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2016-03

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暴力的な正気と穏やかな狂気@TOKYODECADANTSUNSET

真夜中クラシックさん、ニコさんの新ネタ3本とゲストのネタ1本、それとトークのライブ。

今回はなんと!



真夜中クラシックさんが刃物も女装もなし!




彼ら、本当に刃物率女装率高いんだもの。
もちろん「歪んだ愛」あふれるコントもあったし、真夜中クラシックらしさは健在。
だけど、女装も刃物もなしなんて驚いたわw



さて、今回もゲストは一組、ジャイアントジャイアンさん。
だけどまずはニコさん、真夜中クラシックさんのネタの感想を。


真夜中クラシックさん。

1本目。
漫才で、サブカル浦島太郎、略してサブしま太郎。
タケイさんがタケイさんらしく自由に呼吸しているネタ。
高橋さんがなぜか懇切丁寧に浦島太郎のストーリーを説明してくれるけど、パロディとはいえサブしま太郎にはあんまりストーリーないぞw



2本目。
海外の子守歌で息子を寝かしつけようとする高橋パパ。
タケイさんは子役です。
ただね、おとぎ話やわらべ歌ってホラーなものが多いわけで。
マザーグースとかアガサクリスティーの小説のネタになってるぐらいよ。
当然タケイ少年は寝るどころの騒ぎではない。




3本目。
歪んだ愛を娘に捧げる父。
今回一番真夜中クラシックさんらしいネタで、タケイさんの表情もよかったと思う。
タケイさんは口を歪めるような笑い方をすると本当にいい顔になる。
高橋さんは何一つおかしなことを言っていない。
その対比があるからこそ輝くネタ。
タケイさんは刃物を使うネタを多く書くけど、それはあくまで「歪んだ愛情」「相手を不幸にする愛情」を描く手段であって、目的じゃないのよね。
あれだけ歪んだ愛情、歪んだ関係を描き続けるのは、タケイさん自身にもどこか歪んだところがあるからだろう。
だけど、タケイさんの持つ歪みを高橋さんは理解しない。
高橋さんは常に正常で、そのまともさを突き付けられる事は歪みを抱えた人間にとってはある種の暴力でさえある。
高橋さんの暴力的な正しさと、歪んでいる事を自覚しているのにもう戻れないタケイさんの閉塞感。
これこそが真夜中クラシックさんだと思う。






ニコさん。
1本目は漫才。
「女の事ドライブデートしたいからお前カーナビやれ」という無茶ぶりをする榊原さん。
加納さん、従順w
漫才なんだけど、最後の「もういいよ」的な台詞は加納さんが言うけれど、「ボケとツッコミ」感のほとんどない漫才。
トークライブの中でこういう展開があってもおかしくなさそうな、「素」の感じ。
高校の同級生コンビである彼らはこういう空気勝負のネタには本当強い。
加納さんが再現しようとしてた歌が何なのかも気になるw
ずっと一生懸命「ターンタンタターン」と歌う加納さん。
榊原さん、カーステレオは榊原さんを愛してくれないよ!加納さんの方がイイよ!w




2本目は大学の合格発表に来た高校生二人(親友同士)のコント。
今日の3本の中で一番榊原さんが理不尽。
しかも地に足の着いた理不尽さ。
こういう逆ギレされた事って人生一度はあるだろうな、と。
最後のオチがいつものニコさんよりずっと王道な事と相まって、すごくリアルなコントだと思った。




3本目。
能力をコントロールできないエスパー少年(榊原さん)、そのクラスの授業をする加納さん。
突然来る未来予知。
それをそのまんま叫んでしまう榊原さん。
一時間の授業の中で何度叫んでるんだw
あれじゃあ授業になるまい。
録音の音声が上手く使われたコントで、榊原さんの「能力」も面白い。
ニコさんもネタの中で「死」を扱う事の多いコンビだけれども、今回もそう。
途中で「みんな死ぬ!」と預言を始める榊原さん。
それに対してにこやかな笑顔で「みんなもいつか死ぬんだから」とか言っちゃう加納さん。
加納さんはたいてい榊原さんの被害者とでも言うべき役を演じてるし、素の加納さんは暴走機関車な榊原さんを唯一止められる穏やかな常識人。
なのに時々わかりやすい狂気以上に恐ろしいものを秘めているような芝居をする。
それは一瞬で、いつも次の瞬間には優しい常識人の加納さんに戻っている。
今回、その一瞬をこのネタでは見られた。
いいなあ、これこそがニコさんよ。





ゲストのジャイアントジャイアンさん。
一人二役漫才というか、独り相撲漫才というか…
ガッキーとの妄想デートを計画するのだが、合間合間にガッキーの豆知識が入る。
妄想デートなのに「ガッキーは女子バスケ部だから部活から恋愛には発展しない」なんてリアリティ追求しまくり。
タケイさんお気に入りの言い回しも何度も出てきていたね。
このネタスタイルを追求し始めたきっかけのエピソードも聞けたし、なんか思い入れのあるネタになったわ。




最後はトークタイム。
天然ボケエピソードも面白かったけど、一番印象に残ったのは「今まで言われた『似てる芸能人』の中で一番カッコいい人を当てよう」という内容。
よく自虐表現で「○○をブサイクにしたような顔」って使う人いるものね。
どんなブサイクでも同じ系統の美形ってのはいるもんだ。
逆も然り。
これは面白い遊びだからもっと世の中に広めるべきだわw



終演後にニコさんの写真ゲット。
nico2.jpg
むしろ今まで撮ってなかったことに驚いたw
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一粒で二度おいしい@検品―2016年度便―

ねじさんの新ネタライブ。
今回はねじさんの新ネタ4本とゲスト3組の合計ネタ7本とトーク。
ゲストは伊村製作所さん、ペンギンズさん、マッハスピード豪速球さん。




まずはオープニングトーク。
セジモさんが風邪ひいた!とか。
佐々木さんのストレスが!とか。
ええ、新ネタライブには恒例の「だから寛大に笑ってね」のお時間です。
ま、風物詩だからw


そして一気にネタ4本。
(衣装はずっとつなぎのまま)


1本目。
漫才。
お手製アンケートには「マンザイ」と書かれてる。
佐々木さんが「こういう名前ってこうだよね」って決めつけていくのだが…
ところどころ変なもんが混ざってるw
でも頑なに「ユウキ」のイメージは言わない佐々木さん。
ズルいw
まぁ名前って親の願いだから≒教育方針よね。
そう考えると佐々木さんの持論もありなのかもw




2本目。
アンケートには「ボクはあきらめない」。
芝居の開演前の舞台袖かな。
脚本家の佐々木さん、謎のセジモさん。
いや、本当に謎なのよ、私が馬鹿なんじゃないのよw
次々起きるトラブル、でも「ボクはあきらめない!」とセジモさん。
最終的に佐々木さんの役割が人間にこなせる量じゃなくなっていく。
起きる事件もリアリティを放棄していく。
この加速がいい。
王道だけど、これをテレずにやるから面白いのよ。




3本目。
秋田版魔法少女あどはなもは。
まどマギの枠組を借りての魔法少女もの。
リアルタイムで見てたあの伝説のアニメが定番のモチーフになっていくとはね。
秋田弁の正確性はよくわからない。
細かい事は気にならない、謎の勢いが面白い。





4本目。
大学生(というタイトル)。
先生に進路相談に行く高校生。
そこからひたすら大学生をディスる先生。
1本目と同じく、佐々木さんの偏見だらけの持論が面白いネタ。
役なんだけど、佐々木さんは佐々木さん。
セジモさんもセジモさん。
最後のオチのセリフまでノンストップ。
このネタはホワイトボードを使うので、ほかのライブにこのまま持ち込むのは難しいかもしれないが…
あのいい加減なベン図はツボ。







ゲストネタ。

伊村製作所さん。
助けたお爺さんが面接に行った会社の社長だった!
そりゃあもう採用よ、面接なんてお飾りよ。
ところが。
恩人君、アホの子w
イケメンの嫌な奴は本当ムカつくだけだけど、イケメンのアホの子は面白いな。



ペンギンズさん。
家の電話(固定電話)に電話がかかってきてさ~と話を始めるも。
なおさんがツボに入っちゃって話が進まない。
ツッコミがボソッと呟く感じなのだけど、それが「心の声」っぽい効果を生んでいるのね。
実際には声に出しているのに、少し距離感があるのよ。
あれだけ抑えたトーンの声でしっかり台詞が聞き取れるってなかなかない。
いや~いい声だわ。



マッハスピード豪速球さん。
落語家の裁判のコント。
え~最後に高座のように正座して話をするんだけど…
座ってる台、暗幕で覆ったスチールのラック。
アレに飛び乗るガン太さん、すごい運動神経!w
坂巻さんのオッサン芝居は、相変わらず変な事言わなくても面白いハイクオリティ。
落語家の「本能」と裁判の駆け引きの間で葛藤するガン太さん、無責任なオッサンの坂巻さん。
職業柄の本能、職業病、その職業の業、このネタの面白さの根底にあるのはそんな誰にでもあるモノ。
そういう普遍的なモノを有り得ない形でデフォルメして出してくるコントって大好きよ。
安全地帯から共感できるから。





最後はトーク。
伊村製作所さんが盛大にいじられていたね。
イケメンって得なはずなんだけど、なんであんな目にw
今回は伊村製作所さん以外はみんな芸歴似たり寄ったりだったらしく、それもあってああなったんだろうけど。
ゲストも暴れてるけど、白眉は佐々木さんのドSっぷりよ…
二次元キャラでもあそこまでじゃないぞ。
笑いまくったけど、萌えも補充できて、一粒で二度おいしい!w
やっぱりああいうキャラは細身のメガネ男子よね!

ちなみに今回検品したネタの完成品は夏ごろ出荷予定だとか。
彼らのこのシステムが面白いので、くちぺでぃあ、ねじさんのところだけ特別仕様。
そっちも要チェックw

とにかく一番上!@SMAイディオットライブ大将戦

え~と、ソニーの若いチームのピラミッドライブの一番上のライブがコレ!
(やっと覚えたぞ
ソニーの事務所ライブは種類が多いのでややこしい。
所属する芸人さんが多いのだから、事務所ライブが多いのはいいことなのだけども。

さて、ネタの感想へ。


スコッチさん。
トリオ漫才、あだ名をつけよう。
スピッツとミスチルの歌詞をつないでトリオ漫才。
スコッチさんがネタを考えてるのに、スコッチさんがボコボコに言われるネタという…
そういえば結局スコッチさんの芸名の由来って何なんだ?
2年以上追っかけてるわりに実はこんな基本情報も知らなかったりして。
このネタの中でそこにも触れてくれたらいいのにw



朝が来るまでさん。
泣いてる子供と先生のコント。
先生が「泣いちゃだめだ、って自分に言い聞かせてごらん」と言った途端、子供の人格分裂開始!
結局5~6人になってたな。
人格同士が殴り合うってどういう設定なんだろうw



湘南デストラーデさん。
なんでしょうクイズという漫才。
なんて理不尽なクイズなのw
問題はルール無用のフリーダム。
いや、ある意味なおさんがルール。
途中までそれなりの規則性が見えたからこそ、終盤が面白い。




汐田パンダさん。
転校する少年がみんなにもらった色紙を読む1人コント。
少年よ、君はクラスで愛されていたのかい?w
すっごく愛されてるようにも見えるけど、すっごく雑な扱いにも見える。
どこまでも明るい汐田パンダさんだからこそ、どっちなのか判断つかない。




くどうあやこさん。
40歳のJKで別パターン来た!
「旦那と別れて人生やり直そうと定時制高校に入った」という基本設定はそのままに。
今回はテレビ局のスタジオ見学に来てかつての後輩を見つけるくどうさん。
その後輩の力でアイドルデビューしようとごり押し!
一点の曇りもない、ひとかけらの陰もない、ひたすらに明るくパワフル。
こういうオネエサマが世の中を明るくするのよ!
「元気をもらえる」って表現は、まさにこういう人のためにある表現だと思う。




テキサスクローバーさん。
二人そろって女装でのコント。
しかも彼らも設定はおそらくJKだよね?
…高校生って大半はティーンエイジャーだぞ!w
くどうあやこさんと言い彼らと言い、汐田パンダさんといい…自由すぎるw
栃木さんが姉、長友さんが妹で、姉妹は同じ人を好きになってしまったらしい。
勝負が見えてる気もするが。
オチでは栃木さんは勝ち負けの外に行ってしまうw




ぶらっくさむらいさん。
外人の取説、というネタ。
取説はアレです、西野カナのやつ。
替え歌だね。
ハーフあるあるってある意味「マイノリティあるある」だから。
自分はマイノリティだ、って人と、そうでない人ではどうしても感じ方に差が出てくるんだと思う。
私は完全にマイノリティサイドだからね~。
「普通の人」の自覚をもって生きてる人々にはどう映ってるんだろうね、このネタは。





和田輝美さん。
三色団子!
夕飯時のライブでなんて飯テロなネタ。
昭和の香り全開で三色団子への愛を歌う和田さん。
歌がちゃんと上手いからすごい。
こぶしも回ってるし、発声もちゃんとしてる。
日本語がわからない人に聞かせたらお笑いのネタだとは思うまい。




マカロンさん。
青春は人が輝く時!と主張して、今日のテーマは「雪の降る日の帰り道」。
ロングヘアだから一瞬女子を演じることに納得しちゃうけど、彼は立派な男性です。
ていうか手をつなぎたいって言ってるのに、どうしてこんなに気持ちが伝わらないんだろうw



奴子食堂さん。
スーツのサイズ感w
ネタの感想の前に一言言いたくなるレベルでおかしい。
ネタの内容は、役員と平社員のコント。
平社員が勝手に役員のSPをしようとするも…
むしろお前が役員の命を狙ってるだろ?なレベル。
もはや柔道の投げ技みたいなのやってたしw




そしてこちらは柔道のネタ。
ふみつけ大将軍さん。
白帯のオッサンに弟子入りしたい少年。
少年、なんか強そうだけど。
オッサン負けそうだけど。
見た目だけでも面白いコント。




「ホームランを打ったら手術を受けてくれるね?」が達成できなかったら…というコントのタマゴーズさん。
このモチーフ、お笑い業界では大人気だけど、実際そんなにあるもんでもなかろうにw
しかしタマゴーズさんはトリオだ。
野球選手、病気の少年、にもう一役プラスできる。
何の役をプラスするんだろう?
まさかの相手チームの投手。
とばっちりw



ゲスト2組。

マツモトクラブさん。
パン屋でクロワッサンを毎日のように買うオッサンの1人コント。
店員のモノローグを流しつつ、セリフは本当に大事な所しか喋らない。
モノローグと動きがぴったり合っていて、録音だって事を忘れさせるぐらいの完成度。
毎度のことながら、さすがの演技力。



だーりんずさん。
自殺の名所で飛び込もうとするオッサンを止めるお爺さん。
お爺さんはかれこれ2000人の自殺志願者を止めてきたプロフェッショナル。
…命の電話もびっくりだなw
データがあるので、言動だって予測できちゃうし、自殺志願者をパターン分類しちゃうよ!
でも人間は型にはめられない。
最後の最後、お爺さんの予想外の行動に出るオッサン。



そうそう、MCは湘南デストラーデさん。
久々の全組掲載なので、MCの事は長々書かないけどもw
オープニングで当てられてアワアワしてしまった私。
…不審者じゃないよ~w

特別でない彼女と私の物語@実録長編エッセイ

私は特別な存在ではない。
この事実を認める事が私のスタートラインだった。


文を書くのが好きな人間というものは、多かれ少なかれ目立ちたがりで自分を「特別な人間」だと思いたいものだ。
私も例外ではない。
しかし、私は凡人だった。
ハッキリ言って「平均点以下の人間」だ。
そんな私にとって、書き続ける事は自分との闘いである。


私は面白くない。
私は可愛くない。
私は独創的じゃない。
私は論理的じゃない。


それを自覚したまま、その自分を隠しながら、さも面白くて賢い人が書いているかのような文を書こうとする。
世の中には本当に面白い人も賢い人もいるのだから、そんな試みは当然失敗に終わるのに、それでも足掻き続けてきた。


しかし、なぜか私の周りには「選ばれた人間」が多く集まってくる。
理解しがたい事に彼らは私を彼らの仲間だと誤解しているのだ。
選ばれた特別な彼らに仲間だとみなされる度に、私の中のどす黒い思いは肥大していく。


どうして私は特別ではないのか。
そんなモヤモヤを抱えた時、私は知り合いのKという女性をカフェに呼び出してとりとめもない話をする。
Kはごく普通の進学をし就職をし、それでいながらある日突然そのレールを飛び降りた女性だ。
私がインタビューする相手のほとんどは選ばれた人、特別な人だが、Kは違う。
Kは私と同じ凡人だ。
しかし、Kはそのままでいる事を良しとしなかった。

Kは今、アルバイトをしながらお笑いライブの舞台に立っている。
今日はそのライブの様子を一日取材する。
と言ってもKに張り付くわけではなく、お笑いライブを開催しているライブハウスへの取材である。
最近急にテレビに出てくるようになった漫才コンビが下積み時代よく出ていた小さなライブハウス。
そこにKが出るというので、Kを通してそのライブハウスのオーナーにアポを取り、私はKの事は「ついで」という感覚でライブに出向いた。

ライブハウスのオーナーへのインタビューはライブの後なので、オーナーに会釈した後すぐに私は客席に向かう。
今日は12組の出演者がいるというそのライブは、動画サイトにも同時配信されているらしい。
それなら生で見に来なくてもいいのでは?と思いながら客席を見渡す。
客席と言っても、劇場のようにフカフカのクッションのある椅子が作り付けてあるわけではない。
白いプラスチック製の椅子を数人の芸人が開場前に並べるだけである。
こんな状況でも、席には数人座っており、その中の一人の中年男性はタブレットで写真を撮っている。
彼らがこのライブハウスに辿り着くまでにもドラマがありそうで、話を聞いてみたい気はするが、もうライブが始まるようだ。

まず出てきたのは香盤表を持ったMCの芸人。
出演者の紹介やらライブを見る上での諸注意やら、慣れた調子で説明していく。
説明は上手いのだが、どう見ても有名な独裁者を模した軍服姿の大男の「営業スマイル」には違和感しかなく、私はKの出番すら把握できなかった。

暗転し、芸人の名前が呼ばれ、ライブが始まる。
どうやらライブは数組ごとにブロックに別れているらしい。
冒頭の大男が再び出てきて、出演者とトークを始めた。
まだKは出てこない。
ネタの間は薄れていた違和感が、トークになってまた強くなる。
傷み切ったアフロヘアのカツラで体操着姿の男と、軍服の大男が並ぶ。
その画面だけ切り取ってもおかしいのに、どうもこの2人は昔なじみらしい。
どこにどんな接点があってこの2人は仲良くなったのだろう。
ネタよりも裏の人間模様の方につい意識が向いてしまう。


2ブロック目、やっとKのネタである。
Kは真っ青なアイシャドウで顔を汚して、ナンパされたと勘違いしてマシンガントークをする女を演じている。
はっきり言って、面白くない。
しかし、Kは真剣そのもの、セリフを噛んでも笑いもしない。

Kの出番が終わった後、楽屋を見に行った。
楽屋と言っても袖に付属する3畳ほどの空間である。
そこには芸人たちの荷物が散乱しており、さっきコントで誘拐犯を演じていたメガネの男が着替えをしている真っ最中だった。
私が入ってきたのも構わず男は下着姿になる。
思わず目をそらすが、ふと視線を戻すとKは着替えを見ても全く動揺していない。
MCをしていた軍服の大男と何やら熱心に話し込んでいる。
ダメ出しでもされているのだろうか?
あの汚した顔で真剣な表情をしているKはネタよりよほど面白い。
そんな失礼なことを考えながら見ていると、Kが私に気付いた。

「客席にいらっしゃってるの見えましたよ。
ありがとうございます」

そして軍服の大男の方に向き直り、私を紹介する。
すっかりKは後輩モードだ。
意外にも礼儀正しい軍服の大男は、今回の取材のきっかけとなった芸人とも昔なじみらしい。
このライブハウスで自分も毎月ライブの主宰をしているのだ、と荒いコピーで刷られたチラシを何枚も渡された。
そしてその大男は私の取材の目的を聞くと、彼らの事を話し出した。
彼らが大事な時に遅刻した話、バイトではダメな奴だという話、衣装に無頓着で私服も拾った忘れ物を平気で着ているという話、いずれもテレビでは語られていないエピソードを滔々と話す。
思わず聞き入っていると、ライブのエンディングが始まるという事でKも大男もステージに戻っていく。
ステージと言っても12組、実質15~6人が乗ればぎゅうぎゅうというサイズの代物ではあるのだが。


ライブが終わり、Kがオーナーに私を紹介する。
オーナーはメガネをかけた痩せた関西弁の男で、なかなかの野心家のようだ。
自分も芸人でもある、と言いながら取材に応じてくれたが、彼の人当たりは芸人というよりは経営者のそれにしか見えない。
それほどライブハウスの経営者が板についている。
30分ほど、件のコンビについての話を聞き終えた。
するとライブハウスの掃除を終えたMCの大男を含めた数人の芸人がこちらにやってきた。
なぜかそのままオーナーもKも含めた全員で食事に行くことになってしまった。

連れていかれたのは昔ながらの中華料理屋で、流暢なのだがどこか怪しげな日本語を話す中国人が店員をしている、という店だった。
Kも慣れた調子で定食を頼んでいるから、おそらく彼らの行きつけなのだろう。
私はKに聞きたいことがたくさん溜まっているのに、Kは芸人たちとの会話に夢中である。
仕方ない。
Kと話すのはまた後日にしよう。




数日後、私はKをいつものカフェに呼び出した。
昨今のKは逞しくなり、私の支払いであるこのカフェではコーヒーだけでなくスイーツもちゃっかり頼んでいる。
今日もKは新作だというリンゴのケーキを食べつつ、私の話に相槌を打つ。

ここ数か月、Kはあのライブに続けて出ているらしく、軍服の大男と食事に行くのもあの日が初めてではなかったという。
それを聞いて、私はKを初めて見た日を思い出す。
あの日のKは全身で他人を拒絶するオーラを出していた。
私は比較的親しみやすい容姿だと自分を評しているが、その私ですらKの懐に入るのは苦労した。
それが今のKはどうだろう。
いくら礼儀正しく話が上手かろうとも、素性の怪しいあの芸人たちと当たり前のように食事に行っている。
まさかこんなにKが変わるとは思わなかった。
だから私は取材になどなりえない無名のKとこうして今日もカフェにいる。
初めてKを下北沢で見かけて、もうすぐ一年が経とうとしていることに改めて驚き、そしてこの奇妙な縁に感謝した。
そんなセンチメンタルな気分に浸りながら、ケーキを食べるKをぼんやりと眺めていた次の瞬間。
私は抹茶ラテを吹き出しそうになる。

「私、R-1に出るんですよ」

確かに芸人をやるのならR-1には出るだろう。
あれはテレビ放映される、芸人たち、特にピン芸人たちの登竜門。
しかし、ここにいるのはKである。
この前、あの薄暗いライブハウスでどうしようもなくつまらなかったK。
1年前までお笑いなど全く縁のなかった、K。
勝てるわけがない。
間違いなく1回戦で負けるのに、出てどうすると言うのだろう?
出場回数を重ねたところで何かアドバンテージがもらえるわけではないのだから、少しは実力を身に着けてから出ればいいのに。
けれど、Kは私の言いたいことなど充分に承知している、といった風情だ。

「勝てないなら、出てもしょうがない。
宝くじみたいに運だけでどうにかなるものじゃないですもんね。
だけど、こっち側と向こう側って見えるものが違うんです。
私はもう少しだけ、向こう側から世界を見てみたい。
それだけですよ」

向こう側とこちら側、というのはおそらく舞台の上と客席を指すのだろう。
随分芸人顔が板についてきているとはいえ、Kにとって「こちら側」はまだ客席。
そんな生ぬるい覚悟だからこそ、身の程知らずなチャレンジができるのだろうか。

私の思いをよそに、いつになく訥々とKは語り続けた。

「やりたい事」のない自分にとって、芸人たちは見ているだけで羨ましくて妬ましくてしょうがない存在である事。
自分の中にこんなにドロドロした澱があったと、彼らを見るまで気付かなかった事。
やっと自覚したこの澱と向き合い、きちんと消化しなければ前に進めないと感じた事。

「ネタを書き、人前でそれを演じる。
 すると少しだけ澱が溶けて体の外に流れていくんです。
 本当に少しずつ、少しずつ。
 目に見えて減っていくわけじゃないけれど、なにせこれは30年分ですから。
 時間がかかっても、なんとかしますよ」

心の中の澱を出す作業の大切さは私も身に染みている。
私にとってはこうして書く事がそうだ。
そして、これをしなければ私は生きていけない。
Kにとってはお笑いが私の「書く事」に相当するのだろう。

その気持ちは理解した。
しかし、Kは私と大差のない年のはずだ。
ふらふらと夢を追えるような若さはもうない。
それでもKは続けるのだろう。
生きていくために、自分の中にたまった澱と向き合うために。



私は特別ではない。
それが悔しくて、特別な人選ばれた人が妬ましい。
けれど、作品を作るのは選ばれた人の特権ではない。
少なくともそう信じているからこそ、私は書き続けることができる。
そして私の手帳には年末に○がついた日付がある。
その日はKがR-1に出る日だ。
「こちら側」からKの大舞台を私は見るつもりだ。
Kが何かを見つける瞬間を、私は見届けたい。


選ばれなかった凡人にも物語はある。
だから、凡人である私は足掻き続ける凡人の物語を見届けて、それを世の中に送り出す。
選ばれた天才に嫉妬している暇などない。
そう思うと、私の心の中の澱も少し溶けて流れたように思えた。






文:朽葉矢子








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女人禁制~ただし舞台上に限る~@コントおじさん

初めて見るライブ、ただしメンバーは結構いつもの感じかもw
私にしては珍しく、新宿のライブ。

さて、ネタの感想へ。


ばんどーらさん。
彼らの本領発揮、言葉で遊ぶネタ。
授業参観に来た父、とその父を見つめる「よその子」。
よその子が作文を読み始めると、もう言葉のサラダレベルの難解な作文。
ただツッコミがいちいち冷静なのでつい笑ってしまう。
なるほど、この冷静さは我が子じゃなくてよその子だからこそだなw
こういう作文を書くような子の将来が楽しみだw





や団さん。
ラーメン屋か何かか?頭にタオル、白Tシャツ姿の男二人と、ワイシャツ姿の店長。
Tシャツ2人が喧嘩を始めると、何やら指南を始める店長。
喧嘩を奨励しちゃダメでしょうw
指南の成果あって、どんどんレベルアップしていく喧嘩。
もう何がしたいんだかさっぱりw




馬鹿よ貴方はさん。
満喫のコント漫才。
例によって一切仕事をしない店員のファラオさん。
あの対応に一切声を荒げない新道さんって、リアルに考えるととんでもなく辛抱強い人よねw
接客のアレさももちろんだけど、料金設定もおかしい漫画喫茶。
終電逃しても絶対入りたくないわw




キズマシーンさん。
老人に優しい人だけが抜ける伝説の剣!
何その高齢化時代のエクスカリバー。
老人たちの「危機」の小規模さと、その解決法の血生臭さのギャップ。
案外戦闘民族な老人たちだなあw





ハッピーエンドさん。
人生ゲームで遊ぶ男が2人。
ところがその人生ゲームがリアルを反映しているのでは?と騒然とする二人。
問題はゲームが現実を追い越した時。
要するにゲームが過去ではなく未来を予言し始めた時。
…そのゲームやってみたいw



ロマン峠さん。
人見知りな登山者が遭難して洞窟に飛び込むと…後からもう一人やってきた!
こんな時にそんな事?と戸惑うもう一人の遭難者。
そりゃそうだよ、命かかってる時に人見知りだものw
最終的には怪我の功名なのか?
いやいや。
なんつ~迷惑なw




くるくるさん。
母子家庭で貧乏暮らしの少年のところに、出ていったはずの父が帰ってきた!
最初はちゃんとしたドラマが展開。
しかし…息子が強かすぎたw
息子はもう母子家庭キャラを確立して生きてるのに、今更父の帰還で多少経済的に潤っても意味がない!と。
父が可哀想な気もするけど、でも最初に家出をしちゃったのも父だし。
なんか考えたらダメなネタだなw



ここから1人コント。

マザーテラサワさん。
893の事務所に乗り込んで、哲学を説くという1人コント。
馬の耳に念仏どころの騒ぎじゃないw
ネタの後半、いきなり上着を脱ぎだすマザーさん。
一体何事?!
上着を脱いで、シャツをめくると、中から出てきたのは斬新な入れ墨。
あんな893がいたら可愛いわw



浜辺のウルフさん。
「俺って小説の登場人物だと思うんだよね~」と。
ソフィーの世界(昔流行ったの、知ってる?)みたいな話だね。
ただなぁ…話の内容がなぁ…
どう考えても小説じゃなくてラノベだろうw
そこは区別してほしいw





そして企画タイムなしでシンプルに終了。
結局このライブの由来はわからずじまいなのだがw
でも確かに女性芸人さんはいなかったw

リニューアル前の大盤振る舞い@あさがやプロットバトル

平日開催のプロットバトルはこれで最終回。
次回からは土日祝日になるらしい。
う~む、ちと残念。
その分?今回はメンバーが豪華!
(記事が長い事への言い訳ともいう

さて、ネタの感想へ。


スコッチさん。
なんかすごい久々だぞ。
ネタは「多分桃太郎」。
ネタのカテゴリは「多分漫談」。
フリップないしコントじゃないし。
曖昧な表現が繰り返し出てくるネタなのだけど、驚くほど表現がかぶらない。
ボキャブラリー豊かだなあ。
ていうかこれだけ曖昧表現のボキャブラリーあるなら、政治家になれるんじゃない?w



マリッジブルーこうもとさん。
桃太郎をモノマネで。
ええ、桃太郎2組。
しかもこうもとさんはスコッチさんの前の出番。
すごい偶然w
なぜかキジが二羽いたり、おじいさんとおばあさんの役以外にもう1人桃太郎の出生を見守ってたり。
モノマネレパートリー多いから登場人物が増えてるw




ミヤシタガクさん。
初見だね。
高校の先生がグレている生徒に停学を言い渡すために面談をする、という1人コント。
ただし生徒は72才。
校舎内でタバコを吸って叱られる72才。
何が何だか。
先生の困惑ぶりがイイ。



馬鹿よ貴方はさん。
歌ネタをやろうと言い出すファラオさん。
とりあえず歌う新道さん。
歌ネタってこういうのじゃあないw
歌う漫才≠歌ネタ!
「~~しなさいよ」って新道さんの台詞によくあるのだが、あの年代の男のセリフとしてはかなり柔らかい言い回し。
そりゃファラオさんが言うこと聞いてくれない訳だよw





ダンシングヒーローさん。
不良同士のタイマンのはずが、なぜか相手が来ない。
と、そこへいかにもパシリっぽいヤツがやってきた。
そして相手が来ない理由の説明を始めるも…
明らかにやる気のない説明。
ラジカセに謝罪を録音、とか一見まともなんだけどねえ。
内容がねえw





ロリィタ族さん。
芸人彼氏シリーズだけど、今回は1人コントバージョン。
心の声が駄々漏れの仕様なので、フリップバージョンより毒多め。
ただこの毒づく感じ…
同業者恋愛あるあるなんだよねぇ。
やっぱり恋愛は自分と違う世界の人とするに限るわw
だからこそ共感できてネタとしては面白い。




雨の群雲さん。
クソゲーにツッコミ。
実在するゲームだとしたらいろいろ大丈夫なのか?w
昔ながらのゲームにありがちなイライラ展開を見事にぶった切る。
オーバー30のためのネタ感は否めない。
うん、朽葉姐さんはドンピシャだねw





メルヘン須長さん。
榊マリコのお買い物。
確かに榊も沢口靖子も家事能力はなさげだけど…
デフォルメするとああなるのかw
三角フラスコもってスーパーに行く榊。
言動うんぬんの前にそこにツッコミたい。
榊と沢口靖子の境界線があいまいな所がメルヘン須長さんのネタの醍醐味。
今回もそう。
…リッツの箱、そろそろ新調してあげてw




えずれひろゆきさん。
この人、「女」にまつわるネタだと途端に輝く困った人。
今回のネタは「あるあるのカクテル」、バーテンに扮したえずれさん登場。
ボトルに書かれたキーワードをいくつか客に選ばせ、そのキーワードの入ったあるあるネタを答えるというもの。
ボトルには「男」「女」「学校」「食べ物」「イベント」とある。
「イベント」のカードのオールマイティさもさることながら、「女」のカードが入ると本当面白い。
そんな女絡みでフラストレーション貯めるような外見には見えないのに、どうしてなんだw




夕暮れランプさん。
マルチ商法にひっかかっただいすけさん。
それを何とか説得しようとする東さん。
今どきそんな古典的なマルチ商法なんかあるのか?なやり口にまんまとひっかかってる。
いかにもマルチ商法やってそう(失礼)な東さんが「騙されてるって!」と必死に説得する姿。
…絵柄だけでも面白い。
最後はだいすけさんの目も覚めて、でもめでたくないオチもついて。
頑張って、東京は魔境よ!w





ゆうきたけしさん。
バイト型サイボーグとマッドサイエンティスト。
設定がてんこ盛りなので、説明するより見たほうがイイw
サイボーグを使って悪と戦う組織で、資金不足により「資金を稼ぐためのアルバイト特化型サイボーグ」が作られた。
当然「自分も戦いたい」と嘆くサイボーグ。
自慢気に余計な機能を紹介するマッドサイエンティスト。
目的は手段を正当化しない!w





や団さん。
課長のモノマネをしつつ、課長の悪口を言う新入社員3人組。
ただし1人は芸達者、1人はへなちょこ、1人は指南係。
このパワーバランスがなんとも言えない。
会社内であんなんやってたら即バレると思うけどw
最後の最後までへなちょこはへなちょこのまま。
一切成長しないところが面白い。
実際の課長は舞台上にいないから芸達者が芸達者である保証は一切ないのに、ちゃんとそう見える。
この「見えないものが見える」感じのあるコントっていいなあ。






電撃ブリッツさん。
「手がおいしい」というコント。
もうね、タイトルからしてすごいよねw
自分の腕からいい出汁が出るから、腕を煮たスープを出しているラーメン屋。
…店名は「 西施」でどうよw
裏メニューもまず見た目が有り得ない事に。





かっぽんかっぽんさん。
大遅刻のためトリへ。
ただし、遅刻てない方が遅刻した方に謝るところからスタートするネタという…
なんという理不尽w
恋愛のもつれから仲たがいした友人。
謝罪を受け入れたくないが、お詫びにと持ってきたロレックスは欲しい…
なんとも下衆い葛藤。
でも下衆いからこそ共感しちゃうなあw





システム変更、曜日変更も乗り越えて、次のプロットバトル(改称も予定)がどうなるのか…
新年度だもんねえ、心機一転!
…朽葉姐さんは相変わらずフリーターライフの通常進行ですがなにか?!

年パスください@笑いの現象学

今月は会場変わって中野シェイプレスでの笑いの現象学。
プロットでの開催時よりは少なめなものの、充分ボリューミーなライブだった。
なのでさっさとネタの感想へ。



ノオトさん。
万年筆売り場に買い物に来た青年と、とんちんかんな比喩を多用する店員のコント。
高級品の売り場ではありがちな「店員や通しか使わない比喩表現」のバカバカしさ。
デフォルメされているんだけど、どこか「あるある」と言える所がいいのね。



熊川シュワワさん。
ミュージシャン志望の若者が応援してくれたお爺さんのお墓の前でテープを流す。
ところがテープには入っていてはいけない音が…
せっかく決まったデビューがやばいぞ?!




吉川唯之さん。
手作り人形コント。
今回はキリン!
ついに人間じゃなくなったw
いや、一応もともとは人間だったらしいからキリンっていうよりは、ろくろ首なのか?




東京アヴァンギャルドさん。
時計屋さんの丸沢さん、客の綾瀬さん。
最初は腕時計を勧めているようだが…
綾瀬さんが選ぶのは規格外。
でもせっかくだから売りたい丸沢さん、綾瀬さんの無茶ぶりに必死に応える。



林健太郎さん。
I don’t want work!
気持ちを伝えるべく感情をこめて言おう!
英語はキッチリしてるところがもう。
高学歴ニートって一番ダメなパターンw




ヨージさん。
ビックリマンチョコの思い出。
クラスメイトと一緒に落ちてたビックリマンチョコを投げて遊んでいたら濡れ衣を着せられて…
ヨージさんのネタで聞く限り、子供時代は相当な悪ガキだなw
昭和な子供ルックのヨージさん…
ちょっと見てみたいw




銀座ポップさん。
日常の現状、とラップ調に日々の不満を語る。
不満の内容はペットボトルだの福神漬けだの自転車だの、本当に日常。
ラップが本来持っている攻撃性がないのに、ちゃんとラップ。
ちょこまかした動きと相まって、なんか可愛い。
可愛いオジサマ、最強。




シアター稲葉さん。
思いっきり関西弁で漫才。
コントの時はこんなはっきり関西弁じゃないからなんか新鮮だわ。
イラっとくる事、というテーマでマシンガントーク。
テンポが良くて早口なのにすんなり内容が入ってくる。




ラフネスさん。
番長になりたい!とりょうちゃんさんが言いだす漫才。
りょうちゃんさんの「はーい」が何度聞いても成人男性のそれではないんだが…
完全に笑いの現象学のマスコットと化している。
あんな番長がいたら世の中平和だわw




めろんトリガーさん。
初めての強盗。
タイトルをつけるとしたらこれ以外有り得ない。
「はじめてのおつかい」のナレーションに乗せて銀行強盗をするというコント。
「1人コントとナレーション」ってコンビのネタとしては珍しいかも?




シルキーラインさん。
最近流行りの「レアバイト」のコント。
レアバイトをしているという友人に根掘り葉掘り質問をしてみると…
確かにレアだけどあんまり美味しくないバイトも多いぞ?
とりあえず二人ともミーハー過ぎだw




矢頭たくやさん。
DJブースでラジオの収録中。
ただし収録してる場所が異常。
届くお便りも異常。
ていうかお便りを投稿する手段も異常。
DJがおびえきっているラジオってw




マザーテラサワさんは夢の国でデモをする1人コント。
こんなネタやってたらネズミの親玉に消されるわw
子供に話しかけるマザーさん、アレは子供泣くなあ…w
水戸黄門は印籠が出てこなきゃダメなように、マザーさんのコントはオチで逮捕されてこそ!
今回もしっかり連行されていくマザーさん。



ええと、これだけ書いてるけどこれでも相当絞ってるからね?
本当組数多くて豪華だわ~。

ところで私はそろそろ半年ぐらい連続参戦だから、年パスとか作ってみない?w
夢の国に対抗しちゃおうよw

ホワイトデーはどこへ?@あさがやプロットライブ

もはや毎月恒例あさがやプロット詣で。
ただいま~とプロットに入っていくと、何も言う前から受付がされてアンケートが出てくる。
なんか「いつもの」でお酒が出てくる行きつけのバーのようだw


さて、ネタの感想へ。


まず、急遽参戦の馬鹿よ貴方はさん。
ファラオさんが「娘さんをください!」をやるという漫才。
とはいえ、普通に「~~をやってみたいんだけど」とか「~~できるか不安だから練習させて」なんて始まり方はしない。
だって馬鹿よ貴方はさんだもの。
いきなり正座するファラオさん。
このネタは終始いきなり始まる超展開。




えずれひろゆきさん。
神経質な男がネタ作りに苦悩するフリップ型1人コント。
謎の数式がじわじわ効いてくる。
神経質に気にする事はいろいろあるんだけど、特に細かいのがメール関連。
このネタを見てしばらくはメールを打つときになんかいろいろ思い出して気になっちゃうw




ホイップ坊やさん。
因縁の男を追って刑務所までやってきたホイップ坊やさん。
目的は刑務所に潜入すること!
なので当然無実の罪だ。
ところが。
その目的の男はもう出所済。
事実発覚後の哀愁がなんとも言えない。





チャールズ渡辺さん。
「神の水」に出会って会社を辞めようとするサラリーマン。
スーツが妙に似合ってて、「仕事がつらくてイっちゃった新入社員」な感じがすごいしっくり。
そうなんだよなあ。
マルチとか新興宗教とかの盲信系は、傍から見るととにかく面白い。
本人たちが真剣になればなるほど面白い。





朱杏さん。
クチコミサイトに依存する男にイラつくコント。
ここぞの高級レストランならともかく、日常の居酒屋レベルにああいうの使われるとムカつくのはわかるわ~。
ただこれはコント。
日常と違うのは、コンビニから何から何まで全部に口コミがある事。
需要はどこに?
あ、ここかw




きのさん。
野球部員が言われて傷つく一言。
基本的に「弱いね」か「モテないね」に集約されてしまうのだが…
男子高校生にとっては確かにどちらも重要な問題ではあるだろうね。
なんかこう…私みたいな文化系女子校女から見た「ザ・男子高生」て野球少年と近いのかもしれない。
ある種のファンタジーとあるあるネタの融合。
リアル体育会系男子はこれ見てどう思うのかしら。




五臓ろっぷヤハギさん。
野球続きだけど、こちらは「個別応援歌」の変なヤツをフリップネタに。
野球ってこんな愉快な文化があったの?!
応援の要素皆無というか、お笑い文化で言うところの「いじってる」としか言えないというか…
どうしてこうなったw
なんかこの日のプロットライブのせいで「一度野球を見てみたい」と思ってしまったわ。
(私は当然ルールもほとんどわかってない




とーごさん。
人間動物園。
どういう青春を送ってきた人なのか知らないが、とーごさんはリア充な若者に深い深い恨みがあるようで。
動物園に入れられてるのもそんなのばっかり。
一応客は家族連れを想定している感じ。
とーごさんは飼育員か園長かその手の何か。
ただ…子供にコレ見せていいのか?
教育に悪すぎないかw





龍勝さん。
昔話を孫に読んであげるお爺さん。
しかし孫はあんまり話を聞いてくれずに質問ばかり。
その質問の内容が子供らしくないw
さらに質問で話が止まる度、お爺さんは話を頭から読み直す。
妙に力の入った読み方もおかしい。





あれ、そういえばホワイトデー要素なかったな。
バレンタインの時にもバレンタイン要素なかったからまぁ当然だねw

ミイラ取りがミイラ@あさがやプロットダブル

リニューアルを控えたプロットダブル。
本家プロットライブやプロットバトルにしか出てこなかった芸人さんが一部参戦してきたりと、なかなかカオスな空間に。

さて、ネタの感想へ。




畑秀之さん。
お昼はカレーだったのに!
大事な話がいろいろあるはずなのに、それを差し置いてカレーだったのに!
何より訴えたい、お昼はカレーだったのに!
こんな彼氏や旦那は絶対嫌だなあ、と思いつつ、なんか可愛く思えてきちゃうのも事実。
芸人さんってだめんず演じさせると輝く人多いから本当危険だわ~(何が



コウタローさん。
漫画にツッコミシリーズ。
今回は番長の漫画。
こんな漫画が掲載されていた時代のジャンプっていいなあ。
今の時代じゃ有り得ない、ハイクオリティな絵なのに、ぶっ飛んだストーリー。
「細けぇ事はいいんだよ!」な世界観。
コウタローさんのバカでかいフリップだと余計にそのバカバカしさが際立つ。




テラシマシュウジさん。
今日は「もとゆう」!
もとゆうとは元勇者の略。
伝説の剣を持つことになった新勇者が剣を前に使った元勇者についてネチネチ剣を責める1人コント。
これ、人間相手に言ったらただただキモい台詞のオンパレード。
なのに剣相手になるだけでどうしてこうも面白いのか。
テラシマシュウジさんはキモい役をやらせると輝くなあ。



ジョニーさん。
魔王ガルヴァスのフリップネタ。
結局ジョニーさんが魔王ガルヴァスさんを演じているという理解でいいのか?
謎の多い人だ。
ダークフレアーがおかしなことになっていくという王道フリップ。
王道だからこそ他のおかしなことがいろいろ面白くなる。




ネタ工房かわださん。
妄想をキーにした絵のフリップ。
このネタでもポーカーフェイスの魅力は健在。
おかしなことを淡々という、というのはとってもスタンダードな笑いの1つ。
この道を突き進んでほしいわ。





ガヴァドンさん。
パパが新興宗教の教祖様をやっている少年の作文の朗読。
この子がいくつだw
こんな賢い子供嫌だw
つ~かこんなもん読ませたら先生が消されるんじゃあ…
いや、そもそもあのオレンジのアロハで学校行くんじゃないw
ツッコミどころしかない、いいコント。




マザーテラサワさん。
夢の国でビラ配り。
絶対テレビでできないであろうネタをまた楽しそうに…
そうよ、マザーさんはこの「逮捕エンドご乱心コント」こそが真骨頂!
このコントは「ご乱心」の面白さに加え、間がイイのも長所。
夢の国を舞台にしたネタだとわかるまでにたっぷり時間をとってあるからこその面白さ。





大喜利コーナー。
芸人さんがお題を考えて観客がお題を選ぶ、このコーナー。
芸人さんはできるだけ難しいお題を考えようとしがち。
これはもう芸人さんの性なのか、ベテラン芸人さんもはまる罠。
今回は日の丸じゃぱ男さんがガッツリこの罠にハマっていた。
なんせ自分で持ってきたお題に真剣に悩んでるんだから。
…答えを出すシミュレーションとかしてこないのねw
今回は初見の、かず美さんという芸人さんもなかなか私好みの良い回答。

さて、次からリニューアルを控えたプロットダブル。
曜日が変わるので、たぶん出演者も結構変わるだろう。
開場も変わるらしいが…
この空気感だけ変わりませんように。

不審者じゃないよ@オリーブゴールド

たまに来る「知らない芸人さんだらけのライブに行きたい症候群」発動。
で、初めて行ったマセキの事務所ライブ。


なんせ今回、見た事ある芸人さんはたった3組。
まずはこっちから。



ひぐま岬さん。
死亡フラグの探偵のコント。
刑事さんが「それ死ぬやつ」とか言うんじゃないw
探偵の衣装が見るからにシャーロックホームズ。
もはやカオス。
探偵の事件の解決法がオチなのだが、うん…
納得できるけどなんか嫌だw



ばんどーらさん。
言葉の感覚が面白い彼ららしいコント。
今回はゲシュタルト崩壊(誤用)って感じかな~。
結婚の許しを得ようと彼女の家を訪ねたが、父親が「関東のキャタピラ」という単語を連発するせいで会話が成立しない、というコント。
キャタピラってあの戦車の下についてるヤツか?
それとも全く別の何かか?
それすらわからないまま、オチまで直行。




ぷらんくしょんさん。
「壁ドン」をやってみよう!という漫才。
トリオである彼女たち、ボケとかツッコミとかいう役割分担はあまり意味がない。
全員が全員、自分のしたい話をするために他の誰かにツッコミを入れて話を斬ってるから。
その構成がいかにも「女の漫才」って感じで面白い。
ある意味、とってもリアルな女子校のノリとも言える。




ここから初見組。



浜村凡平さん。
コンビを解散してピン芸人化。
今回のネタは一応1人コント。
あまりにぶっ飛んだ世界観なので、リアリティとか追求してはいけないw
浜村さんの役は不老不死という事らしい。
SFなんかでありがちな「不老不死って実はおいしくなかったよ!」な話。
ただ、おいしくないどころの騒ぎではないw




バーニーズさん。
「気になる女の子がいるんだけど、どうしたらいい?」という恋愛相談系の漫才。
ところが、全然相談に乗ってもらえないw
その女はやめとけ!と演説が始まってしまう。
しかもその内容は偏見100%。
風が吹けば桶屋が儲かるレベルの強引さ。
論理のパーツ1つ1つはおかしくない。
なのに組みあがった作品は、どうしてこうなった。




ガクヅケさん。
老夫婦がおもちゃ屋のミニ四駆売り場でいろいろやらかすコント。
足元のおぼつかないお婆さんを一生懸命歩かせようとするお爺さん。
手拍子を打って、少し先から熱心に誘導する。
しかし。
お爺さんの目的は別にあったw
その目的のためならガンガンダメ出しするお爺さん。
お婆さん、逃げて逃げて~w





このライブ、「マセキ芸能社の事務所ライブ」ながら、マセキの芸人さんは3組という不思議な構成。
その「他」の芸人さんたちはマセキに所属したいフリーの芸人さんも多いようで。
結果、レギュラーじゃないのにここに出まくりな人もいるらしい。
なんだろう、この自慢にならない自慢をしている時特有のほのぼの感w



そして終演後、ひぐま岬さんの写真をゲット。
higuma.jpg
実はお話をしたことないのに直撃して写真をお願いしたという…
不審者じゃないよ、ね、こうしてブログに載ったでしょ?!
(誰に対しての言い訳だ

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プロフィール

朽葉

Author:朽葉
このページの管理者、朽葉。
とにかく生のステージが好き。
お笑いメインに、芝居、宝塚と西へ東へ。

朽葉姐さんとコンタクトを取りたい方はツイッターID「renrenren12」へ。
http://kutibakareha.blog117.fc2.com/blog-entry-479.htmlのみ、BBS目的にコメント欄公開中。

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