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2010-04

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激情(全国ツアー

カルメンのホセ主役版と言えばいいのかな?
私はオペラのカルメンも好きでCD持ってるけど。(ハバネラはかなり好き)
ねねちゃんカルメンはお花様カルメンより好きだ。
2chじゃ太った太った言われてるし、事実お肉は増えてるけど、カルメンなんだからこのぐらいはお肉ないと駄目だろう…情熱的なジプシー女で踊り子なんだからスレンダーじゃおかしい。
ボンキュッボンの肉感的な美女じゃないと。
確かにショーで男役にリフトされるにはもっとやせた方がいいんだけど、カルメンに関してはこれ以上痩せられても困る。
ただ、カルメンにはやっぱり感情移入が全くできない。
「軍隊と私どっちが大事なの?」、こんなセリフを吐く女だし。
それでいて自分は束縛されることを何より嫌うし。
初演でもそうだったんだけど、役者が変わって私も年を重ねてわかるようになるかと思ったけどやっぱりわかんなかった。
でも、ねねちゃんのカルメンはダブスタ言動の超自己中魔性の女、ってだけじゃない本心がどこかにありそうに見えるんだよね。
なにかにすごく飢えているカルメンだった。

ホセはね~…ちえちゃんだけのことはあって歌もダンスも合格点。
問題は芝居だなあ。
ホセもホセで共感しづらい役だから評価もしづらい。
ミカエラに対して見せる苦悩、捨ててしまった家族や婚約者への思い、そっちは共感できるのにねえ。
(ミカエラは聖女過ぎて共感しようがない)

今回よかったのはとよこ様。
ガルシアはおいといて(苦笑)
ストーリーテラーのメリメさんなんだけど、最後にホセがカルメンを殺すのを見ている時の苦悩の表情にときめいた。
舞台中央そっちのけでオペラでガン見。

ミカエラのせあらちゃんもよくやってたと思う。
綺麗だったし。

問題はともみん…
芝居が荒っぽい、男っぽさだけ突っ走っていて気持ちが見えてこなかった。
荒削りの良さってのもそりゃあるけど、もう男役10年でしょ?
ちょっとそれじゃあね…
ともみんはカッコイイし平均以上には踊れて背もあるんだから、芝居さえよくなれば言うことないのにねえ。
わたるさんの悪いとこと同じ欠点だ。
歌は目をつぶるよ、結構ヒドイけど。
エスカミリオという役は難しいのかねえ。
気を抜くと「キザる」ことしか残らなくなる役なのかも。

それと真風君。
レメンダートやらせるのはいい、番手とかそういうもの考えたらまぁ納得できないではない。
芝居冒頭の歌だけは他の人に振ろうよ。
あれは無理だから。
初演は樹里ちゃんだから、圧倒的な歌手ではないけど充分に歌える人だから。
組長あたりに歌わせときゃよかったのに。
その代わりに組長にホセ母の声?やらせないで初演通りに自由と抑制の歌を割り振ればよかったんだよ。

ガルシアに殺される天霧さんにときめいたのは秘密。


さて、ショー。
これは何はさておき、どいちゃんのホワイトライオン!
白いホットパンツにしっぽついてソバージュのカツラで悩殺!
もうね、萌え殺す気ですか、あなたは。
絶対オペラ見ながらにやついてたわ、私。
どいちゃん、超美脚、その上ボンバーな体型で胸もあって超セクシー。
ああ、私がどんどんエロオヤジ化していく…w
ホットパンツっていいねぇ~…ダルマよりエロイの。
クリックリの目でこっち見られたらもうね、降参。
終演後に「あんなかわいいといつかお嫁に言っちゃうんじゃないかと心配」と口走って母親に即突っ込まれたぐらいw
最後ハンターに追われてびっくりした顔して走り去るところとかもうね、鼻血出るかと思うかわいさ。
見事に骨抜きにされてしまった。
ああ、あのホワイトライオンの写真がほしい…いや、むしろ動画がほしい。
Ipodに入れて毎日電車でそればっかり見てニヤニヤと…ああ、変態だ、私w

それとともみんの番組で踊ってたの見て注目した南風里名ちゃん。
バリバリ踊っててステキ、ただやっぱり娘役としちゃ大きいね。

トマケトマケは客席から登場。
ステキ。
ただ初めてトマケを見た人はさぞや怖かったろうw

それから色とりどりのスーツで男役同士絡むシーン。
よりにもよってあかしのポジションに真風君入れるなよ…
あかしだよ、あのダンサーのあかしだよ、真風君かわいそうだって。

それとメインとわかっちゃいても全員同じ金色衣装でのボレロ総踊りは嫌い。
あの衣装男役っぽさも娘役っぽさも0でつまんない。
コンテンポラリーダンスも悪くないと思うけど、あんな総踊りであんな衣装でやることはないじゃん、と思う。

でも黒燕尾はいいねえ。
どいちゃんもキラキラつきでちょっと嬉しかった。
女豹のシーンのあの色っぽいドレスも好き。
ももさりもことちゃんもいないのは寂しいけど。
新場面のハンター2人の腕のまずさを嘆くシーンかわいくて最高。

やっぱり恋人にするならホワイトライオンがいいです、トマケトマケ。
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SIDE SHOW

実在する美女のシャム双生児をヒロインに据えた物語。
華やかな成功を夢見るデイジー(樹里ちゃん)、穏やかな家庭を夢見るヴァイオレット(かしちゃん)。
役者の力もあって、二人は双子なのに別人、まったく別の人格を持つ、体はつながっているのに。
二人は見世物小屋で暮らし、その歌の才能を見いだされて小屋を出る。
そして歌手としての成功と恋人を手に入れたと思ったのに、夢をかなえるその直前ではしごを外される。
シャム双生児だから、夢をかなえるチャンスを与えられた。
シャム双生児だから、夢はかなう直前で壊れた。
だけれど、二人はこれまでもこれからもシャム双生児。
チャンスがきた理由も、夢を壊された理由も、「シャム双生児だから」。
ラストシーンで二人には映画の話が来る。
タイトルは「フリークス」、日本語で「化け物たち」。
その瞬間特にデイジーがなんとも言えない表情をする。
そして次の瞬間、二人とも強いまなざしに変わる。
いいことも、悪いことも、全て原因は同じ。
だから、二人はシャム双生児であることを肯定する。
顔をあげて、強く客席をにらみつける。
「私を見なさい」と強く強く語りかけてくる。

作品の根っこにあるのは、持って生まれたものからは逃れられないというむごい現実。
そう望んで産まれたわけでなくても、そのせいでどれだけ苦しんでも、なにかを恨んでも。
だから前を向いて、全てを受け入れて歩いて行くしかない。
それができなければその先には発狂か自殺しか道がないから。
救いのない人生を、自分が選んだわけでもない苦難を、それでも肯定して生きて行く、生きて行かなけりゃならない。

それはどこまでも救いのない話で、だけど大なり小なり誰もが抱えている現実で。
ありとあらゆる「痛み」や「傷」は作品になっているけれど、「持って生まれたものからは逃れられない」という痛みは一番共有しやすいのじゃないだろうか。
親兄弟との関係、病気や障害を含めた心身の状態、人種、性別、国籍、宗教、家業、家柄、貧困、容姿、性格。
その全てに満足し感謝している人間なんて、きっといない。
だからこそ、この作品は共感しやすいと思う。

そして、この二人はエンジェルじゃない。
「人と違っているからって否定しないで」と叫んだのに、同じ口でオブラートに包んでだけど「黒人は恋愛対象にできない」と言ってしまう。
これが現実。
差別されたから差別しない聖人になれるわけじゃない。
いや、むしろ差別されたからこそ差別するんじゃないかとすら思う。
二人は白人のシャム双生児。
シャム双生児であることで差別されればされるほど「白人」であることにはプライドを持たなきゃバランスとれないんじゃないだろうか。
心の底から「差別しないで!」と叫んでいるのに自分が差別してしまう、弱さ。
それが悲しいほどリアル。

だけど、だからこそ、見終わった後には言葉にしがたいパワーをもらえる。
痛みを肯定し、弱さを責めないでくれるこの作品だから。

私は私の研究と職業柄「見世物小屋の中なら安全、幸せ」と「外の広い世界が見たい」という掛け合いには考えさせられるものがあった。
「安全な代わりいろいろ制限された狭い世界」と「自由な代わり守ってもらえない危険もある世界」、ハンディを持つ人にとってその選択はとても深い意味を持つ。
この選択は2010年の日本でもリアルタイムで直面するテーマ。
そして今も正解が私にもわからないテーマ。
だけど、この二人は外に出て正解だったんじゃないか、とそれは理由のない確信が持てる。
何年も学んでも考えても答えが出ないなら、きっと、それは「生きたいように生きるのが正解」なんだろうから。


作品のクオリティはここ最近でみた2つの宝塚とは段違いでw
まぁ役者も相当できる人揃ってるからねえ…
脚本の出来も相当違うけど。
樹里ちゃんもかしちゃんも芝居はできる人だし、他のキャストも豪華。
岡さんは私がミスサイゴンで一番印象残った(筧さんに会いに行ったはずなのに…)人だし。
大澄賢也があんなになんでもできる人だとは知らなかったがw(歌える、踊れる、ハッタリ系だけど芝居が出来る)
後はラダメス、じゃなかった伊礼君と元四季の下村さんがメインキャスト(当然歌も踊りもバッチリ)
ジュビリーの掃除夫の牧勢海ちゃんが何気にアンサンブルにいたりね。
楽曲もいいから大人数で歌うシーンの盛り上がりは最高。
迫力充分。

そして衣装が素晴らしいんだ、また。
ヒロインの双子の衣装がどれも超ステキ。
見世物小屋の楽屋で着てる素朴なワンピース、ショーシーンで着てる豪華なドレス、歌手になってからのプライベートで着てるツーピース、最後のウェディングドレス、どれもそれぞれいい。
一番を決めるなら…楽屋で着てる素朴なワンピだな。
次が「愛のトンネル」ってシーンで着てるグリーンのツーピース。
あの時代(1930年代)のトレンドを取り入れてるらしいんだけど、ジャズエイジより好きかも?

衣装と歌の素晴らしさのおかげもあって、見終わった後残るのは絶望ではなく希望。
パンドラの箱の底に残る希望でしかないけれど。
だからこそ、きっとその希望はなくしてはならないんだと思う。

ソルフェリーノの夜明け

3行でまとめよう。

戦争はむごいからみんな血まみれ。
ハマコちゃんステキ。
植爺は雪組に謝れ。

うん、話の内容が全然伝わらなかったね。
でも事実だし。

いやあ、もうね。
衣装がね、かなりの人数がね、ずっと血まみれなわけよ。
負傷兵はもちろん、ケガ治っても補給のない捕虜は血まみれ軍服だし、医者も看護婦もずっと血まみれ。
赤茶けたリアルな血糊。
それが延々続くとね、それだけでもう嫌になってくるんだよね。
気分が沈んでくるの。

役者はみんな頑張ってるのよ。
ストーリーが致命的に破たんしているわけでもない。
だけどこりゃどうしようもないわ。
見ててエネルギーもらえないの。
悲劇でも、バッドエンドでも、いいもの見た後にある感覚が今回何もないの。
このしばらく後に見たSIDE SHOWよりハッピーエンドなはずなのに、エネルギーをもらえたのはSIDE SHOWの方。

さて、それでも本当役者は頑張ってる。
ゆみこちゃんもハマコちゃんもさゆちゃんもこれがサヨナラだし。
ハマコちゃんの最後の「敬礼!」の一言のかっこよさったら。
ゆみこちゃんのサヨナラソングの切なさったら。
とおま君の熱さもステキだったし。

でもねでもね。
キムちゃんの役がただのおバカ将校であんまりだし、最後までトップコンビとも二番手ともまともに恋愛要素ないし、役は兵士とシスターと看護婦がほとんどだし、もうね。

それでも、にわにわさんの「ヘルディおじさん」はよかった。
ひげで顔が見えないけどw
戦争で果樹園も馬も全てを失ったのに、野戦病院に協力し、道案内を買って出る。
穏やかで真面目で優しい人なんだろうな、と思いたくなる表情。
「命の大切さ」が連呼されるこの作品で、「命だけ残った」ヘルディさんがいることの意味。
「命の大切さ」と「大切なものを奪われて生きる辛さ」。
簡単に序列つけていいもんじゃない。
それをヘルディさんから考えるのは深読みのしすぎかな。

でもね、宝塚は「トップコンビと2番手男役の中で恋愛模様がある」ことは必須だと思うから。
だから私はこの作品は駄目だと思う。
血だらけシーンの連続で気分が沈む以前の問題。
別に衣装が綺麗じゃなくてもヘビーなテーマでも宝塚だけど、恋愛がないのは宝塚じゃない。
それぐらいわかれよ、植爺。


さて、ショー。
これは面白いショーだった。
コンメディア・デッラルテというものがカルネヴァーレにはあり、それに組長やさゆちゃんやにわにわさんが扮して狂言回しになる。
これが面白い。
上手い人で固めてあるからね。
他のジェンヌはいろんな場面を演じる。
コミカルな場面あり仮面舞踏会あり黒燕尾ありミズさんの女装ありの豪華なショー。
ガチンコのミズさんとゆみこちゃんのじゃんけん勝負も楽しい。
久しぶりに軽い歌い方するハマコちゃんを見て、こっちの方が好きだなあと思ったり。
オススメは楽隊のシーン。
ガチンコじゃんけんも面白いしw楽器持ってのダンスも華やかだし、後ろでデッラルテが小芝居してるのも楽しいし。

しかし…
自分の贔屓のリーゼントが一回も見られない公演ってのもなあ…
芝居はしょうがないけど、ショーでずっとパンタローネで黒燕尾にすら出てないのは少し悲しかったり。

85期もだんだん減っていて、寂しいなあ。
思い入れのある期になっているので、もう辞めないでほしい。
それが無理なのわかってるけどさ。

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プロフィール

朽葉

Author:朽葉
このページの管理者、朽葉。
とにかく生のステージが好き。
お笑いメインに、芝居、宝塚と西へ東へ。

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