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2011-09

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ファントム(蘭バージョン

ついにファントムを見てきた。
いやあ、今回はどうにも気が進まなくて…
えりたんファンとしちゃ見ておくべきだとは思ったけど、そもそもビジュアルにorzとなり、スカステ映像でトップコンビの歌に頭を抱え、しかも大沢版見ているだけに、ヅカファントムの芝居としての作り自体に疑問を持つようになり。
それでもやっぱりえりたんの歌うキャリエールのあの名曲は一度聞いておきたかったから行ってきた。
んで感想。

じゅりあ可愛いよじゅりあ。
あの露出のない黒づくめの服装がかっこいいし、ビストロで着てる色味を抑えた落ち着いたドレスも大人っぽくて最高。
バレエレッスンの時のSっぷりも素敵。
いやあ、本当じゅりあは美人さんだわ…
つか顔といいプロポーションと言い、好みだわ~。
あの一見可愛い系の丸顔で、女王様な表情で、あのバリバリのダンスで、あのリアルなプロポーション。
男なら絶対メロメロになるでしょ。
プロローグの黒いドレスでバリバリ踊るじゅりあに釘付け、オペラでピンどり。
オディールみたいだね、あのじゅりあは。
あれだけ踊れるじゅりあがオディールやったらカッコイイだろうなぁ…ヅカじゃありえないが。

って、じゅりあ語りはほどほどに、えりたん話を。
キャリエールは、どうも共感が難しい役だ、どのバージョンで見ても。
「愛のない結婚をした、好きな人ができた、宗教上の理由(カトリック)で再婚できないから不倫して子供まで作った」
これだもん。
離婚できないほど敬虔なカトリックなら子作り以外でやるなよ、と。
モーセさんが言ったでしょ、汝姦淫するなかれ。
子供作っちゃった時点で破戒の自覚もって現実に生きるべきだったんじゃないの?
「私はカトリック」ってセリフで言ってるとこからして、国としてカトリック一択で離婚したら死刑とかいうんじゃないと推測する。
つまりこの役は誠実に真面目に悩めば悩むほどドツボにはまる役。
ある種の「ダメ男系」で作っちゃうべきなのかもしれないね。
その意味で樹里ちゃんとえりたんに比べ、ゆみこちゃんのキャリエールが微妙だったのも納得。
まぁゴチャゴチャ言っても銀橋で歌ってからのエリック射殺の流れは泣くよね。

そして作劇上の最大の問題点、カルロッタ&ショレ。
大沢版は芝居としちゃ素晴らしいが、カルロッタは準ヒロイン格の役になっていたし、ショレだって別格三番手ぐらいの役にはなっている。
ヅカヒエラルキーでは実現は難しい。
それは仕方ないとしたうえで、タキちゃんといちかちゃんではかなり違う演出になっていて面白い。
タキちゃんは「悪意に満ちたオバサン」、いちかちゃんは「ディズニーアニメの悪役」。
内面の描かれ方って意味ではどっちも浅いし、やってることは一緒だし、そもそもショレとの関係性も同じなんだが。
いちかちゃんは存在が非現実的だからw
そして外見がタキちゃんより可愛いからw
あくまで「記号としての悪役」にとどまっていて、それゆえ本格的な嫌悪感は起きない。
ま、それは芝居の出来としてはタキちゃんのほうが上だともいえるが。
そしてアニメ的なのは、みつるショレも同じ。
「しりに敷かれたオッサン」設定だけども、みつる自体がカッコイイから、「そういう設定」として見られる。
初演のあの専科様はちょ~っとリアルにショボくれたオッサンでね~…
それができるのも専科の芸なんだとは思うけども。
本当は「ちょっと自己中なだけの生身の人間カルロッタと、そんな小悪魔を愛してしまったショレ、バカップルながらも愛し合っていて歯車が狂っただけ」の大沢版が一番芝居としてはいいと思うけど。
でもヅカでやるなら、このいちかちゃんの「ディズニーアニメ的カルロッタ」が妥当かなと思う。
リアルに憎たらしいオバサンはヅカに要りませんw
そりゃタキちゃんの歌は上手いんだけどね、上手けりゃいいってもんでもないからなあ…
カルロッタ&ショレの芝居の方向性が二人ともアニメ的記号的で、芝居の相性良く見た目もいいからそれで少しごまかされる今回のいちかちゃん&みつるがヅカでできる演出としてはベストだろうと思う。

エリック&クリスティーヌはなぁ…
歌もアレだし、らんとむさんの少年ってどうなのよって話だし、うむむ。
エリックも実は「わがまま少年で、歌は天才的だけど恋愛においての独りよがりっぷりはヤヴァイレベルで、キャリエール以外とまともな対人関係もない、コミュ力が致命的に低い人」なわけで。
もちろんコミュ力低いのはエリックのせいじゃないが、つかキャリエールのせいだが。

エリックはクリスティーヌを好きになるけど、キャリエールは好きとか嫌いの次元じゃない。
キャリエールがいないとエリックは生きていけない、物理的な意味で。
怒っても泣いても脅しても突き放しても、エリックはキャリエールに再び頼らざるを得ないし、それをわかってるキャリエールはエリックを責めずに受け止める。
これってさ、中学生ぐらいの子供の親子関係そのものだよね。
エリックはもうだいぶいい歳のはずだがw
物理的自立が不可能なことが確定しちゃってるせいで、精神的自立の機会を失ってしまったエリック。
エリックのその境遇に罪悪感抱きすぎたせいエリックと向き合わずエリックをスポイルし続けるキャリエール。

そんな中、クリスティーヌもまた甘い。
「愛していれば大丈夫!」をマジに言っちゃう。
キャリエール、そこで若い子の非現実的な甘い考えを認めるなよ、と突っ込みつつ。
愛していたのに世間体に負けた、それを信仰のせいにして、罪悪感とともに生きてるキャリエールにはクリスティーヌがまぶしくて、反論できなかったんだろうとも思う。

本当キャリエールは駄目な大人だ。
不倫の挙句、愛した女ベラドーヴァを病ませ、その結果生まれた子供はハンデがあるから監禁、子供が殺人者になっても隠ぺい、最後は子に頼まれて子を射殺。
だけど、だからこそ、ダメな大人になってしまった私にはキャリエールの駄目さがリアルさにも見える。

キャリエールは「いつかあの子を見捨てないといけないこともわかっている」という。
親は子より先に死ぬから。
だけど、その「見捨てる時」を見たくなくて、子が殺人者になった時キャリエールは逃げた。
本当ならエリックが人を殺めた時点で「見捨てる時」だったはずなのに。

エリックが人を殺したのは、たぶんブケーが初めてだと思う。
キャリエールの動揺っぷりからして。
その時キャリエールは気づいたんだと思う。
罪悪感から自分がエリックと向き合わずに育てたから、エリックは歪んでしまったと。

エリックはエリックなりにクリスティーヌを愛してる。
けど、エリックの愛はほかの人間と共有できるものじゃない。
クリスティーヌはまだ幼くて、理解できない存在がいることも、理解がなければ愛は傷つく原因にしかならないこともわからない。
キャリエールだけがその未来を予見できたけど、キャリエールは罪悪感に縛られて動けない。
三竦みってやつだね。
もどかしいなあ。

というかさ。
あのラストなんなの?
なんでエリック生き返ってるの?
蛇足でしょ?
ヘビがムカデになるレベルの蛇足でしょ?
ありえない。
お披露目だからハッピーエンドっぽくしたかったとかいうんだったら、別の作品にしておけと。


それはそうと、フィナーレはよかったね。
なぜかピンクのえりたんとかw
トランペットが強くでるようにアレンジされたエリックの新曲、あれはカッコイイ。
フィナーレでもやっぱり、じゅりあ可愛いよじゅりあ。
いや、私えりたんファンだけど…
でもじゅりあ最高!
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小倉久寛・ダンス天国

口コミから情報入手、見てきた。
ジャンル的には苦手ジャンルだと思ったが…樹里ちゃんだし、すんなり入れた。
一時エンタの神様とか見てたけど、私はお笑いに関してはセンスがない。
漫才とかよく理解できてない。
(好きな芸人はと聞かれると困るw)

だけど、これは面白い!
特に「ちゃんと走れメロス」が最高。
やってることはベッタベタで、メロスの行動を変えられる台本を小倉さんとナレーター役が取り合ってそれぞれに都合のいい話を読み、それにメロスが翻弄されてる話。
小ネタが微妙にマニアックだったり、間がよかったりで笑えるけど、やってることはシンプル、単純。

そして樹里ちゃんの無駄遣いっぷりw
何の脈絡もなく出てきて、メロスの持ってた引き出物奪って消えていく樹里ちゃんの女神。
あの理不尽さは最高だ。

そしてダンス。
樹里ちゃんが若干「性別樹里咲穂」な方向に行きつつある気はするもののw
あれだけバリバリ踊ってかっこよければそれでいいよね。
小倉さんのダンスもすごい。
もちろん大技は若いダンサーの男の子がガッチリ補助してるけど、それでも補助に飛び込んでいくのだって結構勇気要るからね。
いいなあ、あの年齢であんだけ踊れるなんて。

コントだし、ノリで笑うものだから、長々とレビューするには向かない。
ただ言えるのはこんなに笑える二時間はそうそうないw

そして結局誘惑に負けてOGUちゃん人形を買ってしまう私だったw
ラケットケースに着けるからいいのw

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プロフィール

朽葉

Author:朽葉
このページの管理者、朽葉。
とにかく生のステージが好き。
お笑いメインに、芝居、宝塚と西へ東へ。

朽葉姐さんとコンタクトを取りたい方はツイッターID「renrenren12」へ。
http://kutibakareha.blog117.fc2.com/blog-entry-479.htmlのみ、BBS目的にコメント欄公開中。

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