさん。
中野の五差路の真ん中で!
この台詞を妙にドラマチックに連呼するガンジーさん。
舞台中央で座り込むもじゃさん。
もじゃさんは何をしてるのか?
あの座り方はいわゆる「ウンコ座り」、とまぁコレで理解していただきたい。
いい大人が、小学生男子的な面白ワードを連呼。
しかもその裏でちゃんとストーリーは進んでいる。
この二面性がすごいのよ。
重みある馬鹿、大人にしかできない馬鹿、最高。




おしんこきゅうさん。
湯浅さん?!
漫才のテーマが「お料理教室」で、いつもの可愛い湯浅さんと思いきや。
から揚げの作り方が後半おかしな方向へ。
小麦粉も片栗粉も「白い粉」なのよね~。
湯浅さんの見た目の「893っぽさ」を初めてネタに取り入れた漫才、とのことで。
演じるのも久々だったのかな?
ノリノリの湯浅さん、最後の最後でR18なアドリブを。
後のトークコーナーで「べっこちゃんさんのう〇こネタの後で良かった」とか言ってるけども。
いやいや、問題はそこじゃない。



トークコーナーでそれぞれのネタの「新しさ」をプレゼン。
のれんさんの「ボケツッコミ入れ替え」もすごいけど…
べっこちゃんさん?!
ソニーのお兄様三組(えずれさん、電撃ブリッツさん、べっこちゃんさん)が生き生きしている。
強いな、ソニー…


今回は組数少な目のたっぷりトーク。
次回はどうなるのかな?
バレンタインスペシャル、恋愛ネタ縛りのクチバズチェス!
2月6日、また秋葉原ZEROーGでぜひ!

連続ライブ@漫才キングダム

実は毎月恒例漫才キングダム。
(クチバズチェスと連続開催なな事が多くて、なかなか記事にできてないのよね…
さて、今回も組数多いのでさっさとネタの感想へ。



ハナイチゴさん。
「半径5メートルの話ばっかり」、小松崎さんのツッコミだけど至言だわ。
関谷さんの話の問題は半径ではないと思うけど。
でも今日はいつもよりちょっとアレンジされた形式だったかな?
こういうジワジワ変わっていく、ネタが育っていく過程を目の当たりにすると楽しいね。
関谷さんのニヤニヤと、小松崎さんの青筋が彼らのアイデンティティ。
そこさえ同じなら、どんどん変化したらいい。



パルシエンさん。
「昔ランド」を作ろう!という漫才。
この手の妄想プレゼン系の漫才は、妄想力が全てだと思っていたけど。
彼らはこのタイプのネタでも表情と動きも面白い。
まずパルッパル~ンで全てを持っていくしね。
まともなアイディアが変な所に着地する、王道展開だけど面白かった。
それにしても彼らを見るとコレを言いたくなるな。
ぱるっぱる~ん。



satomiさん。
同窓会に行って、級友の1人のミュージシャンと話してるsatomiさん。
そこにいきなりかかるミュージック。
唐突に醸し出されるラブストーリー。
「やだ、やめなって~」と口では言うものの、顔は満面の笑み。
satomiさんのパワフルな笑顔は本当強い。
笑顔以外もなんというか、表情が大きいのよね。
「大きく笑う」って日本語はないけど、まさにそんな感じ。
だからこそ最後のオチが効いてくる。
でも彼女なら大丈夫なんだろうなあ。




ペロペローズさん。
金田一少年の事件簿っていいよね!
で、「犯人はお前だ!」シーンの再現。
全面的に犯人が分かりません。
あえての演じ分けないグイグイ堀さん。
そして犯人以外も危なすぎる。
この事件、巻き込まれたら生きて帰れる気がしないわ。




ブランドンさん。
料理番組やってみたい!と始まる漫才。
珍しく主導権を西尾さんが持ってる?
でもだんだん出てくるロック。
じゃなかった、フタツカさん色。
彼らの漫才の「ロック色」は本物だから。
付け焼刃じゃ出せないディープなキャラクター性がたまらない。




ADVANCEさん。
居酒屋のキャッチをモチーフにした漫才。
展開がホラーだけど。
双子感ゼロだけど。
ていうか、あのキャッチが本物であるかが疑わしいよ。
どこかでアクロバティックな展開をするわけじゃなく、淡々と異次元に移っていくのが恐ろしい。



ほせいとよださん。
キャッチボールをしよう、という漫才。
ああ、男の夢らしいよね、息子とキャッチボール。
うん、予想はしてたけど、ちっちゃいとよだパパとおっきなほせい息子か。
絶対危険(物理)なヤツだ、コレ。
ほせいさんの何をやってもスローテンポな感じがよく生きてて、このネタ好きだわ。
彼らは初めて見たころから比べて格段に面白くなっていくから、見ていてうれしい。
もはや親心。




ハングリーぺんぎんさん。
いろいろ言いたいことはあるけど、この動物園、よく今までやってこれたね!
というか園長ってこんな権限あるのか?!
逃げた動物に懸賞金、とかまずここにツッコミを入れたい。
当たり前の前提として話は進んでいくけれど。
放し飼いにしている動物がいるとか、動物のネーミングセンスよ、とか。
やってることはベーシックなのに、どうしてこう…すべてが変なんだ!
「変」ってそれだけで面白いんだな、と実感。



今回R-1シーズンの割にはピン芸人少な目の漫才キングダム。
来月は二回あるらしい。
クチバズチェスとまた連続開催なわけだけど、私はブログ頑張れるかな?
そこも乞うご期待w

できない時ほどグッとくる彼@ひかりふる路

だいもんの雪組、フランス革命物!
これだけの事前情報でのこのこと劇場へ。
いやあやっぱりいいわ、フランス革命。
ロマンだわ。


まず、だいもんって人はドラマチックなのよ。
芝居の上手下手とかそういう事じゃなくて、持ち味がドラマチックなの。
そして、基本が悲劇。
苦悩が似合うし、苦悩がリアル。

糞真面目な天涯孤独な若者が、糞真面目故に突き進む。
革命でたくさんの死と争いと血に染まり、どこかの段階で壊れてしまい、英雄が憎まれ者になる。
処刑される前の瞬間に一瞬だけ触れた愛が目の前に…

だいもんに宛書された役、まさにだいもんのための役。
そしてまた周りがね…

コマちゃんのどこまでも優しく友情に厚く、だけどどこかヘタレて武力行使に出られない姿。
きいちゃんの凛とした佇まい、それが愛で一瞬崩れる美しさ。



ただね、今回はさきなを語りたい。
今回のさきなは「ダントン」という骨太な革命家。
使途不明金を作り、なじられるシーンが芝居の前半にある。
このお金はイギリスにバラまいて外交問題の終結を図っていたが、失敗、議会を追放される。
だけどロベスピエールが壊れた時、カミーユ(コマちゃん)の声に呼応して帰ってくる。
2人きりで、ロベスピエールに決死の説得を試みるんだけど、失敗して処刑。
ダントンは好き好んで喧嘩を買うわけじゃない。
彼の妻(劇中で亡くなる)だけがそれを理解していたけれど。
本当は身近な人の幸せを願う、そのためにのみ手を汚す覚悟のある男。
最後の「決死の説得」の時のダントンの哀しみが痛い。

ダントンは、ロベスピエールの幸せを願う唯一の人だったのに。
「革命の英雄」や「正義の法律家」じゃない、ただのマキシム(ロベスピエールのファーストネーム)の幸せを願ってるのは、ダントンだけだった。
今回の話、ヒロインでさえロベスピエールの「革命の英雄」としての彼の姿、彼の理想に惚れ込む設定で。

正直、技術的にさきなが足りているとは思えない。
ダントンの本来の設定を演じきれる実力派の男役は他にいるだろう。
だけど、その「いっぱいいっぱいさ」というか…
「無理に骨太な男を演じる、演じきれてない、今のさきな」が私の心にヒットしたのも事実なの。
最後の処刑のシーンの「狂い方」も中途半端だし、「決死の説得」だって「骨太な男」の化けの皮がどんどん剥がれて話が散らかってる。
でも、その今のさきなだから、よかった気がする。

だいもんのロベスピエールとの芝居のかみ合い方が最高だったのよ。
悲劇芝居の似合うだいもん、不幸に自ら突っ走る男が似合っちゃうだいもん。
そんな男の隣には、不器用だけどマキシムを守るため体を張って似合わないキャラを演じる、そんな親友がいたっていいじゃない。
誰もが英雄とあがめるけれど、自分の幸せを1ミリも考えられない男、それ故に大事な局面で舵取りを間違ったロベスピエール。
そんな男の人生に、1人ぐらい本気で素のマキシムを愛した男がいたっていいじゃない。

「決死の説得」のシーン。
マキシムのために用意した食事を完全拒否されて、食事を床に払いのける瞬間のダントンの背中。
芝居の技術なんか置いといて、あの背中が私には全てだった。
親友にあんな背中をされたら、私なら自分を貫けない。
それでもマキシムはブレない。
ブレることができない。
それが哀しい。
ダントンの背中が泣いている、どんなセリフよりそれが痛かった。

マキシム自身の幸せを追求していたらきっと、優しい彼はあんな恐怖政治にはいきつかなかっただろう。
結局、使い古された名言だけど「自分を大切にできない人は他人も大切にできない」んだ。
愛する妻のいたダントンは、「身近な幸せを無視して大局だけ見る危うさ」は理解していただろう。
このままじゃマキシムが壊れてしまう、マキシムにはもっと「小さな守りたい存在」がいないとダメだ。
芝居冒頭のシーンでの「マキシム、結婚しろ」は単なる親友同士のじゃれ合いじゃない。

さきなの演じる「骨太な男」はセリフ回しが時々ぎこちない。
妻の肩に顔をうずめてる瞬間だけが生きた芝居になってるぐらいに。
だけど、だからこそ、この「キャラ」を演じる理由がマキシムのためだと思うと、哀しい。
改めて思う。
芝居って技術じゃないんだわ。
ロジェのヴィンセントの時から「できてない時ほどグっとくる芝居をする」子なんだよねえ、さきな。
うん、なんだかんだ言って、私さきなが好きなんだと思う。

そもそも私の好みからして「愛する人のための必死の背伸び」が好きなのよ。
可愛いじゃない。
モてる男の余裕の口説きより、普段モテない男が「丸一日文面考えて、正座して震える人差し指で送信ボタン押したお誘いメール」の方がキュンとするんだもん。
「できてない時のさきな」はまさにコレなんだわ。
中身がコレなのに、外側は美形でしょ?
そりゃあ私も知らないうちに落ちるわ。
(できている時のさきなが好きになるかどうかはまた別かもしれないが…




ところで、サン=ジュストがすごいよ。
どんな言動の時も、天使のまま。
子犬のようにマキシムに尻尾を振って、「マキシムと呼んでいい」という言葉に目を輝かせた時のまま。
それでいて、一番残虐なんだから。
ハッチさんのタレーランに対抗できる唯一の人間、って感じだったわ。


今回、ロベスピエール、ダントン、サン=ジュストが見事に三者三様の「男役の一つの完成形」な設定で面白かった。
えりたんは絶対マキシムタイプだな、とか。
さえちゃんは意外とダントンだろうな、とか。




さて、ショー。
ちゃんと踊ったよ!
間近で見たきゃびぃの二の腕がなかなかマッスルだったよ!
にわにわさん含め上級生ズの狂言回しも良かった。
今回はデュエットの衣装も私好みだったし。
若手男役の韓流アイドル風シーン、かなり定番化してきたね。
コレも鉄板だけど、スパニッシュご馳走様です。


公演デザートも今回は「あたり」回だったし、大満足。

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プロフィール

朽葉

Author:朽葉
このページの管理者、朽葉。
とにかく生のステージが好き。
お笑いメインに、芝居、宝塚と西へ東へ。

朽葉姐さんとコンタクトを取りたい方はツイッターID「renrenren12」へ。
http://kutibakareha.blog117.fc2.com/blog-entry-479.htmlのみ、BBS目的にコメント欄公開中。

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