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2011-03

ロミオとジュリエット

なんつ~か、鳴り物入りの公演って感じのロミジュリ。
ゆめかさんの研1ヒロインとか、トップ娘不在かよとか、ねえ…おまけに地震来るし。
基本的にゴシップはスルーで行きたいんだけど、今回は裁判沙汰でもあることなのであえてゆめかさんの一件に触れることにする。
いじめは許されない、そんなん当たり前だ。
だからってそこで役者生命が絶たれるべきなのか、とかはまた別に考えないとだめだろう。
田代まさしなんか何回復帰したよ(苦笑
ただ、今回の抜擢に関してはいろいろ失敗だった気がしてならない。
だって結果がゆめかさん休演&みみちゃん内定だもの(この記事書いてる時点では内定してた、なんせ地震のせいですぐに記事書けなかったのよ)

さて、やっとこさ本題に入る。
今回見て思ったことは、やっぱり宝塚の中核は恋愛でないとダメだな、と。
とってもシンプルなストーリーなのに飽きない。
さすがはザ・ラブストーリー。
組替え直後のまっつも溶け込んでたし、ちぎちゃんがなぜかかっこよく見えたし、ロミオ母もジュリエット母も、ジュリパパも実によかった。
特にジュリパパのヒロさんの芝居が深くてねえ…
コマちゃんの乳母もよかったね、ヒロさんにもコマちゃんにも、いろいろあっても生きなきゃならない大人の悲しさが出てたように思う。
役柄的にはジュリパパはジュリエットに「ひどい結婚」を家のために押し付ける人だし、乳母は最後の最後にジュリエットを裏切るセリフを吐く人だけれど。
それでも、そうせざるを得なかった理由はそれぞれが持っていて、そんな自分の人生が「ふつう」だと思っているからその「ふつう」から外れることが理解できなくて。

「何をしてでも生きなきゃならない悲しさ」が大人の悲しさなら、「大人の作った世界から逃げても逃げても逃れられない悲しさ」が子どもの悲しさ。
とおま君のティボルトやちぎちゃんマーキューシオの喧嘩っ早さも、「自分の信じるもの」が次々崩されてしまうまっつベンヴォーリオも。
もちろん好きな人と結ばれたかっただけのロミオとジュリエットもね。
世が世ならティボルトは運動部のキャプテンとかしてその後は熱血教師にでもなってたただろうし、マーキューシオはチョイ不良っぽいモテモテ男で芸能人、ベンヴォーリオは学級委員から推薦で結構すごい大学行って良きサラリーマン良き家庭人。
そんな人生が待っていただろうに。
憎しみがすべてを奪ってしまった。
母親たちはそのことに気づいていたようだけど、それは「母」だからだと思うんだよね。
父親よりもっと愛情が無条件なのが母親だから。
「戦わないことで負けになっても生きていてほしい」と素直に思うのは母親のほうだったってことなんだろう。

この物語ではみんな悲しんでいる、大人の悲しみと子どもの悲しみはあるけれど。
そしてなんとも恐ろしいことに、神父の悲しみは子どもの悲しみなんだね…見た目いいおやじなのに…
神父は神父なりに、よそ者なりに、この街をなんとかしたかった。
ロミオやその友達を大切に思っていたし、ロミオの恋を本気で応援してた。
だけど、出世街道にない神父って、そんなに世の中の汚い部分に慣れてないのかね…どこか考え方が性善説すぎるんだね。
実際には性善説だけじゃ通用しなくて、特に理由のない怒りも憎しみも、理不尽そのものな妬みや逆恨みも世の中には溢れてるんだけどさ。
正当な理由のない悪意に立ち向かうなら、もっと狡猾じゃないとつぶされちゃう。
けどその狡猾さが神父にはなかった。
……演じてるのがにわさんだから余計そう見えるんだろうな。
神父が結婚するのはマーキューシオかベンヴォーリオか、と楽しそうにロミオと話してるシーン、その愛情あふれる表情に結末を知ってる身としては胸が痛かったよ。

今回の特徴である「愛」の役と「死」の役。
綺麗だったけど、う~ん…私にはちと理解が難しかったかな~。
死のほうは神父の手紙がロミオにわたらぬよう邪魔したりいろいろしてたけどね。

争いをやめられない悲しさと、人を愛する喜びと、困難な恋こそ萌えちゃう若さと、どれも人の普遍的な要素で。
だから誰もが入り込めるわかりやすい物語。
どの役の立場で見ちゃうかで自分の老化加減がわかってしまうもろ刃の剣w
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お笑いメインに、芝居、宝塚と西へ東へ。

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