FC2ブログ

2010-10

麗しのサブリナ

デイヴィッドは私の見たかったえりたんじゃない。
サブリナという作品の良しあしを語る前に、そこが少し残念。
デイヴィッドと言う役は「明るく軽く女の子にモテて女の子大好きで、だけど最後は主人公に惚れた女を譲る役」というテンプレ二番手役。
愛短のとうこちゃん、CROSSROADの樹里ちゃん、他いろいろ。
えりたんはこの手の役は割と似合う方だけど、それを差し引いてもあまりのテンプレ役は萎える。
とはいってもデイヴィッドも好きだけど。
ただ劉邦様はもっと好きですw
結果、虞美人はサブリナの倍見てるという。

でもって本題。
ストーリーは有名すぎるから今回は特に書かない。
んでもって、まとぶさんのライナスは確かにいい男だった。
らんはなちゃんは随分頑張った。
えりたんも得意な役できらきらしてた。
けど、まぁ君以下若手の役がてけと~過ぎたし、みわっちさん…
お医者さんは可愛かったけど、なんというか通し役じゃないって微妙だね…

えりたんについては、「明るく軽く女の子大好き」な役は何度もやってるし、得意なんだけど。
ただえりたんはその明るさの裏を感じさせる人だと思ってるから、つい余計な妄想を掻き立てられたりもする。
デイヴィッドはサブリナの心変わりに気付く一瞬だけ、ものすごくシリアスな表情を見せる。
それでいろいろ考えてしまう。
デイヴィッドの「明るく軽く」は実はビジネスで兄にかなわないというコンプレックスの裏返しで、だから最初から勝負放棄しちゃったんじゃないか、とか。
勝負しないし、努力しない、責任も取らない。
でもなぜか誰からも愛されて助けてもらえる。
というか兄に対して張り合わず負けを認めていれば「駄目駄目次男坊」として兄も親も甘やかしてくれる。
だから女の子にモテるのがアイデンティティ。
そんな男が惚れた女まで兄に持ってかれたらどうなる?
その先にはさらなる放棄しかないんじゃないだろうか。
きっとデイヴィッドはエリザベスとの結婚もうまくはいかない。
今回はホイホイ離婚はできないだろうから、一応仮面夫婦はやるかもしれないけどね。
とてもじゃないが「サブリナとの恋愛を糧に一回り大きくなってビジネスにも真面目に取り組み幸せな家庭をエリザベスと築くデイヴィッド」なんか想像できないw
そんなわけでデイヴィッドの未来は暗そうだ。
ライナスはちゃんと家庭も築けそうなんだけどねえ。

ただサブリナはかなりいい演出だったかな。
らんはなちゃんの「少女」っぽさを良く生かして、少女の残酷さや少女の夢からの目覚めをよく描いていたと思う。
サブリナのデイヴィッドからライナスへの心変りは単純な心変わりじゃない。
サブリナにとってデイヴィッドは「手が届かないことに意味がある」存在。
手が届かないから、ドラマチックだし、なんとなく怖い感じのする「リアルな恋愛」と違って安全。
要するに芸能人に憧れてコンサートに通うだけの女の子が、生身の彼氏を作ったようなもの。
その疑似恋愛の相手がデイヴィッドになったのは、パパの教育が無茶苦茶影響している。
パパが「デイヴィッドは手が届かない」と教え込んでいたからこそデイヴィッドが素晴らしく思えちゃってたところが多分にあるわけで、ある意味パパは罪作り。
「使用人とおぼっちゃまの禁断の愛」で「手の届かないモテモテ王子様」で「二人の仲を邪魔する婚約者つき」で「パパの反対つき」と来ちゃ、もう女の子の琴線に触れまくり。
どんどん恋の炎が燃え上がっちゃう。
もし「手が届かない」と憧れを募らせていなけりゃ結婚離婚を繰り返すいい加減でチャラいボンボンなんてサブリナは鼻もひっかけなかったと思うよ。
しかもこの手の少女の疑似恋愛って実に残酷なもんで。
私も思春期の女の子にお目目きらきらさせて「デートみたい(はぁと」とか言われるタイプだからよくわかるけどw
生身の男と恋愛すればすぐ疑似恋愛のことなんか忘れちゃうか、「揺れ動くアタシ」に酔っちゃう。
疑似恋愛の相手がノンケの女性だったり芸能人ならいいけど、生身の男(ただしその少女に手を出せない立場の人間)だったりすると男の方がかわいそうなことに。
少女が目覚める時ってその時だけの魅力があふれまくるから、その疑似恋愛の夢が覚めるちょうどそのタイミングでよりによって男の方までなびいちゃう、と。
で、男がなびいた途端「やっぱりアナタよりリアルな恋がいいの」だもんな~w
そんな少女特有の行動を、らんはなちゃんはすごい説得力で演じてた。
まぁ年齢も年齢だし素も入ってるのかもしれないがw

そしてライナス。
どこでサブリナにマジになったのかイマイチ読めず、いろいろ腑に落ちないんだけどね。
でもまとぶさんの芝居は温かいから許せてしまう。
恋愛面で経験少なそうなわりにきちんとリード出来過ぎてたり、こんな都合のいい男いるか!wとは思うけどかっこいいから許すw

まっつは今回で花組から組替えに。
まぁいつものまっつだw
いちかちゃんとのコンビは可愛くて大好きだけどね~。
まぁ君だいもんみつるめおが通う高校ってどんなんだwとは思いつつ、友人ズは役としちゃどうしようもないが嫌いじゃない。
しかしまぁ君には色気を感じない…せとかずやの方が好きw
今回新人公演主演のせとかずや。
愛称もわからない程度の認識なんだけど、顔とか声は嫌いじゃない。
新人公演の挨拶には驚いたけど、素のせとかずやがどうであれ舞台が良ければ私はそれで良し。
トップになるとはあんまり思えないタイプだけど、色気駄々漏れ悪役専科になってほしい期待の新星。
目指せ、ふみかリュウ様系。
まりんさんは相変わらずコメディは安心して任せられるね。
コメディじゃないところでもっと実力を発揮してほしいと思うけど、でもコメディがすごく上手いのは事実。
今回はこれが正解。
じゅりあちゃんの役が小さかったのは少し不満だけど、エリザベスちゃんの配役はまぁあれで正解なんだろうな、とも思う。
王子の老貴族はよくやった。
あの雰囲気はさすがだね。


そしてショーの方は、なんというか…
あやねちゃんが好きだっただけになんとも辛い出来に見えた。
らんはなちゃんは頑張っているし、可愛い。
それは認めるんだけど、悪女っぷりはあやねちゃんにかなうわけがないし。
小悪魔ならいけるけど、小悪魔じゃ一人で大劇場の空気を埋めるのは難しい。
らんはなちゃんも嫌いじゃないし、かわいいとは思う。
だけどEXCITERやりすぎなんだよね。
あやねちゃんがつい最近までやっていたからつい比べちゃうし、あやねちゃんを意識して寂しくなるから、らんはなちゃんを厳しく評価してしまいがち。
連続EXCITERは本当失敗だなあ。
まぁ連続ラブシンフォニーよりはマシだけどね。

このショーでのえりたんの一番の見せ所はミュージカルの場面のMrSO。
おニューのかつらで気合充分、まりんさんとはぴったり息が合っている。
それはそうと、なんでMrYOUは前回チェンジボックス入ったはずなのに今回は元通りなのさw

総評:ショーはどうしようもないし、芝居は芝居でいろいろ問題はあるけど、見終わった後ハッピーだから許す。
らんはなちゃん、メランコリックジゴロ頑張れ…
スポンサーサイト



NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

朽葉

Author:朽葉
このページの管理者、朽葉。
とにかく生のステージが好き。
お笑いメインに、芝居、宝塚と西へ東へ。

朽葉姐さんとコンタクトを取りたい方はツイッターID「renrenren12」へ。
http://kutibakareha.blog117.fc2.com/blog-entry-479.htmlのみ、BBS目的にコメント欄公開中。

最近の記事

カテゴリー

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

最近のトラックバック