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2009-04

終わったから毒舌行くぞ~@星組

今回の公演、いろいろと許せない演出があったのでそれについて愚痴ることにする。
公演中は入り込むためにできるだけ嫌なところは見ないようにしてたけど、もう終わっちゃったもんね。
自分で書いてて「終わっちゃったもんね」の一言がさみしいのは内緒。

一番許せないセリフ。
それはジョイがエリジアンホールのレニーを尋ねる場面。
「何の権利があって俺とルルの仲を邪魔をする?」
ハァ?
そりゃあルルがムッシュアンダーソンの女だから邪魔するんでしょうよ。
当たり前。
だいたいさあ、その直前の場面じゃバンドの失業に怒ってたはずじゃなかった?
いつの間に恋愛の話になったわけ?
というか自分の恋愛が原因で仲間を失業させてるってのに仲間の話を放置して自分の恋愛の話?
いくらなんでも自己中すぎるだろうよ。
「ガキの頃からの仲間」に対する仕打ちには見えないんだけど。
ってゆ~かルルとの仲が原因で仲間を失業させたんだと気付いたんなら、レニーに文句言う前に仲間に謝るべきなんじゃないの?
仲間はなんでいきなりバンドの仕事がなくなったのか全くわかってないわけで。
ゲイブなんて子ども生まれるってんで早朝から働いてるわけで、そんな状況の仲間がいるのに恋愛>仕事ってのがあまりにありえない。
ウエダケイコの人生観自体恋愛>仕事なんじゃないかと邪推したくなるよ。
よくいるじゃん、彼氏ができると友達との予定はドタキャンしたり仕事がいい加減になる女の子。
私は個人的にはそういうタイプ嫌いだけど、ケイコさんはそういうタイプなんだろうなあと邪推。

このシーンの不愉快演出はこれひとつにとどまらない。
レニーに馬鹿にされた後、ルル登場。
そんでもってルルには「私はムッシュアンダーソンの女よ」とバッサリやられるわけだ。
ここのルルの反応は納得。
そりゃあこうするだろう。
誰だって予想がつくよ、ジョイ以外。
ここでジョイが本気で傷ついた顔して走り去るのがダメ。
こうなることは予想がつくじゃん。
「ムッシュよりあなたがいいわ」なんて口が裂けても言うわけないでしょ。
万が一ルルがそんなこと口走ったらジョイ、あんたの命が危ないよ。
このシーンでのジョイが馬鹿に見えるのが嫌。
そもそも「ルルとの仲を邪魔するな」ってセリフからして相当馬鹿っぽいんだけど、ルル登場後はそれに輪をかけて馬鹿に見える。
主役が馬鹿に見えるって最悪だよね。
馬鹿って描きようによっては可愛いけど、馬鹿がかっこいいってことは100%ないもん。
レニーなら馬鹿でかわいいね、もありだけどジョイにそれはない。

そう、レニーはレニーで大問題。
ちえちゃんは次期主演男役だよ?
そのちえちゃんにやらせる役じゃないでしょ。
座付きの演出家なら劇団の今後に配慮したあてがきぐらいできなきゃ話にならない。
そういう意味でねねちゃんの扱いもとんでもない。
時期主演コンビが芝居中で絡むシーン(今あるのはからんでるうちに入らないと思う)の一つや二つ書けないようじゃ座付き失格。
しいちゃんのムッシュの人間性がいまいち読めないとかしみこちゃんのバディがつかめないしどころのない役なのもいい加減どうかと思うけど、それ以上に次期コンビの扱いがどうしようもない。
ともみんとまりもちゃんが好きなのはわかったからさあ。
演出家の好き嫌いが見ている人間にはっきりわかっちゃうってプロの仕事としちゃありえないから。

レニーの問題は役が次期主演の役じゃないってだけにとどまらない。
レニーの「見せ場」がわざとらし過ぎる。
最初の意味もなく踊る場面は百歩譲って許すとしよう。
でもその次の歌は何?
なんの意味も前触れもなくいきなり出てきて歌って踊る。
ミュージカルの悪いお手本そのものだよね。

意味もなく歌うと言えばゲイブが射殺される直前のシーン。
レニーが帰ってきてルルと二人で歌うまではいい。
でもなんでその後ジョイが出てきて三人で歌ってるの?
ジョイは今ゲイブのことで大変なんじゃないの?
このシーンの時系列とか意味とかどうなってるの?
レニーとルルのシーンにジョイが入ってくる意味もわからないし、現実にはありえないシチュエーション。
そのせいかとうこちゃんの歌う表情もいまいち定まらない気がする。
王家に捧ぐ歌とか見て何となくやってみたいと思って無理やり入れちゃったんじゃないの?

無理やり入れちゃったと言えば、ケイコさんの脚本は「言わせたいセリフ」が透けて見えるのが気に入らない。
今回で言うなら「電車に乗り間違えて云々」。
それが言わせたくて無理やり場面を構成してるのがわかるのが腹が立つ。
もちろん言わせたいセリフから創作していくスタイルもありだ。
でもそれをやるなら「言わせたいセリフ」が浮かないようにするだけのスキルがいるわけで。
ケイコさんにはそのスキルはないね。

だいたいさあ、舞台機構が全然使いこなせてないよね。
銀橋ぐらいしか使えてないし、その銀橋のシーンも無意味だったり唐突だったり。
ストーリーヴィル閉鎖の後のしいちゃんの歌も全く唐突で意味が分からないし。
しいちゃんに見せ場がほとんどないし舞台転換の時間が欲しいから付け足したようにしか見えない。
舞台機構の使い方に関してはさいとー君のところにでも弟子入りしてきてほしいもんだ。
エルアルコンだってストーリー上の意味もなくせりあがったり盆が回ったりしてるけど、そのおかげでジェンヌがかっこよく見えてたから全然OKなわけで。
今回は舞台機構を使ってないうえたまに使えば無意味で全然かっこよくないからどうしようもない。

舞台の使い方と言えば、ルルとジョイの芝居がほとんど舞台最奥の高いところでやられるのも気にいらない。
見づらいよ、とにかく。
一番大事な芝居が見えないってありえないから。
しかもこれさあ、ハリウッドラバーのほぼ焼き直しな舞台の使い方なんでしょ?
ハリラバは見たら怒りに震えるのが予想付くから絶対見ないけど。

怒りポイントはまだある。
ルルの「キスして」。
これはセリフに問題があるんじゃなくシチュエーションがとんでもない。
このセリフの直前ルルは咳こんで「死ぬのが怖い」と言うわけで。
その直後にキス?
病気がうつるよ。
別に抱きしめてでもいいじゃん。
もうちょっと配慮が欲しい。

それと細部のいい加減さも嫌。
牧師とシスターは同居しません。
あの教会はカトリックなわけ?プロテスタントなわけ?
堕天使の涙でも感じたことだけど、ケイコさんキリスト教がよくわかってない割にモチーフに使いたがるよね。
よくわからないなら調べるなりせめて詳しい人に聞くなりできないの?
その点児玉っちはとうこちゃんに駄目だしされた、って素直に認めてるもんね。
児玉っちだって盗作女王で黒歴史作ったりしてるダメ作家だけど、そういう素直なところはいい。
ケイコさんにはそういう人の意見を素直に受け入れる人間性すらないように見えるんだよね、憶測だけど。
他にも最後のチャリティーコンサートのシーン。
バディは名前呼んでもらえるのにオリバーとマーティンは「みんな」。
みんな?!
二人しかいないのに?(ゲイブ死亡、ピートは家族として扱われてる)
二人しかいないんだから名前呼んでやりなよ。
時間が押していろいろ削ったらしいからそれで削られたのかもしれないけど、それにしてもひどい。
時間のせいで削られたエピソードとしては、メイのエピソードもあるらしい。
メイは出産で命を落とすらしいのだが、その話がまるっと削られている。
それでいてチャリティーコンサートの場面でゲイブジュニアを紹介するのがセリーなもんだからすごい違和感。

私はもともとウエダケイコ作品には感性が合わないんだと思ってる。
ラストパーティーは見ていて顎が落ちるというかつまらなくて眠くなるというかだったし、堕天使の涙は駄作以外の何物でもないと思ってる。
プチジャルダンは奇跡的にいいけどあれはそもそも大劇場じゃないし。
パラダイスプリンスは見ていて不快感はなかったけど2回しか見てないしハッピーなストーリーだからアラが意識に残りにくい。
シリアス作品を書くならやっぱりそれなりの技術は必要だよ。
私はシークレットハンター大好きだけどあれはシリアス要素の少ないハッピーなストーリーだから話のアラもご都合主義も気にならないだけ。
ケイコさんもプチジャルダンやパラプリ的なハッピーストーリーにしとけば大当たりはしないものの大外れはしなかっただろうに。
人種差別だなんだと大きなテーマを入れ過ぎ。
キムシンから悪い影響だけ受けてきたんじゃないの?
今回の作品はとうこちゃんラストだってのに本当に見れば見るほど不快感の募る作品で困った。
本当にケイコさんのことは恨むぞ。


は~王様の耳はロバの耳。
いろいろ書き殴ってスッキリ。
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安蘭けいラストデイ

ついにこの日が来てしまった…
昨日は安蘭けいラストデイ。
入り出には参加したし、おとといは前楽も見たよ。

入りはまっ白い格好、のはず。
はず、としか書けないのは顔しか記憶にないから。
夢中で夢中で、顔と黒いタイしか記憶にない。
そして清々しい顔。
退団者がみんなする、一番綺麗な顔。
大きな白い花のアーチをくぐって、とうこちゃんの愛した組子に迎えられて、入りは終わった。

出は黒い紋付に緑の袴。
宝ジェンヌの正装。
花はまっ白い蘭。
夢中できっと何か叫んだと思うんだけど、記憶にない。
覚えているのはただただ綺麗だったとうこちゃんの顔。

前楽は泣いた。
ムラでは泣かなかったんだけど。
それはやっぱりまだ東京があると心のどこかで思っていたからかもしれない。
特にサヨナラショーがやばかった。
最初の五右衛門様で既に涙腺決壊。
「絶景かな」でもう泣いてた。
いや、だって。
私五右衛門様の時にはすでにとうこファンだったんだよ。
初演のエリザベートのビデオの少年ルドルフ見てファンになって。
生でのとうこちゃん初見が浅茅が宿だもの。
その時に初めてとうこちゃんの出も見た。
あれから何年たった?
雪組のとうこちゃんのファンになって、三兄弟時代を経て、それから星組に組替えして二番手になってトップになって。
いつの間にか星組に雪組以上に詳しくなってしまうほどの時間がたった。
数馬からジョイまで、見られなかった公演もあるけど映像も含めたら全部見てきた。

サヨナラショーの曲、みんな知ってるよ。
生で見た曲ばっかり。
CDでも何回も何回も聞いてるよ。
それでも「サヨナラショー」、それも東京のサヨナラショーは特別なんだ。
男役安蘭けいにはもう会えなくなる。
とうこちゃんが女優になっても大好きだよ。
けど、私が好きになった男役のとうこちゃんはこれで「ラスト」。
そのことが悲しい。
寂しい。
宝塚には宝塚にしかないものがあまりにもたくさんある。
男役も、組制度も、上級生下級生も、緑の袴も。
それらにはサヨナラしなきゃいけない。
とうこちゃんもそれはわかってる。
わかっていて、それでも笑ってる。
退団者にしかできない清々しい笑顔で。

サヨナラショーのグラパン、きっととうこちゃんはファンに泣くだけじゃなく笑って、歌詞にあるように「笑顔でさよなら」して欲しくて入れたんだ。
とうこちゃんは根っからのエンターティナーだもの。
でもそれがわかるから、余計に涙が出る。
グラパンがせりあがってきた瞬間、泣き笑い。
笑ってるのに、涙が止まらない。

とうこちゃん、大好きだよ。
歌も芝居もダンスも生き方も。
スカピンでは作曲家にインスピレーションを与えたほど、豊かな声でうたうとうこちゃん。
傷ついた心を表現すると本当に見ている方も心が痛くなる芝居をするとうこちゃん。
ダンスの決めポーズは指先まで決まっているとうこちゃん。
自分のアイデンティティに誇りを持って、たとえ叩かれるリスクがあってもそれに屈しないで自分を貫いたとうこちゃん。

最後はこのセリフで締めくくろう。

「こんなに愛した男役はいない。これからもきっと。」

星組千秋楽

星組千秋楽に行って来た。
もちろんチケットなんかない。
入り出だけの参加。

まずはこれを言わなきゃ。
とうこちゃん、あすかちゃん、きんさん、ますみさん、しいちゃん、かつきさん、しみこちゃん、エレナ様、かずき君、えりちゃん、お疲れ様。

ちえちゃん、ねねちゃん、おめでとう。
これからの星組は任せたよ。
絶対見に行くからね。

とうこちゃんのことはそれだけで単独記事書くからここでは割愛。
それ以外の退団者のことについて書く。

えりちゃん。
さくらの雛人形のシーン、あそこのソロが本当に大好きだった。
小天狗の映像を初めて見た時にはびっくりしたなあ。
あれからすごく成長したね。
最後のナウオンステージで紅君との同期愛を見て、こっちまで泣きそうになったよ。

かずき君。
アビヤントのポタージュのシーンが大好きだった。
あんなにかっこよかったのに、今回まで気づいてなくてごめん。

しみこちゃん。
愛短のウメちゃんのマネージャーで恋人の役、大好きだった。
見ていてすごく切なかった。
映像でしか見てないけど、新人公演のあかしとの芝居も伸び伸びしていて好きだったよ。

エレナ様。
グラマーなエレナ様の体型を見て、いつもあんな風になりたいな、って思ってた。
エルアルコン、クイーンエリザベスもはまり役だったけど女海賊もかっこよかったよ。
アビヤントのエスプリブリーズもすごく可愛かった。
歌劇の絵と文のイラストも個性的だったね。
それなのに素顔のエレナ様は本当に上品で美人で…
エレナ様みたいな女性になりたいと心から思うよ。

かつきさん
アビヤントのパピヨン、大人っぽくてすごく素敵だった。
パワーのある星娘、どんな役でも輝いて見せるところも好き。

しいちゃん
しいちゃんの太陽の笑顔が大好きだったよ。
でもそれだけじゃないんだよね。
録画してまだ見てないけど、フェットアンペリアルもすごく楽しみ。
楽の出でカードに言った「一緒だよ」かっこよかったな~。

ますみさん
最後の芝居とショーで歌のソロもらえてよかったね。
あんないい声してるならスカステの涙のでる歌にも出てほしかったな~。
酒場の親父さん、いいおじさまだったよ。

きんさん
エキセントリックな役がよく似合うきんさん。
それでいて酒場のおかみさんも似合ってた。
でもね、一番好きなのはエルアルコンの女海賊。
勝手にギルダの小さい頃から使えてた半分育ての親みたいなキャラに違いないと妄想してたよ。
ギルダへの愛情があふれてて大好きだった。

あすかちゃん
初めてあすかちゃんを見たのはクロスロードのヘレナ。
あの時あすかちゃんは本当に下級生だったんだよね。
あれから花組行って、専科に行って、星組へ。
とうこちゃんの相手役があすかちゃんで本当によかった。
あすかちゃんの一番好きな役を考えて、すごく迷ったよ。
ヘレナもだけど、ラエスペランサのフラスキータも、マラケシュのイベットもシンデレラもコンチータもジェニファーもギルダもマルグリットもロザリーも大好き。
でも一番を考えたら…私の一番はリビイだった。
気が強い女の子がすごくすごく可愛く見えるのがあすかちゃんの魅力だと思う。
いたずらっぽく笑う笑顔がとても似合うところも。
あすかちゃん、とうこちゃんの相手役でいてくれてありがとう。
でもね、もしあすかちゃんがとうこちゃんの相手役じゃなくてもあすかちゃんのこと、大好きだよ。
LA DONNAのエッセイを見て、あすかちゃんの感性がすごく素敵だと思った。
あすかちゃん、たくさんの素敵な役をありがとう。

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プロフィール

朽葉

Author:朽葉
このページの管理者、朽葉。
とにかく生のステージが好き。
お笑いメインに、芝居、宝塚と西へ東へ。

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